トレッキング初心者が始めちゃったブログ

【ここだけの話】『トレッキング初心者が始めちゃったブログ』 と、タイトル設定したけど、今のところ主な活動は、「山登り」、「山歩き」、要は登山ですね。これが実に楽しい。タイトル下にも書いたけど、本当に不思議なくらいにこの世界に引き込まれていく自分が突然として顔を見せた。自分はいい年齢(トシ)なので、余り危険なことをする気はないけど、若いうちにこの世界を知っていれば、もしかしたら冒険心みたいな気持ちに灯がともってしまったかもしれない。この「山の世界」、かなりお勧めである。

2013年7月21日日曜日

魔法の手作り虫よけスプレー?

たったこれだけで魔法の虫よけスプレーができる!
山は大好きだ。だが虫は大嫌いだ。
中でも蜂、虻、蚊。こいつらは、あんな小さな体で、この大きな人間に挑んでくる。人間が本気を出せばすぐにでも潰されてしまうのに、無謀にも戦いを挑んでくる。その無茶でしつこい虫が、自分は大嫌いだ。
低山中心に活動している自分は、この季節、こいつらに悩まされることがしょっちゅうである。耳のあたりに「ぶ~ん」という羽音が聞こえると、ゾクッとした寒気を覚えるので、虫よけスプレーは自分にとっては山に入るときの必需品。ただ、この虫よけスプレーにも欠点はある。蚊には良く効くが、蜂や虻にはほぼ効果なしといってよい。なので、これまではタオルを首に巻くなどして予防したり、やつらが近寄ってきたら、あまり刺激しないようにその場を急いで去ったりしていたが、休憩中にそんなことになると、体を休める間がないというか、そもそもブーン、プーンが気になって山の楽しさが半減してしまう。

こんな登山道はブーンにプーンなのです。
そんな折、ネットで「ハッカ油」による自家製虫よけスプレーの記事を偶然にも見つけた。これは良いと、早速材料を購入し、いざ山に行ってみたところ、なかなか良いではないですか。虫たちは、近くまで寄っては来るものの、自分に接触してくることはなかった。結局、一日を通して虫に刺されることはなかった。次回もまた試してみて、その効果のほどを確信に近づけてみたいと思う。
この手作り虫よけスプレー、汗で流れ落ちると、てき面に効果が落ちるらしいので、こまめにスプレーする必要がある。でもその位で、あの忌まわしい虫地獄から抜け出せるのであれば、お安いものだ。そうそう、お安いといえば、このスプレー、コスト的にも非常に優れている。100mlあたり100円未満ですと。
なんとも不思議なこの魔法の虫よけスプレー、もしかしてもしかしたら、スゴイ発見となるかも。

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2013年7月15日月曜日

北海道初登頂『雄阿寒岳』

雄阿寒岳山頂、1371m。初の北海道の山、感動です。
北海道の山は初めてだった。奥多摩を中心に歩いている自分にとっては、山の雰囲気の違いに「ふ~ん?」や「へ~!」の連続の山歩きとなった。
この日は、前日に準備していたレンタカーに乗り込み、登山口に到着したのは朝6時半頃。国道にはご丁寧に「雄阿寒岳登山口」といった立派な案内板があったので、場所はすぐに分かった。
駐車場は12~3台も駐車すればいっぱいになってしまいそうな小さなもので、あと2~3台で満車になるところ。セーフ!
歩き始めは、阿寒湖、太郎湖、次郎湖と、湖の間を縫うように歩き、少しずつ標高を上げていく。ここはさすが北海道、辺りはトドマツやエゾマツの林。スギやヒノキ林を見慣れた自分にとっては、何やら不思議な光景。その後、だらだらとした登りが続くが、4合目と5合目の間はこのコースにしては珍しく急登が連続する。4合目看板にも書いてあった「ここから5合目迄がガマン所」とはこのことなのだろう。
トドマツ林の登山道。さすが北海道!
この登山コース、その大部分が樹林帯域なので、展望はあまり良くない。5合目まではほどんどないといってよいだろう(5合目といっても標高1200m近くで、距離としても頂上まで7割方の地点)。ただ、その分、5合目あたりから時々望むことのできる雌阿寒岳、阿寒湖、偽ピークの景色は最高。この日は特に最高の天気だったので、展望の開けた場所に出ると、それまで鬱々としていた気分が一気に解放され、思わず「おぉお~!」と叫んでしまう始末。
頂上に着くと、いわゆる360度の大パノラマ。いつかは目指そうと思っている斜里岳、その奥には知床連山。逆を向くとなんと大雪山系までが遠くに望むことができた。大感動である。北海道の山もなかなか良いではないか。ああ、家内にも見せてあげたい。喜びを共有したい。ふと、そんなことを思った。

ただ、ここのコース、登山道が極端に狭いこともあって、5合目付近から山頂付近までは、一部に開けた場所はあるものの、基本、ハイマツのトンネルが続く。それ以外のところも草木が登山道に覆いかぶさっているところが少なくなく、多少のストレスは感じる。春とか晩秋の草が伸びていない時期に歩く方が良いかもしれない。まあ、それだけ本来の自然に近い形の山ということなのだろう。自分のようにきれいに整備された登山道ばかりを歩いていると、真の自然を忘れがちになってしまうけど、そこは当地でしっかりと自然との向き合い方を勉強することとしよう。

 8合目を過ぎた辺りにそびえ立つオベリスク? 写真中央の斜里岳とその左奥は知床連山。

【Start雄阿寒岳登山口駐車場~雄阿寒岳~Goa雄阿寒岳登山口駐車場】
総行程は、距離12.1km、出発地点標高421m、最高標高1,371m(雄阿寒岳山頂)、最低標高421m(雄阿寒岳登山口)、移動平均速度1.8km/h、総所要時間6h40m(recorded_by garmin)。

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2013年7月6日土曜日

釧路湿原国立公園『温根内(おんねない)木道』

どこまで続くのか、果てしない光景
自分、訳あって釧路湿原国立公園にいる。いや、行ってきた。
ここの湿原、テレビなどで誰しも一度は見たことがあるだろう、我が国随一の大湿原で、そのごく一部ではあるが、実際に見てきたところ、とにかくだだっ広い。それでいて国立公園なので、どこでも自由に足を踏み入れることはできないらしい。まあ湿原だから、入ったとしてもズボズボなんだろうけど。そこで、この湿原では各所に木道の散策コースを設けて、この大自然を少しでも感じられるようにしているというわけ。

先日自分が行ってきたのは、湿原の西側に位置する温根内(おんねない)木道。ここの散策コースは2kmコースと3kmコースがあるが、暇人の自分は当然3kmコースをチョイス。
ワタスゲ、サギスゲ、カキツバタ。ここは水生植物だらけ。
それにしても北海道の自然は雄大である。3km程度の短いコースではあるが、とてもでないが、この数行しか書かないブログに、その感動を書き記すことは不可能である。とにかく今まで見たことのない景色なのである。
日本にこんな景色があったのか。なぜ今まで見に来なかったんだろう。ああ、家族に見せてあげたい。太陽の日差しが照りつける中、緑の大地は、さしずめアフリカのサバンナを思い起こさせる(行ったことはないけど...)。ふと、何年か前に読んだ「沈まぬ太陽」を思い出す。
そんなことを考えながら、ただただ、遠くを見つめていると、気づかないうちにそばにいた観光客から写真を撮ってほしいと声をかけられ、ふと我に返る。

食虫植物タヌキモの花も咲いていた
仕事や普段の生活で、ちまちまと細かいことをやっている自分がたまらなく恥ずかしい存在に感じられ、この大自然がまるで自分のちっちゃなところを嘲笑っているようにも感じられた。
さあ、明日からはもう少し気持ちに余裕をもって、日々の生活に当たろう。この感覚は何なのだろう。田舎ボケ?それとも目から鱗?


【Start温根内ビジターセンター~温根内木道3kmコース~Goal温根内ビジターセンター】
総行程は、距離3.2km、行程中標高差7m、移動平均速度2.5km/h、総所要時間1h17m(recorded_by garmin)。

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