トレッキング初心者が始めちゃったブログ

【ここだけの話】『トレッキング初心者が始めちゃったブログ』 と、タイトル設定したけど、今のところ主な活動は、「山登り」、「山歩き」、要は登山ですね。これが実に楽しい。タイトル下にも書いたけど、本当に不思議なくらいにこの世界に引き込まれていく自分が突然として顔を見せた。自分はいい年齢(トシ)なので、余り危険なことをする気はないけど、若いうちにこの世界を知っていれば、もしかしたら冒険心みたいな気持ちに灯がともってしまったかもしれない。この「山の世界」、かなりお勧めである。

2013年4月29日月曜日

プリンスルート再び『棒ノ折山』白谷沢コース

白谷沢第二ゴルジュ。GWともあり登山者は多かった
富士山には、実際にプリンスルートと呼ばれる登山コースがあるらしい。これは、皇太子殿下が富士山に初登頂した際のルートに名づけられたようだ。
であれば、この日歩いた白谷沢(しろやざわ)登山口から棒ノ折山山頂までのコースは、正真正銘のプリンスルートといっても過言ではないだろう。というのも、このコース、皇太子殿下が86年と05年の2度に亘って歩かれているのだから(05年5月17日四国新聞社ニュース(なぜ四国?))。
そんな名門コース、奇しくも今回、この自分も2度目の歩きとなった。前回は真夏のソロ歩きだったが、今回はGWということもあり、家内からのリクエストに応じてのもの。

この時期の山は何といっても新緑が美しく、1ヶ月前の奥多摩がまだまだ冬枯れの様相を呈していたのからすると、見違えるように山全体が明るく、生き生きとしている様が感じられた。家内も自分も、淡い日に照らされた若葉に何度も目を細め、奥多摩の遅い春の到来を噛締めた。
ただ、この日はさすがにGW中ということもあり、登山者の数は凄かった。棒ノ折山頂(969m)もそうだったし、その後たどり着いた岩茸石山(793m)も、物凄い人だかり。どちらも初心者向けで訪れやすい山なので、まさに老若男女入り乱れの状態。登山人気もまだまだ衰えを見せないようですな。

広々とした棒ノ折山山頂と、岩茸石山山頂から望む棒ノ折山山頂(写真中央奥)と尾根道

この日、我が家内といえば、前回の山歩きと同様に膝痛を発症し、岩茸石山から高水山へ歩き始めたところでギブアップ。急きょ、エスケープルートを選択することとし、岩茸石山から大丹波の八桑バス停へ向かうこととした。このエスケープルート、あまり登山者が利用しないようで、ところどころ登山道が崩れていた。こんなところで滑落したら大変、特に手負いの家内(まるで熊扱い?)は十分に注意しながらの下りとなった。
居酒屋で一休みならぬ大休止
まあ、そんなこんなで八桑のバス停まで到着したのは良かったんだけど、このバス停、週末はバスの本数が極端に少なく、このときもなんと3時間待ちではないか。当然、家内は痛む足を引きずりながら、2kmあまり1時間弱をとぼとぼと川井駅に向かうこととなった。
その後、通勤ラッシュさながらの帰りの電車を降りてからは、お疲れ様ということでご近所の居酒屋で軽く打ち上げ。初めて入るこの居酒屋、午後6時までは、生ビールが一杯90円なんですと。それを聞いた二人、せっかく消費したカロリーをすべて取り戻すかのように飲み食いをしたのであった。めでたしめでたし...。

【Startさわらびの湯BS~棒ノ折山~岩茸石山~Goal川井駅】
総行程は、距離15.0km、出発地点標高248m、最高標高969m(棒ノ折山山頂)、最低標高248m(さわらびの湯BS)、移動平均速度2.2km/h、総所要時間6h48m(recorded_by garmin)。

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2013年4月27日土曜日

こんなの買っていた〈Ⅹ〉トレッキングポール

美しいポール。冬山も意識してスノーバスケットも購入
「こんなの買っていた」シリーズも今回で10回目。まだまだ終わりそうにもないから、山は怖い。

さて、今回はトレッキングポール。購入したポールはローカスギアのCP2 FL(フリップロック)。メジャーとはいえないこのブランド、実は自分も知らなかったんだけど、購入のきっかけは尊敬するブロガーの記事。Webで色々と調べてみたが、これがまた、なんとも美しい。控えめなロゴと全身のカーボン柄、加えて超有名ブランドとは一線を画す先鋭的なデザインのグリップ。またまた一目惚れしてしまった。
実物を手にして、その軽さにさらに感動。重量はなんと一組290g。LEKIの最軽量タイプが395g、Black Diamondが295gだからその凄さが分かる。しかも値段はどれよりもお値打ちともなれば、もう買うしかないでしょ。って、何だかメーカーの回し者のようだが。

これだけ良いこと尽くしだと、逆に落とし穴が隠れているのではないかと、疑ってしまうくらい。まあ、フルカーボンのグッズなので、使用時の取り扱いや普段のメンテナンスなどには十分注意しないといけないけど、そこはマメ男の自分、ノーブロブレム。
ああ、いつかはこいつと、冬山を歩いてみたいものだ。

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2013年4月20日土曜日

鬼急登『留浦(とずら)尾根』

留浦尾根。やはり写真では凄さが伝わらないな。
留浦(とずら)尾根、地図にはそのような名前は載っていないが、奥多摩は鴨沢の手前、留浦集落から延びているのだから、そのように呼んでも良いのだろう。
この留浦尾根、タイトルの表現のとおり、とにかく恐ろしいほどの急登。最初の取り付きでは、あまりにも傾斜が凄かったので、たまらず沢沿いの巻き道らしき道を歩いて行ったんだけど、しばらくすると前方に地図にはない滝が現れ、しかも両側が切り立った崖になっているではないか。しょうがなく植林域の、これまた崖といってよいほどの急登を尾根上まで直登し、さらに同じくらい急な尾根を小ピークまで、いっきに500mほど登った。スタートからいきなりフル回転である。正直この時点ですでに太ももはパンパン。
しかもこのルート、一応、登山道にはなっているが、超マイナールートのため、2万5千分の一地形図には記されているが、山と高原地図には掲載されていないのである。実際にも踏み跡はほとんどなかったんだけど、なぜこのルートを選んだのかというと、単純にマイナールートを歩きたかったから。だから、大変だったけど、ある意味大満足でもあった訳。
七ツ石山から望む雲取山。次こそは行きますぞ!
その後、赤指(あかざす)尾根に入ってからは、ようやく尾根歩きらしくなってきたのだが、ここもやはりマイナールート。人っ子一人いない様子。この季節でもあるので、親子熊に出会ったらどうしようと何だか怖くなり、大声を発しながらの尾根歩きとなった。
この日、計画では雲取山を往復をするはずだったが、鬼急登のお陰ですっかり計画が狂ってしまった。なので、七ツ石山の往復に急きょ変更。七ツ石山山頂からは、雲取山をきれいに望むことができ、近いうちの再びの登頂を強く誓ってきた。

さて、今回のこのマイナールート歩きだけど、なんだかんだ言って結構楽しかったので、今後もたまにはやってみたい。マイナールート歩きの良さは、その静けさとちょっとした冒険感かな。ただ、その分、熊との遭遇や、滑落時などに発見してもらえない可能性の増大など、危険性は格段に上がってしまうんだけどね。

赤指山山頂と、赤指尾根途中で見かけた熊の生態調査用のバレルトラップ

【Start留浦BS~赤指尾根~七ツ石山~Goal鴨沢BS】
総行程は、距離19.2km、出発地点標高550m、最高標高1,757m(七ツ石山山頂)、最低標高550m(留浦BS)、移動平均速度2.5km/h、総所要時間7h35m(recorded_by garmin)。

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2013年4月13日土曜日

こんなの買っていた〈Ⅸ〉インナーグローブ

パワーストレッチ、その名のとおりの伸縮性
季節はずれの在庫品だったからであろう、半額セールをしていた。いつかは試してみようと思っていた冬季登山のためのグローブのレイヤリング。今回の購入は、そのための準備。購入したのは、マーモットのパワーストレッチ・グローブ。レイヤリングのインナーに使用しようと思っている。
冬季登山とはいったけど、恥ずかしながら本格的な冬山は未体験ゾーン。でも近いうちには北八ヶ岳などの入門コースにデビューしたいと思っているので、これから必要な装備を徐々に揃えていくこととした。

今回購入したグローブは、ポーラテックフリースを使用しているので、伸縮性が抜群。もちろん、保温力や通気性にも優れているので、インナーグローブとしては最適だと思う。まあ、これからの季節、使うことはなかなかないだろうから、来冬に備えて大事に保管しておくこととする。

それにしても冬山って、初めから装備を揃え直さなくっちゃいけなくて、大変。今回のグローブも半額で2000円超...。冬山以上に我が財布が凍えてしまいそう。


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2013年4月6日土曜日

登山のお勉強 - 運動生理学と医学入門書 -

今週末も天気の具合が良くなさそう。なので、家で静かにお勉強...と、いくかどうかは家内からの家事の発注度合いによるか。
それでもまあ、一日中こき使われるわけではないだろうから、この週末は、最近購入していた本を読むこととしよう。その本は、Amazonから届いたばかりの「登山の運動生理学百貨」と「登山医学入門」の2冊。
先日の鍋割山もそうだったけど、家内が膝痛を発症し易いことや、自分も以前山歩き途中で腹痛を起こしたこと、あるいは、山歩きをもっと快適に楽しくするためには身体的にどのような工夫・努力が必要なんだろうといった興味もあって、この運動生理学や医学のジャンルをチョイスしたのである。

それにしても先週今週と、週末になると天気が悪くなっているが、この傾向は余り良くないな。ランニングすらできないばかりか、本やネットに費やす時間が増える結果、行きたいと思う山がどんどん膨らんできて、当然、行動がそれに伴わない。さあ、来週こそは天気になってほしい。次はあの山かな?

2冊とも実践的な内容で、かなり参考になる内容。
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