トレッキング初心者が始めちゃったブログ

【ここだけの話】『トレッキング初心者が始めちゃったブログ』 と、タイトル設定したけど、今のところ主な活動は、「山登り」、「山歩き」、要は登山ですね。これが実に楽しい。タイトル下にも書いたけど、本当に不思議なくらいにこの世界に引き込まれていく自分が突然として顔を見せた。自分はいい年齢(トシ)なので、余り危険なことをする気はないけど、若いうちにこの世界を知っていれば、もしかしたら冒険心みたいな気持ちに灯がともってしまったかもしれない。この「山の世界」、かなりお勧めである。

2013年9月23日月曜日

活きている火山『雌阿寒岳』

山頂付近から望んだ火口の青池と阿寒富士
北の大地での山歩き第二弾は深田百名山の雌阿寒岳。天気予報は晴れ時々曇りで、期待大での出発。今回も事前にレンタカーを借りて登山口へ向かった。
登山口付近は、見事なアカエゾマツの林が続き、3合目あたりから早くもハイマツが顔を出し始める。この山、ハイマツ帯が続くが、雄阿寒岳とは違って眺望は良く、徐々に高度を上げていることが体感でる。また山頂付近は岩塊・砂礫地帯となっていて、バリエーションに富んだ山歩きを楽しめる。それほど傾斜もきつくないので、初心者からベテランまで皆、楽しめる山かな。この日もすれ違った登山者は老若男女合わせて数十人。

歩き始めは少し寒いくらいが良い。自分はいつもそう思って薄着で歩き始める。この日も長そでTシャツで歩いていた自分。高度を上げるとともに息も弾み、汗びっしょり。ところが、途中で頂上付近を見上げると、不穏な雲がすごい勢いで流れている。8合目まで登ると、やはり雲(霧)で周りは真っ白、なのに物凄い風。たまらず、持ってきたウールのTシャツとレインを装着。スントの表示は10℃だが、体感気温はさらに低い。山の天気は変わりやすいとはいうが、自分、こんな体験は初めてだったので、準備の大切さを改めて実感。ちなみにこの日は一日中、移動性の雲が切れぎれで流れてきて、頂上付近では常に風が強く、たまに雲が切れた時に眺望が利くといった日だった。

阿寒富士から望んだ雌阿寒岳。中央奥が山頂
さて、この雌阿寒岳という山、歩く前までは認識がなかったけど、現役の活火山。頂上はいわゆる火口の外輪山にあるのだが、そこに立っていると、「ゴーォォォッ!ゴーゥオー!」といった音を発しながら噴火口から火山性ガスを勢いよく噴出している。時折、雲が切れたときに見える火口付近の様子は、地獄谷とでもいうのか、その迫力は圧巻。正直、ちょっとビビってしまった。
この日、雌阿寒ついでにお隣の阿寒富士にも登ったんだけど、帰路を辿ろうとしたときに見えた雌阿寒の山頂付近の空の青さ。ふと、もう一度あの頂上に立ち、そこからの景色を見たいとの衝動が湧きあがった。そう思ったら、いてもたってもいられず、急きょコースを変更して、標高差250mをもう一度登り返すこととした。そしてしっかりとそこからの景色を目に焼き付けてきた。正解!大感動の景色。

この山の魅力を一言でいうと、何といっても山頂からの眺望。目の前に広がる荒々しい活きた火山の姿と、遠くに広がる湖、緑、山。機会があれば是非もう一度歩いてみたいと思っている。

【Start野中温泉登山口~雌阿寒岳~阿寒富士~雌阿寒岳~Goa野中温泉登山口】
総行程は、距離11.1km、出発地点標高710m、最高標高1,499m(雌阿寒岳山頂)、最低標高710m(出発地点)、移動平均速度1.7km/h、総所要時間6h43m(recorded_by garmin)。

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2 件のコメント:

  1. こんばんは、青空です、
    おおっ、行って来ましたか、
    すばらしい景色、
    それに、噴火口の白い雲、
    行ったかいがありましたね!

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    1. 青空さんどもです。
      あの白い雲、実は噴火口から噴き出している火山性ガスなんです。
      この日は風向きにより登山道にかかっていたので、あの雲の中を歩い
      てきました。目がチカチカしましたよ。

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