トレッキング初心者が始めちゃったブログ

【ここだけの話】『トレッキング初心者が始めちゃったブログ』 と、タイトル設定したけど、今のところ主な活動は、「山登り」、「山歩き」、要は登山ですね。これが実に楽しい。タイトル下にも書いたけど、本当に不思議なくらいにこの世界に引き込まれていく自分が突然として顔を見せた。自分はいい年齢(トシ)なので、余り危険なことをする気はないけど、若いうちにこの世界を知っていれば、もしかしたら冒険心みたいな気持ちに灯がともってしまったかもしれない。この「山の世界」、かなりお勧めである。

2016年5月3日火曜日

初めてづくし『奥多摩最深部』2泊3日の山歩き(前編)

初日泊まった酉谷山避難小屋。人気の避難小屋。
このゴールデンウィーク前半の3連休、天気が良かったので、かねてより計画していた『奥多摩最深部』への山歩きに出かけた。これで奥多摩山域の主要なルートはおおむね制覇することになるので、出かける前からワクワク、ドキドキ。しかも今回の山歩きは、それだけではなく、避難小屋泊とテン泊の連泊と、どれをとっても初めてのことばかりで、こうして無事に帰ってきた今でも何とも充実した山歩きであったと、興奮が冷めやまないでいる。だから、今回の山行記録も前・後編とウトウノ頭編、長沢背稜編の4部編成で記録することとした。
まずは、前編。この日もいつも奥多摩へ行くときと同じく3時起きの始発電車コース。随分と夜明けが早くなってきたものだと思いながら、歩き始めは午前7時の東日原バス停。まだ静かな日原の集落を抜け、初めて訪れる鍾乳洞手前の一石山神社が登山口。神社で山行の安全祈願と家内安全祈願を済ませ、奥多摩特有の最初っからズドーンと強烈な急登をいやがおうにも詰めていくこととなる。ただ、この日、いつもと決定的に違っていたのがザックの重さ。なにせテントやシュラフに食料など2泊分の装備と、初めての避難小屋やテントでの宿泊に備えて調子に乗りすぎた感を反省しながらのビールや日本酒が肩や腰だけではなく、膝などの下半身にズシリとのしかかる。朝、家を出る前に体重計に乗ってみると、軽く20kgをオーバーしていた。登り始めで既に「これで最後まで歩きとおすことができるのだろうか?」といった不安が頭をよぎった。
2日目の朝、小屋前から。右下に富士山がくっきり。
そうこうしながらも、難路とされるタワ尾根をクリアし(タワ尾根に関しては、次回の「ウトウノ頭編で詳細を記録」)、長沢背稜をまずは酉谷山(とりたにやま)避難小屋へ向かった。それにしても、20kgオーバーの荷物がこれほど足に堪えるとは思いもしなかった。1日目の所要時間を6時間に設定したルートを、結局この日は8時間もかかってしまい、避難小屋に着いたのは午後3時。ゴールデンウィーク中のこの避難小屋はその狭さもあり、早い時間に満員になるらしいと、どこかのブログに載っていたが、この日は幸いにも自分は3番目で、最終的にもこの日、寝食を共にしたのは自分を含めいずれもソロの山行者4人で、とても快適に過ごすことができた。このうち一人のベテランの方とは意気投合したうえ電話番号交換をし、今度一緒に山を歩く約束をした。嬉しい山トモができたわけだ。
避難小屋でのソロの泊まりではグループの宴会泊まりに遭遇すると最悪らしく、この日は最高の状況だったので、初日の疲れとビールの効果もあり、午後6時過ぎには就寝し、翌朝5時までぐっすりと寝ることができた。自分、どんな環境でもしっかりと寝ることができるのが唯一の自慢である。
2日目は外気温が氷点下3度(小屋内プラス8度)と冷え込む中、朝日を浴びた富士山がくっきりと姿を見せてくれ、なにやら幸運を予感させる一日の始まりとなった。とはいえ、多少は軽くなったはずの荷物も、むしろ前日のダメージを背負った身体にはさほど効果を見せず、重い足取りのまま奥多摩最深部の長沢背稜をそれでも一歩一歩、着実に歩を進めていくこととなるのだが(詳しくは長沢背稜編で記録する)、それでも朝食に摂った初めてのアルファ米が、意外にもその味、量ともに満足できたことに気をよくし、6時には元気に避難小屋を出発した。
(後編へ続く)
【1日目:Start 東日原BS~ウトウノ頭~Goal 酉谷山避難小屋】
距離12.0km、出発地点標高614m、最高標高1651m(タワ尾根ノ頭分岐)、最低標高614m(出発地点)、移動平均速度1.4km/h、総所要時間8h07m
【2日目:Start 酉谷山避難小屋~長沢背稜~Goal 雲取山荘】
距離11.5km、出発地点標高1607m、最高標高1946m(芋ノ木ドッケ山頂)、最低標高1553m(酉谷山とタワ尾根の頭中間付近)、移動平均速度1.4km/h、総所要時間7h57m
【3日目:Start 雲取山荘~石尾根~Goal 鴨沢BS】
距離12.3km以上、出発地点標高1832m、最高標高2017m(雲取山山頂)、最低標高565m(鴨沢BS)、移動平均速度3.2km/h、総所要時間3h45m+約30m(雲取山荘から雲取山山頂までGPS失念)

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2 件のコメント:

  1. こんばんは、
    あああっ、行ってきましたか~、
    連休、家族を置いて~、ははは、冗談です。

    すごい、私20キロでは、登れませんね。
    前述の40Lの、リュックが満タンですね?
    山小屋も、小さいね~。
    朝の景色は、すばらしくいいです。

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    1. 青空さん、こんばんは。
      家族を置いて遊んできました~(笑)。
      病み付きになりそうなくらい楽しかったですよ。ただし、荷物が重すぎたので、次回はこの辺が改善点ですね。青空さんもいかがですか?

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