トレッキング初心者が始めちゃったブログ

【ここだけの話】『トレッキング初心者が始めちゃったブログ』 と、タイトル設定したけど、今のところ主な活動は、「山登り」、「山歩き」、要は登山ですね。これが実に楽しい。タイトル下にも書いたけど、本当に不思議なくらいにこの世界に引き込まれていく自分が突然として顔を見せた。自分はいい年齢(トシ)なので、余り危険なことをする気はないけど、若いうちにこの世界を知っていれば、もしかしたら冒険心みたいな気持ちに灯がともってしまったかもしれない。この「山の世界」、かなりお勧めである。

2011年11月27日日曜日

漫画「岳」

知人から「岳」(ガクと読む)という山登りをテーマにした漫画を借りてきた。この漫画は、今年、小栗旬や長澤まさみらが出演する映画にもなったので、知っている人は多いことだろう。

世界の巨峰を渡り歩き、今は北アルプスでボランティアの山岳救助をしている主人公・島崎三歩。彼はとにかく山が大好き、そして山に訪れる人たちも大好き。救助した遭難者に対しても別れ際に笑顔で「また来いよー!」と、超明るく人なつっこいキャラだ。この漫画、ストーリー的には山を通じての人と人との係わり合いを描いているのだが、胸がジーンと熱くなるシーンが多数あった。山好きにかかわらず、正直必見。

いつかは自分も「岳」の舞台の北アルプス、特に穂高岳に登ってみたいもの。ただし、冬はだめだね。「岳」の中でも遭難者の多くは冬山だけど、冬山の魅力とは何なのかな?やはり困難に立ち向かい、それを乗り越えたときの達成感かな?山初心者の自分には、全くといっていいほど理解できない。なので、まずは奥多摩。初心者のおやじだし、甘んじて「ヘタレ」の称号を受け入れよう。


岳15巻
「岳」15巻。知人の落石事故のショックから乗り越える
ため、再び海外の危険な山に挑む決意をする三歩

2011年11月14日月曜日

『馬頭刈山』変化に富んだ名コース

馬頭刈山山頂
馬頭刈山山頂。ベンチが2~3個あるだけの地味な山頂。 

今回歩いてきたのは、馬頭刈山(まずかりやま)。
コースは、JR武蔵五日市駅から千足バス停で降りてスタートし、軍道バス停まで4時間あまり歩いて、そこからバスで同じ武蔵五日市駅に戻ってくるというもの。コースガイド本を見る限り、トレッキングはこのように登り口までバスで移動することが多いみたい。まあ、当たり前といえば当たり前か。

沢蟹
沢沿いの道には沢蟹くんがこんにちは
そしてこのコース、登山口に入ってからは、しばらく沢沿いに歩くんだけど、たまの沢沿いはやっぱり良い。水辺は視覚的に綺麗だし、せせらぎも聞こえてくるので、これらが心理的に良い効果をもたらしているのかな。なんていうか、都会で溜まったストレスがスーっと抜けていき、坂を登っているはずなのに体が軽くなるような錯覚さえ覚えた。心が洗われるって、このことかな。

ただし、その後は延々と続く急勾配。これまでのトレッキングでは楽なコースばかり歩いていたので、今回初めて上り坂のきつさを体感。ただ歩いているだけなのに勾配がきつくなると、やっぱり足に来るものだ。そうそう、この感覚は昔感じたことがある。小学生の遠足だったかな?
しかも、途中には下を見るのも恐いと感じるところもあって、正直足が震えた。家内は知っているけど実は自分、高所恐怖症。情けない...。

登りきった先には、50mもあろうと思われる断崖絶壁があり(もちろん普通の登山者はここを登る必要はないんだけど)、勇敢なロッククライマー達がここを楽しそうに登っているではないか。信じられませ~ん...。

でも、このコース、登り切ってしまうと尾根道が続いて比較的楽チンだった。馬頭刈山山頂なんかは、尾根の一部とでもいうか山頂のマークがなければ気づかずに通り過ぎてしまいそうなくらい地味な雰囲気の山頂。下りは例によって膝がガクガクくるほど一気に降りて行ったけど、どこの山でもこうなのかな?少なくともこれまでの奥多摩方面の山は、皆そうだったはず。

天狗滝

つづら岩クライマー
登りの途中にある天狗滝とつづら岩のクライマー達。恐っ!

今日の総行程は、距離8.5km、出発地点標高306m、最高標高910m(つづら岩下過ぎの尾根途中)、最低標高243m、移動平均速度2km/h、移動時間4h33m(recorded by garmin)。

JR武蔵五日市駅
この日のコース、出発もゴール地点もここ。

馬頭刈山コース
スタートから1時間半、標高差600mを登りっぱなし。頂上付近は特にキツっ!  

2011年11月12日土曜日

レインウェア購入

昨日、ようやくレインウェアを買った。
「ようやく」というのは、レインウェアはザック、ブーツに並んで、山登りの三種の神器のひとつと言われているそうで、本当はトレッキングを始める時に最初に準備しておくべきものらしい。
でも、自分的には、山に出かけるときは天気の良い日を第一順位にスケジューリングしているし、出かける山もそれほど標高が高くないので突然天候が変化することもあまりないだろうと思って、購入を後回しにしていたんだけど、季節もだんだん寒い季節になってきたし、そんな中で雨に打たれるのも嫌なので、とうとう購入に踏み切ったという訳。

購入したレインウェアは、マーモットの「ゴアテックス レインスーツ」。上下合わせて約4万円。意外に高価。これは製品名のとおりゴアテックス素材を使用しているかららしいのだが、お店のスタッフさんが言うには、やはりゴアテックスは防水、防風、透湿性に優れているので、どうせ買うのならゴアがお勧めとの説明。本当だろうか?
まあ、疑っても始まらないので、言われるがまま購入しちゃった。何せ初心者なので。それにしてもゴアテックスって何でこんなに高いんだろう。
でもこれで突然の雨にも負けずに山歩きができるかな。そうはいっても、雨は嫌なので、使わないのに越したことはないけどね...。

明日も天気が良さそうなので、山に行ってきます。もちろん、購入したばかりのレインウェアをザックに詰めて。そして、いつもの奥多摩へ。


マーモット ゴアテックス レインスーツ
ゴア製品は品質保持のため普段は携帯用
袋から出して保存するのが正解。へ~!?

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2011年11月6日日曜日

『三頭山』 感動、初の富士山眺望

「頭を雲の上に出し、四方の山を見下ろして・・・」思わず口ずさんでしまう

昨日は計画どおり奥多摩方面の三頭山(みとうさん)に行ってきた。電車だとJR五日市線の終点、武蔵五日市駅から、さらに都民の森行きのバスに1時間以上もかかってしまうので、ならば自家用車で行こうと思い、初めて車でのトレッキング地へのアクセスを選択。でも、朝6時に出たのに中央道はバリバリの渋滞で最初から計画は崩壊。やっぱり車での移動は考えものだな。

ところで、この山はその名のとおり頂上が三か所あり、駐車場のある都民の森からはゆっくり歩いて約2時間ほどで東峰、中央峰、そして西峰に登頂することができて、特に西峰は、富士山をばっちりと望むことができ最高の景色だった。いままで3回のトレッキングに行ったけど、ようやく、そう、ようやく富士を眺望することができて、本当に最高の気分だった。何だろう、富士山って日本人の心をくすぐるとでもいうか、思わず合唱したくなるような気分になるもんだな。自分、やっぱり年齢(とし)を取ったな!?



最初に到達した東峰と、昼食休憩では昨日そろえたワンバーナーが大活躍
それと、この時期、いよいよ山が色づき始め、見た目にもこれまでと違った雰囲気を楽しみながら山歩きを楽しむことができた。行く山によって景色が違うのは当たり前だけど、同じ山でも四季の移り変わりや天候の違いなどによっていろんな顔を見せるんだろうな、山って。
ただ今回は、不覚にも途中で地図を落としてしまって、しかも運悪く予定コースを外れてしまったので、予定の4時間よりも2時間くらい多く歩いてしまった。かみさんなんかはヘロヘロになってしまい、帰り道は終始無言。まあ、これも勉強のうちですかね?なんて、これでも反省してます...。

 コースにも紅葉が、そして足元は落ち葉の絨毯がふかふか


今日の総行程は、距離13.0km、出発地点標高871m、最高標高1531m(三頭山中央峰)、最低標高733m、移動平均速度2km/h、移動時間6h17m(recorded by garmin)。

コースアウトしたせいで最後に3km余計に登ってしまった  

2011年11月4日金曜日

山頂でココアを飲もう-ガスバーナー購入-

明日、山に行きます。もちろん(と言うのもおかしいけど)今回も奥多摩方面の軽めのトレッキングですが。今回、初めての試みとして、山頂でお湯を沸かしてココアを飲もうと思う。そのために今日、バーナーやコッフェルなど必要なグッズ一式を買ってきた。費用はおおよそ一万円也。それなりの出費だけど山でお湯を沸かす行為自体に憧れがあったので、まあ必要経費かな。

なかでもバーナーは、今回購入したガスバーナーにするかホワイトガソリンのそれにするのか、ずいぶんと迷った。ウェブで調べたり、アウトドア専門店のスタッフさんに相談したりして、結局ガスバーナーにしたんだけど、ガスに決めた一番の理由は、なんといっても使い方が簡単なこと。今日、試してみたけど、専用のガスカートリッジにセットしてカチッと点火するだけなんだ。なんとも楽チンだな。
それと、実のところ自分的にはMSRやSOTOとかのホワイトガソリン用の分離型バーナーのほうがデザイン的に好きだったし、ポンピングやプレヒートも苦にはならないと思っていたんだけど、参考にした皆さん(Web等)の評価が最近はガスにやや軍配が上がっていることも大きな理由。ガス式は最近急速に進化しているようだな。自分も進化に対応せねば。

イワタニプリムス153ウルトラバーナー
左がガスバーナー本体(の箱...)。重さはたったの110g。軽い!