トレッキング初心者が始めちゃったブログ

【ここだけの話】『トレッキング初心者が始めちゃったブログ』 と、タイトル設定したけど、今のところ主な活動は、「山登り」、「山歩き」、要は登山ですね。これが実に楽しい。タイトル下にも書いたけど、本当に不思議なくらいにこの世界に引き込まれていく自分が突然として顔を見せた。自分はいい年齢(トシ)なので、余り危険なことをする気はないけど、若いうちにこの世界を知っていれば、もしかしたら冒険心みたいな気持ちに灯がともってしまったかもしれない。この「山の世界」、かなりお勧めである。

2012年12月30日日曜日

2012年、今年の山歩きを振り返って

開放感のある石尾根。前方はいよいよ雲取山
昨年の秋に始めた山歩きも、今年は奥多摩の山を中心に延べ16回も山を訪れ、大小含め名の付くピークには31座ほど立った(生涯累計21回37ピーク)。
むむむ~!振り返って初めて、「そんなに歩いたか」と無性に感慨にひたってしまう。
今回は、そんな今年の山歩きを簡単に総括してみることとした。

今年の山歩きで最も印象に残っているのが、やはり初めて山小屋泊まりをした雲取山かな。都内最高峰の山であり深田百名山のひとつでもあるこの山、奥多摩中心に活動している自分にとっては、目標としていた山で、山頂に立ったときは、なんともいえない感動と達成感を得ることができた。
それから、金峰山。この山は、奥多摩以外で登った初めての山。しかも2500m級と、それまで登った山とはケタ外れ(とは大げさだが)に標高の高い山。この山では、森林限界や高山特有の山頂付近の雰囲気、そしてそこから望む景色、すべてが奥多摩の山とは違っていて、まさに目からウロコの体験だった。
さらには、ある意味印象深かったのが、天祖山から酉谷山へのコース。このときはとにかくキツかった。というか、自分の無謀な山行計画のせいで、日の入り時刻を意識しながら後半の駆け足も含めて10時間、27km以上も歩くことになってしまったのだから、キツくて当たり前だったのだが。

山歩き2年目の今年、そこには山にすっかり魅了されてしまった自分がいた。元来、凝り性である自分の性格も手伝ってか、すっかり山男気分の自分は、通勤時の格好や普段の行動までもが山歩きスタイルになってしまっている。一方で、どちらかといえば飽きっぽいのもまた自分。事実、それまでハマっていた自転車熱は、すっかり影を潜め、愛車カメレオンテは今や倉庫の肥しと化している。やはり二足のわらじは無理だったよう。
ただ、今回の情熱、今までハマった趣味とは全く違って、山に触れ合うたびに次々と新しい目標を発見している。今年の目標は、雲取山に登ることだったけど、それをクリアすることができたことは非常に満足しているし、来年の目標についてもすでに考えているが、これは次回の投稿で記そうと思っている。
そしてゆくゆくは、あれもしたいし、あれもしたい...。ああ、山歩きって本当に奥が深く、色んな表情を見せてくれる。そんな山歩きに出会うことができて、自分、本当に幸せだ。

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2012年12月24日月曜日

St.Christmas一人山『鹿倉山』

登山口は何だか地味な感じ
世間的には今日はクリスマス。でもって休日でもある。
熟睡中の家族をよそに、今年最後の山へと、まだ暗い朝3時から一人ごそごそと身支度を整え、始発電車とバスを乗り継いで行ってきたのは、奥多摩は鹿倉山(「ししくらやま」と読む)。

今年を締めくくるにはもってこいの澄み切った青空と、ピーンと張り詰めた冷気の中(気温はおそらく±0℃前後であろう)、歩き始めたのは7時半を過ぎていた。歩き始めはいつも多少の不安感と緊張感がある。自分、この感覚、実は何度味わってもたまらなく好きなのである。今日も初めてのコースを寒空の中一人で歩くことに同様の感覚を覚えた。たまらん!
さて、この山、奥多摩の山らしく始めのうちは植林域を交えながら、いきなり急登。それを登りきった辺りから尾根歩き。そして木々の間から見えてきたのは、真っ白な仏舎利塔。大寺山だ。
大寺山の仏舎利塔。ちょっと不気味
冬枯れの山の中に忽然と現れたこの白い建物は、自然探究心を持って望む者にとっては、気持ち的にもやや白けてしまう(上手いか?!)。でもお釈迦様を目の前にすると、思わず手を合わせてしまう自分はやはり日本人だ...。
白い異物を後にし、目指すは本日のメインピーク鹿倉山。途中、木々の間から僅かに確認することができる石尾根。ややしばらくしてくると雲取山も見えてきた。その先に見えるのは笠取山だろうか。

周りには人っ子一人いない。唯一聞こえるのが自ら発する「ハァハァ」という吐息と「ザッザッ」という踏み音だけ。景色も音も全て自分が独占している世界。今日は風すらも自分の行く手を遮らない。なんとも気持ちが良い。思わず「山やっていて良かった」と小さく呟く。
この後、小さなピークを2~3クリアし、ベンチもない殺風景な鹿倉山山頂で小休止したが、一気に体が冷え込んできたので、下りはペースアップして体を温めに入った。このコース、余り人気がないためか途中ですれ違った登山者は2名1パーティーのみだったし、踏み跡が少ないため何度もプチ迷いを繰り返した。しかも里に下りてからの帰りのバスは2時間後。しょうがないので温泉に入って体を温めることにした。まあたまに、こんな山行も悪くないかも...。

今年、一人歩きのときは、極力自分をいじめ歩いてきた。そして今日はそれほど魅力的ではないコースをじっくりと噛み締めるように、ゆっくりと歩いた。それは、今年を締めくくる山歩きだから。そんな歩きも悪くないかも。冷えた後にポカポカの温泉、それと生ビール。そう、こんな山行も悪くないかも。だよね。
基本的に静かな尾根歩きが続く今日の山歩き
今日の総行程は、距離13.5km、出発地点標高532m、最高標高1,288m(鹿倉山山頂)、最低標高530m(出発地点)、移動平均速度2.3km/h、総所要時間5h47m(recorded_by garmin)。

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2012年12月16日日曜日

読図ができるようになりたい(地図とコンパスの購入)

登山地図とプレートコンパス。果たして使いこなせるか?
読図ができるようになりたい。
最近、強くそう思うようになってきた。これからも長く山をやり続けていくうえでは、登山道の道標や踏み跡、そしてGPSだけに頼るのではなく、地図とコンパスで現在地把握やルート検索、さらには眺望先の山の名前の把握など、自分の力で実現したいもの。
なので早速、プレートコンパスと登山地図を購入し、読図参考書を図書館で借りてきて、ただ今猛勉強中にある。もちろん知識の習得だけでは読図は身に付かないことは分かっているので、自分のベースエリアである奥多摩で実践を積んでいこうと思っている。

今回購入したコンパスは、コンパス大手のSilva(シルバ)社のRanger(レンジャー)というベーシックタイプのコンパス。これ、スウェーデン製なんです。コンパスの世界では、SilvaかSuuntoと相場が決まっているようで、自分は時計のイメージが強いスントよりもシルバを選んでみた。
一方、地図は、こちらも定番の昭文社(MAPPLE)の「山と高原地図」(縮尺5万分の一)。はじめは国土地理院の地形図を考えたが、とりあえずはコースタイムなどが表示されている登山地図のほうが便利なので、この地図にした。まずはこの地図で、その使い勝手を確認しながら次のステップに進んでいこう。

そして、いつかは地図とコンパスを片手に長期縦走にも挑んでみたいと思っている。そう、この「長期縦走」こそが長い目で見た次の目標なのである。ただその前には、いくつかクリアしなければならない課題もある。例えばさらなる装備の充実化、体力アップ、テント泊の経験などなど。だから読図はそのための第一歩という訳。
自分、こんなおじさんだけど、まだまだ将来の目標を持って頑張っていこうと思っている。実はまだ内緒にしている目標もあるのだが、それはまだ自分に自信が持てないから内緒のままだけど、これからの自分の頑張り次第で、もしかしたら周りにも披露できるかもしれない。

そのためには、まずは読図、読図っと。

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2012年12月8日土曜日

通勤までもがトレッキングスタイル?

さすがのグッドデザイン!バスク マントラGTX2.0
トレッキング好きもここまでくると、だんだんと家内も呆れ顔のようだ。
通勤バッグをザックに変えたのは今年の4月のことであったが、今回これに加えてコートとシューズをトレッキング仕様に変えた。ほとんど「アウトドアばか」である。そのうちスーツまでもトレッキングウェアに取って代わるのではないかと、自分自身が怖い。自分はいわゆるスーツ族の部類に入るのであろうが、さいわい(と言って良いか微妙だが)、現在の仕事は外に出ることは余りないので、アウトドアルックだろうが、登山服だろうが、通勤時の格好に文句を言われることはない。なので、とりあえずこの冬はこの格好で過ごすこととした。

さて、今回コート代わりにしたアウターは、マーモットのウィンタージャケット。これがとても暖かくて実に良い。インナーをフリースと組み合わせることができるから、さらに寒い時期も十分に暖かく過ごせるっていう訳。実にスグレモノである。しかもゴアテックス仕様だから、雨にも強く、先日、帰り際に突然雨が降ってきたときも、短い間ではあったがフードを被るだけで傘を差さずに歩くことができた。もちろんその後は、手でさっと払うだけでジャケットはカラッとしたままだ。
一方、シューズはイタリアンブランドVASQUE(バスク)のMANTRA(マントラ) GTX2.0。なんだか、スーパーカー(古いか?)みたいなネーミングだけど、全体はグレー調でヌバックレザーとエアーメッシュのアッパーに惚れた。もちゴアテックス。このシューズさえあれば、飲み会の帰りも千鳥足はなさそうだ(ホンマでっか?)。

それにしてもゴアテックスって、本当に高価だと思う。このウェアとシューズもなかなかのお値段。でも、自分のトレッキング熱、冷めるどころか、どんどん加熱していく一方なので、財布の中は寒いけど、今年の冬はこのウェアたちとともに暖かく過ごせそう。

実に暖かいマーモット ウィンタージャケット

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2012年12月2日日曜日

こんなの買っていた〈Ⅴ〉カシミール3D入門編

山歩きには、可能な限り綿密なプランニングと、山を下りてからの極力正確な記録が大事だと思っている。これは、これから先、長くこの趣味と付き合っていき、さらに自分の技術や知識を高めるためには必要な作業だと思っている。少なくとも自分は、この趣味に関しては自らのスキルに更なるレベルアップを求めている。
また、このブログもさらに見やすくし、訪問していただける方々により有益な情報を提供したいとも思っている。ただし、このブログはルート解説のような内容のブログにしようと考えているわけではなく、あくまでも山歩きに関しての自分の感じたことを綴る日記本来の役割として使っていこうと思っている。でも、まあ一般公開している以上、せっかくならば購読者も喜んでもらえる、そんなブログを目指し、これからも自分なりに色々と工夫をしようと考えている。

今回購入したのは、「カシミール3D入門編」という地図データDVD付きの解説本。2,520円也。
自分は山に行くとき、事前にルート登録しておいたガーミンのGPS端末を携帯し、現在位置の確認やルートファンディングの補助に使用しているほか、山での行動を記録したトラックデータをパソコンに取り込み、記録している。この記録はこのブログにおいても一部紹介しているが、自分の持っている地図データはもともとサイクリング用に購入した道路地図なので、ブログ掲載時はgoogle-earthと連動させて、見た目はなんとかそれなりにしているけど、詳細な山岳地図データの導入はまさに念願だった。
だから、このカシミールをネットで初めて見たときは、一瞬「おっ?!」と期待した一方で、中途半端な値段の有料ソフトだから、ちょっと怪しげかな?とも見えた。でも、ユーザーの方々の賞賛するレビューを見ていくうちに「試しに買ってみよう」という気になってきて、今回とうとう購入に踏み切った。

まだインストールして間もないけど、今のところ使ってみての感想としては、①解説本が詳しいこともあり、操作は比較的簡単かな、それと、②山岳データや機能が豊富なので、使い込むほど「使えるもの」になりそう、そしてなんといっても③ガーミンとシンクロできるので、ガーミンユーザーにとっては特に便利、といったところかな。
ちなみにこのカシミール、ネットでインストールすることもできるんだけど、ネットだけでは地図データを持たないソフトなので、国土交通省の「ウオッちず」などから都度都度地図データを取り込むので、動作はかなり遅いらしい。だから、カシミールを使う場合は、やはりこのガイド本に付属の地図データを取り込んだほうが良いという筋合い。商売ですから、そりゃあ、そうだよね。
いずれにしても、これから山歩きを重ねるとともに、このカシミールにも活躍してもらおうと思っている。自分、トリセツ読むの嫌いじゃないから、使いこなして見せますよ。まあ、自分なりに...。

カシミールで編笠山から南アルプスを見た場合の予想展望
実際に編笠山から見た南アルプスの山々
今度、歩こうと思っている金時山の周遊ルート
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