登山口は何だか地味な感じ |
熟睡中の家族をよそに、今年最後の山へと、まだ暗い朝3時から一人ごそごそと身支度を整え、始発電車とバスを乗り継いで行ってきたのは、奥多摩は鹿倉山(「ししくらやま」と読む)。
今年を締めくくるにはもってこいの澄み切った青空と、ピーンと張り詰めた冷気の中(気温はおそらく±0℃前後であろう)、歩き始めたのは7時半を過ぎていた。歩き始めはいつも多少の不安感と緊張感がある。自分、この感覚、実は何度味わってもたまらなく好きなのである。今日も初めてのコースを寒空の中一人で歩くことに同様の感覚を覚えた。たまらん!
さて、この山、奥多摩の山らしく始めのうちは植林域を交えながら、いきなり急登。それを登りきった辺りから尾根歩き。そして木々の間から見えてきたのは、真っ白な仏舎利塔。大寺山だ。
大寺山の仏舎利塔。ちょっと不気味 |
白い異物を後にし、目指すは本日のメインピーク鹿倉山。途中、木々の間から僅かに確認することができる石尾根。ややしばらくしてくると雲取山も見えてきた。その先に見えるのは笠取山だろうか。
周りには人っ子一人いない。唯一聞こえるのが自ら発する「ハァハァ」という吐息と「ザッザッ」という踏み音だけ。景色も音も全て自分が独占している世界。今日は風すらも自分の行く手を遮らない。なんとも気持ちが良い。思わず「山やっていて良かった」と小さく呟く。
この後、小さなピークを2~3クリアし、ベンチもない殺風景な鹿倉山山頂で小休止したが、一気に体が冷え込んできたので、下りはペースアップして体を温めに入った。このコース、余り人気がないためか途中ですれ違った登山者は2名1パーティーのみだったし、踏み跡が少ないため何度もプチ迷いを繰り返した。しかも里に下りてからの帰りのバスは2時間後。しょうがないので温泉に入って体を温めることにした。まあたまに、こんな山行も悪くないかも...。
今年、一人歩きのときは、極力自分をいじめ歩いてきた。そして今日はそれほど魅力的ではないコースをじっくりと噛み締めるように、ゆっくりと歩いた。それは、今年を締めくくる山歩きだから。そんな歩きも悪くないかも。冷えた後にポカポカの温泉、それと生ビール。そう、こんな山行も悪くないかも。だよね。
基本的に静かな尾根歩きが続く今日の山歩き |
なかなかマイナーなとこに、行かれたようですね!
返信削除始発電車とは、かなりきあいがはいってますな~!
静寂な世界を十二分にあじわってこられたのでしょう!
それにしても感心です。
昨日は、私も、ウオーキングに行って来ましたが、
寒かったです。
青空、
青空さん、いつもどうもです。
返信削除はい、気合入れていってきました。
寒くもあり熱くもある歩きでした。正直、体温調節は難しかったですね。
来年も山、さらに行くつもりです。
青空さんも、来年も自転車に、山に、旅行に、そしてお出かけ全般に頑張ってください。
お互いレポしあいましょうネ。
ども・・です。
返信削除読ませていただいていて、fugeedashさんの<山好き>思わず、何故か笑みがこぼれてしまいました。なんとなく、自分もそうだからかもしれません。韓国寒いです。うちの奥様風邪が長引き、私もなんだか喉がイガイガ。30日は今年最後の裏山探検行けるか少し不安です。歳とるとね、行く<勇気>も必要になってきます。笑・・
金海のおじさん様、いつもどうもです。
削除寒い季節が続きます。どうか、お体には気をつけてください。
皆、それぞれに山の楽しみ方は違うと思いますので、それぞれが
自分に合った楽しみ方をすればよいと思っています。
なので、お互い来年もそれぞれの楽しみ方で山歩きしあいましょうね。
レポ楽しみにしています。