トレッキング初心者が始めちゃったブログ

【ここだけの話】『トレッキング初心者が始めちゃったブログ』 と、タイトル設定したけど、今のところ主な活動は、「山登り」、「山歩き」、要は登山ですね。これが実に楽しい。タイトル下にも書いたけど、本当に不思議なくらいにこの世界に引き込まれていく自分が突然として顔を見せた。自分はいい年齢(トシ)なので、余り危険なことをする気はないけど、若いうちにこの世界を知っていれば、もしかしたら冒険心みたいな気持ちに灯がともってしまったかもしれない。この「山の世界」、かなりお勧めである。

2017年5月16日火曜日

奥秩父から奥多摩まで2泊3日の山旅(2日目)

夜明け直後の将監小屋テン場。正面に見えるのは大菩薩嶺だろうか。
(1日目から続く)
さて2日目。前の晩はお隣のテントからの強烈ないびきや、夜中なのにテントのそばを歩く人の足音、さらにはシカなどの野生動物を追い払うためなのだろうか、爆竹の爆音などによって、熟睡などできるはずもなく何度も目を覚ましたが、それでも体の疲れは十分とれた。朝、シュラフから出たのは4時半、朝もやがこの日の晴天を予感させた。正面に見えるのは大菩薩嶺だろうか、富士山はまだ見えない。仕事の日の朝とは違って起きた瞬間から目はやたら冴えている。長い一日を乗り切るために早速朝食をと、アルファ米に生卵、フリーズドライのおかずスープに甘いココアまでいただいて体調はすこぶる快調。ただ、そうこうしているうちにテン場を出発したのは6時半。周りを見渡すとほとんどの人が出発していた...(涙)。

こんな橋がたくさんある。中には高度感でドキドキモノの橋も...。
2日目のこの日は、以前から奥多摩側から見てて一度歩いてみたかった飛龍山(2077m)からお馴染みの雲取山(2017m)を経てこの日の宿泊場所、奥多摩小屋までの約15km。行程としては、将監小屋を出てから、まずは飛龍山まで、ただただひたすらにアップダウンの少ないトラバース道を歩き続けるといった感じで、多少荒れた登山道は所々に崩落地帯があったり両側切れ落ちた手摺のない橋があったりで、奥多摩の整備された登山道育ちの軟弱登山者の自分にとっては決して歩きやすい登山道とは言えない状態だった。ただ救いだったのは、所々で展望が効いたこと。富士山がずーっとこちらに微笑みかけてくれていたので、そんな登山道でも飽きることなく頑張り続けることができた。特に飛龍山手前の禿岩の展望は最高で、富士山はおろか南アルプス、その他よく分からないけどたくさんの山々を眺めることができた。あの山域にあってあの場所は、実に気分爽快である。

禿岩から望む富士山。ここは実に開放感があって気持ちも晴れます。
その後、藪漕ぎのような飛龍山への登りと展望のほとんど効かないその山頂に期待を裏切られたのち、次に目指すは我が故郷、雲取山(なんちゃって)。途中、狼平という開けた鞍部で栄養補給し、あっ、ちなみに今回の山行では一食に一個、必ず生卵を混ぜている。だから生卵は全部で6個も持ってきた。家内に教えたら、「サプリでいいんじゃない」だって。次回からそうしよう...。まあ、そんなことはどうでもいいが、その後、三条ダルミから雲取山山頂を目指したが、これが結構きつかった。でも、この登りで自分の山歩きとしてはとても貴重な一つの気づきがあった。聞けば当たり前のことだけど、それは「とにかく小股で少しずつ登っていくこと」。この歩行法のおかげで疲れにくくなったし、ペースは遅いけど安定して着実に前進できるようになったので、結果的に今までよりも登りのスピードは上がったと思う。この三条ダルミからの登りもこの歩行法で、もちろん辛かったけどしっかりと歩きぬくことができた。一年ぶりに雲取山の山頂に着くと、さすが人気の山だけあって登山者が大勢。特に今年は2017年なので、標高2017mの雲取山は人気があるらしい。そんなこともあってか、うわさには聞いていたけど、山頂標識が新しくなっていた。しかも立派な石造り。さすが東京都。

人気の雲取山山頂。石造りの山頂標識が真新しい。
さあここまで来ると、あとは奥多摩小屋まで小一時間下るだけ。以前から泊まってみたかった奥多摩小屋のテン場、この日は100張り以上もあっただろうか。とにかく混んでいた。受付を済ませてからテントを張る場所を探したんだけど、なかなかいい場所が見つからない。このテン場、よくよく見ると広さの割に平らな部分が少ないんじゃないかな。やっと見つけた場所も木の根がひどかったけど、まあ何とかなった。それとこのテン場、水場がやや遠いのが厄介なところだと感じたし、それと汚い話になっちゃうけど、トイレがかなり汚れている。しかも箱が3つしかない。あのテント数で3つはないよね...。だからこの日も早々とトイレを済ませ、19時過ぎには就寝し翌朝4時半には目を覚ましトイレを済ませたので、渋滞にはハマらないですんだ。トイレの話しで終わっちゃったけど、2日目はこんな感じで終了~。しつこいようだけど、残念ながらトイレの汚さは山小屋としてはポイントダウンですよね。何とかしてくださいよ。奥多摩小屋さん。
(3日目へ)
この日は大混雑の雲取小屋テン場。こんな感じのテン場が延々続く...。
【1日目:Start 新地平BS~雁峠~笠取山~唐松尾山~Goal 将監小屋】(青ライン)
距離14.9km、出発地点標高1065m、最高標高2109m(唐松尾山)、最低標高1065m(出発地点)、移動平均速度1.7km/h、総所要時間8h17m

【2日目:Start 将監小屋~飛龍山~雲取山~Goal 奥多摩小屋】(紫ライン)
距離15.0km、出発地点標高1744m、最高標高2077m(飛龍山)、最低標高1744m(出発地点)、移動平均速度1.7km/h、総所要時間8h44m

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4 件のコメント:

  1. 青空です。
    ああっ、やっぱりテント泊は、眠れなかったのですね~。
    私は環境が変わると寝れませんね~。
    疲れすぎててもねれないかも~。
    しかし、毎日よく歩かれてますね。
    次の日もでしょ、クレイジーとしか、、、、、ははは。

    雲取山2000mですか~、
    高いですね~

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    1. 青空さん、いつもどうもです。確認遅くなって失礼しました。
      テントで熟睡は難しいですね。それでも疲れは取れるものです。
      ホント毎日よく歩きました。好きなんですよね、歩くのが。そして山が。
      だから次の山行も現在、計画中です!

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  2. トイレは、人が多いと困りますね~

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    1. たしかに。特に朝は大変ですね。そんなときは極力、人が入らない時間帯に入るようにするしかないですね。今回はその作戦がハマりました。

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