トレッキング初心者が始めちゃったブログ

【ここだけの話】『トレッキング初心者が始めちゃったブログ』 と、タイトル設定したけど、今のところ主な活動は、「山登り」、「山歩き」、要は登山ですね。これが実に楽しい。タイトル下にも書いたけど、本当に不思議なくらいにこの世界に引き込まれていく自分が突然として顔を見せた。自分はいい年齢(トシ)なので、余り危険なことをする気はないけど、若いうちにこの世界を知っていれば、もしかしたら冒険心みたいな気持ちに灯がともってしまったかもしれない。この「山の世界」、かなりお勧めである。

2016年3月26日土曜日

ツェルト張ってみた

不自然なたわみはあるけど、意外に簡単に張れた。
ツェルトは3年前に購入していた。ただ、使ったことはなかった。というか、開いたこともなかった。ツェルトは非常時に使うものだから。そうそう使うものではないから。一度開いたら、あの小さな袋にきれいに入れる自信がなかったから。そんな理由を頭の中に並べ立てて開くことのなかった我が「開かずのツェルト」、先日、とうとう開けて、しかも張ってみた。きっかけとなったのは、今年に入って参加したツェルト講習。小川テントの講師の方が、今、述べたツェルトを開けない理由をズバズバ見抜いていき、言い当てられた自分、目からウロコが落ちる思いがし、「これじゃいけない」と、「一度開いて張ってみよう」と、強く思った。
たったこれだけで山に泊まれるのなら、イイかも。
いざ開けてみると、決して上手ではないけど意外に簡単に張ることができた。10分くらで張り終えたと思う。ホント簡単。しかも、不安だった撤収時の袋への詰め込みも意外にスッポリと収めることができた。やはり、やってみるということは良いこと。これで、ザックの中のツェルトはただの重りではなくなって、本当の意味でのエマージェンシーグッズになり得たのだろうと思う。もっと言えば、こんなに手軽に使えるのであれば、ツェルト泊を前提とした山行なんかもイイかなと思えてきて、それができたら自分の山行バリエーションも広がってきそうだし、まじめに一度やってみようかなとも思っている。なんだか、たかが初めてツェルト張りの練習をしただけで、こんなに山の想像が広がってくるなんて、やっぱり物は試しということだな。それにしても、この日、近所の公園で試し張りをしたんだけど、ちびっ子達の注目度は格別で、面倒くさくならないうちに早めに撤収した。あ~恥ずかしかった。

にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ このエントリーをはてなブックマークに追加

2016年3月19日土曜日

《その後のマイギア》スカルパ・モンブラン

まだまだ見た目は新品に近いかな?
さて、新シリーズ『その後のマイギア』をスタートすることとした。山を始めてからこれまで色々な山ギアを購入、散財してきた。その都度、おおむねレポしてきたが、そんなギアたちが実際に使ってみてどうだったなどをレポしておけば、次、さらにギアを購入する際に何らかの役に立つのではないかと思ったのが、このシリーズを始めるきっかけ。というわけで、第1回目は約2年前に購入したスカルパ・モンブランを題材に挙げることとした。
それは先日のアイゼン講習のこと。雪の中を歩いている途中でふと違和感を感じた。靴の中で足が遊ぶのだ。まるで靴紐が解けたのではないかと感じるくらい足首を含めた足全体がしっかりとホールドされていない感覚があるのだ。購入して初めて履いたときは、その風貌どおりがっちりとした履き心地を感じたが、その後、2シーズン経ったとはいえ履いたのは5~6回程度だと思う。靴がこなれてきたということなのかもしれないが、不規則な形状の雪面に靴とその中の足が素直に反応するとでも言おうか、要は足が取られてしまうので、注意しないと足首「ゴキッ」ってこともありえるかもしれないと思うほどだった。
足首の可動性の高さはこの切れ込みにあるようだ。
だから来シーズンまでには、少なくとも足の遊びはインソールで解消しようと思うけど、足首のホールド感の物足りなさはどうしよう。というか、そもそも何でこんな状態になったのかを自分が考えるには、おそらく冬靴特有の保温材が、使用していくことによって徐々に潰れていき、結果、購入当初よりも内側のサイズが多少拡大してしまったのではないだろうか。そう考えると、勇気のいることかもしれないけど、購入時にはジャストサイズよりもワンサイズ小さ目のものを購入すべきだったのか。う~ん、やっぱりかなりの勇気はいるかな。
それと、いまさらながら気づいたことなのだが、このモンブラン、足首の可動性の高さがウリのようで、これが足首のホールド感の物足りなさに繋がっているよう。だから、まあ慣れるしかないだろう。自分の場合、夏季に履いているザンバランが比較的ホールド感が強いので、ギャップの大きさには多少戸惑いはあるが、うん、慣れるしかないな。だって、冬靴ってそれなりにお高い買い物で、自分に合わないからといって、簡単に別の靴に買い換えるわけにいかないわけ。
ん~、道具選びって難しいものだ...。

以前の投稿 → 目指せ冬山!『SCARPA Mont Blanc GTX』(2013.12.15)

にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ このエントリーをはてなブックマークに追加

2016年3月14日月曜日

アイゼン講習への参加『八ヶ岳・赤岳』

一日目、赤岳鉱泉のアイスキャンディに到着
先週のワカン講習に続き、今回はアイゼン講習に参加してきた。またも同じ山岳会主催の講習。2週連続で参加すると、なんとなく気心も知れてきて山岳会への入会も少し考えてきてしまうもの。ただ、いまはやはりそこまでには踏み切れない。実際、遊んでばかりいるけれど、一方で遊んでばかりいられないという、もう一人の自分がブレーキをかけているから。自分、気難しいのである。
さて、今回のアイゼン講習、内容としてはアイゼン装着をしての歩き方、つまりアイゼンワークのお勉強。舞台は八ヶ岳は赤岳の麓で、1泊2日での講習。残念ながら山頂までは行けなかったけど、心配した雪も前日の降雪でそれなりにあったし、2日間、存分にアイゼンを履いての雪山歩きをすることができ、自分としてはとても満足できた。特に2日目の赤岳の文三郎尾根の2500m付近での急登では、上り下りともベテラン山屋さんが付いての実践だったので、心強さもあったし各ポイントでのアドバイスも的確で、ホント参加してよかったと強く感じた。我流で始めた山歩きだけど、やはり基本を教わることは大事だし、自信にも繋がるものだと実感できた。
2日目、2550mから望む横岳方面。歩いてみたい!
また、小屋泊での過ごし方やマナーなども教えてもらったことに加え、参加者との交流もでき、しかもこんなこと言ったらセコいかもしれないけど、参加費用も交通費や宿泊費といったまさに実費のみだったので、今回の講習は一石二鳥どころか三鳥も四鳥もできたと思っている。それにしても山岳会の講師の方、さすが山屋といった感じで、おそらく50代の方だろうが、山ではガンガン歩き、小屋の食事をモリモリ食べ、部屋での語り合いのときにはグイグイ酒を飲み、就寝時間になったらすぐさまグーグー寝始め、起床時間になったらパチッと目を覚ます。これが本当の山屋なんだろうなと、改めて感心したというか、生命力の強さを感じた。自分ももういい歳だけど、ここまでとはいかないだろうが、こんな強い人間になりたいと新たな目標ができたような気がしている。
自分にとっての今シーズンの雪遊びはおそらく今回が最後になるだろう。今年は雪が少なくて全体を通してみると、満足のいくシーズンではなかったけど、それでも2回の講習を通じて収穫はそれなりにあった。これを活かしてさらなるステップアップを図っていきたいと思っている。ということで、新たな季節の山行計画を立てなければ。さあ、忙しくなるぞ。って、ブレーキをかける自分、もう少し頑張らないと、遊びすぎのおじさんがどんどん調子に乗ってしまうぞ!

【1日目:Start 美濃戸口B.S.~北沢~Goal 赤岳鉱泉、2日目:Start 赤岳鉱泉~文三郎尾根途中~南沢~Goal 美濃戸口B.S.】
総行程は、距離16.3km、出発地点標高1480m、最高標高2550m(文三郎尾根途中)、最低標高1472m(出発地点付近)、移動平均速度1.5km/h、総所要時間10h7m(recorded by garmin)

にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ

2016年3月6日日曜日

ワカン講習への参加『入笠山』

比較的雪が残っていた樹林帯を急きょコースに
先日、某山岳会が主催する実地講習に初めて参加してきた。参加したのは「ワカン講習」。ワカンの装着方法から装着しての歩き方、さらには雪山歩きの基本に至るまでを山歩きを通じて教えていただいた。こうした実地講習の良いところを自分なりに考えるには、主に①教えてもらったことをその場ですぐに体感できること、②自らが誤って覚えていたことを修正してもらえること、③他の参加者への指導を目の当たりにすることで自分の行動チェックにも繋がること、ではないだろうか。
ワカンの装着は簡単なようでヒモの使い方にちょっとしたコツがある。そんなワカンの装着方法の基礎を教えてもらえたことが、この日、自分としては最も勉強になった。なるほど~、と思った。たかがワカン、でも、ちょっとした工夫でより安全な歩行ができるようになるのなら、やはりしっかりと実践できるようになるべきでしょう。山屋はイメージとして大雑把な人間と思われがちだと思うが、実はちゃんとした山屋は細かなところにも気配りができ、しかも面倒くさがらずに実践できる繊細な人間だと思う。自分もそうなりたいものだ。
山頂に雪は全くなし...
ところでこの日の講習場所は南アルプスの入口『入笠山』(にゅうかさやま)。スキー場のゴンドラで山頂駅まで登り、そこからワカンを装着して歩く初心者向けコース。ところが、この山もやはり今年は雪が少なく、普通ならワカンは装着しないだろうと思うような状態。まあ、講習なので無理やり履いたけど、山岳会の人も今年の異常さには驚いていた。でも、そのお陰とでも言おうか、登山道の途中に全く雪のない箇所がところどころにあり、何度も着脱を繰り返したので随分ワカンには慣れてきた感じがする。講習ありがとう。そして暖冬ありがとう...。
ちなみにだけど、講習終了後には講師・参加者全員で温泉に行って汗を流し、ちょっとした打ち上げも行い、さらには帰りの電車の中でも買い出した缶ビールとともに山に関しての話で盛り上がり懇親を深めた。これも講習の良いところなのかな?でしょう!

【Start ゴンドラ山頂駅~入笠湿原~入笠山山頂~マナスル山荘~Goal ゴンドラ山頂駅】
総行程は、距離5.7km(山岳会の人も途中、道間違えて戻った...)、出発地点標高1780m、最高標高1955m(入笠山山頂)、最低標高1732m(道迷い中...)、移動平均速度1.3km/h、総所要時間4h23m(recorded by garmin)

にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ