トレッキング初心者が始めちゃったブログ

【ここだけの話】『トレッキング初心者が始めちゃったブログ』 と、タイトル設定したけど、今のところ主な活動は、「山登り」、「山歩き」、要は登山ですね。これが実に楽しい。タイトル下にも書いたけど、本当に不思議なくらいにこの世界に引き込まれていく自分が突然として顔を見せた。自分はいい年齢(トシ)なので、余り危険なことをする気はないけど、若いうちにこの世界を知っていれば、もしかしたら冒険心みたいな気持ちに灯がともってしまったかもしれない。この「山の世界」、かなりお勧めである。

2017年11月10日金曜日

反省山行『雲取山』三峰から鴨沢へ

2017年、今年は雲取山の年。山頂はさすがにこの日も賑わっていました。
家内と山に行ってきた。最近、家内は歩きに少しばかり自信を持ってきたようで、秋以降これで3回目の二人での山行となった。歩いてきたのは雲取山。雲取山を選んだのは、おそらくこのくらいなら今の家内なら歩けるだろうと思ったので、自分の方から提案してみた。すると自信の表れか、即OK。実は自分としてもこの山の三峰口からのコースを歩いたことがなかったので、正直なところ一度は行ってみたかった。出発は3連休ど真ん中の土曜日。前日出発も考えたが、天気予報を見るとこの日がベストだった。
初めての三峰口からの山行は、まず三峰神社にたどり着くまでが大変だった。最近のパワースポット人気か、それとも紅葉シーズンだからなのか、西武秩父駅からの急行バスは1台増便にもかかわらず、超満員。そんな中、デカいザックをデーンと床に置くもんだから、ひんしゅく間違いなしの状態で、肩身狭く1時間余りも揺られた。ただ、神社駐車場の手前で渋滞が発生し、運転手さんが「降りて歩いてもいいよ」と言ってくれたので、自分も他の乗客とともにバスを降りテクテクと歩き始めた。さあ、早速の登山開始である。それにしても三峰神社、大人気ですな。今回、自分たちは時間の都合から参拝できなかったけど、いつかは行ってみたいもの。

山は色とりどりの季節。朝日と青空が紅葉をより輝かせています。
さて、肝心の山歩きはというと、紅葉彩る三峰ビジターセンター脇の登山口から、10時を過ぎてのスタートとなった。このコース、初めてではあったが、そこは慣れた雲取山、まあ、そんな気持ちでろくに事前準備もしないまま入山したのが、やはり良くなかった。意外に長いこのコース、時間配分が良くわからない。自分としては5時間、だいたい午後3時くらいには楽勝でテン場に着くかなと、たかを括っていたが、途中すれ違ったベテラン風登山者は「雲取山荘に着く頃には暗くなるぞ」と脅しのような言葉。「ウソだろ?」そう思ったけど、結局テン場に着いたのは4時過ぎ。6時間くらいかかった計算になる。確かに自分は今宵のテン場での宴で飲むビールなどもあり20kgを超えるザックでひいひい言っていたし、家内も最初の勢いはどこかに、途中から声が出なくなってきた。一瞬、途中の白岩小屋跡にビバークすることも考えたが、家内は頑張ると言う。そうは言っても周りは天気予報に反して白い霧が立ち込めてくるし、時折、雨もぱらついたりなんかして、気持ち的にも弱気になりかけた。(今日は快晴のはずだったのに...)だけど、このコース、白岩山さえ越えれば、あとは基本、稜線歩きやトラバース道でさほどキツイところはないと記憶していたので、最後はなんとか頑張れた。それにしても事前の山行計画をきちんとすることや地形図を持つこと、そんな基本的なことを怠った自分、まだまだだなと大いに反省。

白岩山へ向かうところで突然に霧が湧いてきた。今日は快晴のはずだったのに。
さて、山荘に着いた自分たちだけど、結局はテン場がいっぱいだったので、山荘手前の雲取ヒュッテ跡の前にビバークすることとした。そんな中、山の天気は変わりやすいとは良く言ったものでテントを張った途端、雨やあられが勢いよく降り始めた。(今日は快晴のはずだったのに...しつこいか?)ただ、気温はプラス5度より下がらなかったこともあって、家内と二人、準備してたお酒は完飲。おかげさまで楽しく一夜のテント生活を過ごすことができた。
翌日はご来光を拝もうと朝4時起きしたものの、準備にまごつき、結局は山荘前でのご来光となった。それでも赤々と燃える太陽はやはり言葉にならぬ感動と勇気みたいなものを自分たちに与えてくれて、氷点下の中、白い息を吐きながらも1日の始まりを熱く、そしてワクワクとさせてくれた。仕事のある日の朝とは大違いだ(笑)。

自分の大好きな場所。雲取避難小屋脇から石尾根を望む。朝日がまぶしい!
さて2日目は、鴨沢までひたすら下り続けるコース。このコースは何度も歩いているので、自分にとってはまさに地図いらずのコース。とはいえ、後でよくよく調べなおしてみたら、このコースも距離は12kmもあるらしく、膝痛を抱え、下りが苦手な家内にとっては、まさに苦痛のコースとなってしまったようだ。自分の感覚としては、サクサク4時間くらいで歩けるコースと記憶していたけど、この日は結局、6時間くらいもかかってしまった。ただ、そんな家内を責めるわけにはいかない。やはりここでも、このコースを甘くみて、膝痛の家内をわざわざ連れて行ってしまった自分の責任はかなり大きい。幸い何事もなかったからよかったものの、場合によっては遭難騒ぎもありえたかも知れない。いや~、コワイ、コワイ。
やはり、こうして振り返ってみると今回の山行、慣れた山域にあぐらをかいて、ちゃんとした山行計画を立てなかったことが、なんといっても最大の反省点。2日目の石尾根でずっと見守ってくれていた富士山もきっと呆れていたことだろう。今度からはきちんとします。ハイ。

この日も石尾根からは富士山が雄大な姿を見せていました。
【Start 1日目:三峰神社~霧藻ヶ峰~白岩山~雲取ヒュッテ跡、2日目:雲取ヒュッテ跡~雲取山~ブナ坂~Goal 鴨沢バス停】
総行程は、距離(1日目:約10km、2日目:約12km)、出発地点標高1102m、最高標高2017m(雲取山)、最低標高533m(鴨沢バス停)、移動平均速度 不明、総所要時間(1日目:約6h、2日目:約6h)(編集中にGPSデータが飛んでしまった...)

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2 件のコメント:

  1. おはようございます、
    お疲れさまでした、
    標高高く、距離歩かれてますね。
    霧や雨やあられですか、山は色々なことありますね。
    これだけ歩いて充実したら、しばらく行かなくても良さそうに思うのは、
    私だけかな?

    (また、行きたくなるんですよね~)

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    1. 青空さん、こんにちは。
      よく歩きました。家内も頑張ったと思います。でも、また歩きたくなるんですよね~。というか、歩いてきました。ただいまレポ編集中です(笑)。

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