トレッキング初心者が始めちゃったブログ

【ここだけの話】『トレッキング初心者が始めちゃったブログ』 と、タイトル設定したけど、今のところ主な活動は、「山登り」、「山歩き」、要は登山ですね。これが実に楽しい。タイトル下にも書いたけど、本当に不思議なくらいにこの世界に引き込まれていく自分が突然として顔を見せた。自分はいい年齢(トシ)なので、余り危険なことをする気はないけど、若いうちにこの世界を知っていれば、もしかしたら冒険心みたいな気持ちに灯がともってしまったかもしれない。この「山の世界」、かなりお勧めである。

2012年3月26日月曜日

山野井孝有「いのち五分五分」

今読んでいる、山野井孝有の「いのち五分五分」という本。山野井と聞いてピンとくる人も多いだろう。そう、あの世界的登山家、山野井泰史の父上殿の著書である。
自分自身、これまで山野井泰史の名前こそ聞いたことはあったが、それほど強く注目をしたこともなかった。まさに「聞いたことはある」程度。
でも、その有名登山家の家族が書いたというこの本をたまたま図書館で見つけ、少し興味が湧いたので借りてみることとした。

山野井泰史というこの男、中学3年生のときに登山家になると家族に宣言してから、真直ぐに登山家への道を突っ走ってきた。途中、何度も大怪我をしたらしく、極めつけは2002年にヒマラヤ・ギャチュンカンで遭難し、そして奇跡の生還を果たしたが、凍傷で両手の薬指と小指、そして右足のすべての指を失った。想像しただけで自分も痛くなる。
泰史のご両親は彼の揺るぎない決意を前に登山家としての我が子の応援者にならざるを得なかったようだが、本心はさぞ辛かったことであろう。この本の中で、孝有氏は「成田空港ではいつも、もしかしたらもう会うことがないかもしれないとの思いが頭をよぎる」と語っているが、おそらく息子が山に行くたびに、毎度毎度、覚悟にも似たような気持ちで送り出したのだろう。母親もそうに違いない。なんて辛いことだろうか。私には耐えられないだろう。

山登りって、確かに楽しいし正直ハマる。しかも回を重ねるにつれ、目標はどんどん高くなる。レベルは別として私ですらそう思うのだから、純粋で真直ぐな若い人は、さらにそうであろう。でも、登山家(者)は、よく考えてほしい、自分の身を案ずる家族がいるということを。その岩を登る前に、その雪山に登る前に、そしてその決断をする前に思い出してほしい、命は自分だけのものではないということを。

この本のタイトル「いのち五分五分」とは、年老いた自分と山登りを続ける息子の命の長さが五分五分だという意味らしい。なんとも切ない親心ではないか。
いのち五分五分
読みながら時々胸が苦しくなります。

2012年3月17日土曜日

マイナー?でも良かった『本仁田山』

休憩中
休憩中の家内(初登場)
今週、休日出勤の振替休日があったので、家内と山歩きに行ってきた。
登った山は、「本仁田山」(ホニタヤマと読む)。マイナーな山のせいか、それとも平日のせいなのか、途中すれ違った人はおじさん一人(自分もおじさんだけど...)。でも、この山、奥多摩駅からそのまま歩いて行って鳩ノ巣駅に戻って来れるので、バスに乗る面倒くささはなく、お手軽。
さて今回歩いたコースだが、最初は植林域で、その後、雑木林をひたすら歩くところは奥多摩のほかの山と同じ。ただ、今まで歩いた山と違ったところは山頂に至るまでの登りが結構きつかった点。ところどころに緩登を交えながらも登山口からは基本、急登がひたすら続くうえに、先週末に降ったという雪が結構残っていて、足運びには相当気を遣って歩いた。お陰で翌日は若干の筋肉痛。情けない...。

でも、久しぶりにちゃんと(?)登った山は、澄んだ空気や眩しい太陽の光が、日常からの開放感を直接的に演出し、振り返ると望むことができる周りの山々により自然の雄大さを身近に感じ、荒くなる息遣いや次第に強くなる太ももへの負担すら何だか心地よく感じられた。そして静寂の中、遠くに響く「ゴォオーっ」といった風の音。ふと「山って良いな」と素直に思ってしまう自分がそこにいた。
今年は去年より多く山に行こう。今年は去年よりきつい山に行こう。そして今年は去年より山を楽しもう。家内と二人歩きながら、そんなことを思い「次はどの山に行く?」と、自然に会話も弾んでしまう。山、始めて良かった。

プチクライム本仁田山頂
コースアウトしてプチクライム。そして山頂。

積雪5cm
途中、この雪。軽アイゼンあったほうが良かったな。
鳩ノ巣駅周辺
鳩ノ巣駅周辺。春だ。正面は城山(760m)?
今回のコース
今日の総行程は、距離9.5km、出発地点標高339m、最高標高1,225m(本仁田山)、最低標高322m(鳩ノ巣駅)、移動平均速度2km/h、総所要時間4h56m(recorded by garmin)。