トレッキング初心者が始めちゃったブログ

【ここだけの話】『トレッキング初心者が始めちゃったブログ』 と、タイトル設定したけど、今のところ主な活動は、「山登り」、「山歩き」、要は登山ですね。これが実に楽しい。タイトル下にも書いたけど、本当に不思議なくらいにこの世界に引き込まれていく自分が突然として顔を見せた。自分はいい年齢(トシ)なので、余り危険なことをする気はないけど、若いうちにこの世界を知っていれば、もしかしたら冒険心みたいな気持ちに灯がともってしまったかもしれない。この「山の世界」、かなりお勧めである。

2024年1月11日木曜日

富士見運だめし山行『蔵王山』

ふと、富士山が見たくなった。いつも東海道新幹線に乗るのは夜暗くなってからだから、そこにいるのだろうが、見えてない。近辺の山を歩いていても富士山は見えない。いや、もしかしたら本当は見えることもあったのかもしれないが、これまで意識したことはなかった。奥多摩や八ヶ岳など、向こうで山歩きをしていたときは、いつも富士山を探していて、見つけるとなぜか自然と手を合わせていた。そのくらい、富士山は自分の中で山歩きには欠かせないランドマークにはなっていた。そう、山歩きの目標の一つといっても、決して言い過ぎではない存在だった。

そんな富士山、この辺でも見られるところがいくつかあるらしいと、WEBで探し当てたので、年の初めということもあり、おめでたい富士を見に行くこととした。とはいえ、この辺から見るには富士山はやはり遠距離、よほど天気の条件が合わなければ、見られないだろう。つまり、見ることができたら幸運ともいえる富士見の運試し山行に行くこととした。内心、見ることができたら、今年はいい年になりそうな、そんな予感も抱きながらの山旅となった。

歩いてきたのは、渥美半島の先端、田原市の『蔵王山』。山自体は、250mと、そこそこの低山で、山頂には立派な展望台があり、もちろん自家用車でも行くことができる山だ。自分の場合、豊橋鉄道渥美線の終点、三河田原駅から徒歩で権現の森の登山口に向かい、そこから山道を歩いて頂上を目指した。といっても、登山口まで行ってしまえば、30分くらいで山頂なので、どちらかといえば街歩きがメインといった感じ。それでも、そんな短い時間の山歩きでさえ、「山歩きはいい」と感じてしまう自分、やはり山歩きに飢えていたようです。

さて、山頂に着いて、展望台に登り、富士山はどこかと探していると、隣りのご夫婦が「あった、富士山だ」と指を刺したので、自分もその方向を見ると、あっ、見えました!小さいけど、しっかりと見えました。真っ白なベールをまとい、うっすらと光る無垢の富士山。感動のあまり涙が出そうになりました(写真は残念だったけど...)。大袈裟ではなく、本当に。北風が吹く展望台で身体が冷えるまで見続けました。よく見ると、その左手にはアルプスらしき連山も。どこの山かと、その後、室内の表示を見てみると、聖岳と赤石岳のようです。ああ、歩いてみたい山域だけど、その前に歩きたい山はたくさんあるから、この山を歩くのはいつになることだろう。

それにしても、見ることができました富士山!今年はいい年になりそうな予感です。気をよくした自分、展望台の室内休憩所で持ってきたどら焼きとロールケーキをいただき(どんだけ甘い物好きなんだってことだが...)満足なひと時を味わった後は、気分を良くしたまま下山です。下山後は、事前に調べておいた立ち寄り湯。住宅街をしばらく歩くも、着いてみると、あいにくこの日はレストランが休業。しかもお風呂はこの日は小浴場だそう。まあ、しょうがないと、汗もかいていない身体を洗い、湯に浸かった後は、乾いた喉を我慢して駅前まで歩くことに。

30分以上かけて駅前まで来たけど、なんとここでもレストランがどこも開いていない。時刻は15時過ぎ。ちょうど悪い時間帯のようで、結局、電車に乗ることにした。その後、途中の乗り換え駅でビールにありつくことができたけど、このときすでに16時過ぎ。身体もすっかり冷えて、いつもの湯上がりのビールというわけにはいかなくなった。富士見の効果はこの日は現れなかったようだが、必ずや今年はいい年になるはず。めげずにもう少し長い目で効果を待とう(苦笑)。

さて、次はどの山歩こう。


▽ ヤマレコ情報(この後G地点からS地点まで歩きました)

GPS 03:15 距離 6.9 km 登り 270 m 下り 238 m