久々に読んだ山岳小説は、世界最高峰エベレストにまつわる話。自分の「山」とは似ても似つかない、まさに登山会トップの世界。主人公は自身クライマーでもあるカメラマンの深町誠40歳。山仲間とエベレストを狙った深町ほか6人の中年隊は2人を滑落事故で失う。失意の中カトマンドゥのとある登山用具店でG・マロリーがエベレスト遭難時に使用していたカメラを偶然にも見つけ、話は展開していく。その中で毒蛇と名乗る天才クライマーの羽生丈二に出会い、最後には自らも生死を賭けてのエベレストの頂に魅了されていく。厚めの単行本上下巻を簡単に言うと、そんなところ。作者の夢枕さんごめんなさい。
もし自分が20代の頃に山に魅了されてしまったらどうだったろうか、エベレストは大袈裟と考えても、クライミングの世界に入り込んでいただろうか。高所恐怖症で、臆病で、しかも人に迷惑をかけることが嫌いな自分は、やはりやらなかったであろうか。でも、40歳を越えて始めた山歩き、徐々にレベルを上げていきたいと感じている自分がいることもまた事実。もちろん、今さら本格的なクライミングを始めようとは思わないけど、チャンスがあれば日本アルプスの有名峰に登ってみたいとは思っているので、その場合、ある程度の登攀は必要になってくるはず。
この小説を読んでいると、そんな危険な山登りに挑んでいる自分を想像してしまい、「いつかは俺も」といった自分の中に眠る冒険心みたいなものが目覚めてきそうな、そんな気にもさせた。
今年もあっという間に半分が済んでしまい、当地での山シーズンも残り少なくなってきた。自分はというと、いろいろな事情が発生し、山歩きは当初思っていたほどの成果はあがってはいない。でも、それも自分の運命と受け止めて、これからも山に対しては自然体で臨みたいと思っている。今は行けない時期だけど、山の神様が「今、いいよ」と言ってくれる時は訪れるはず、そんなことを思って日々、トレーニングを欠かさず、過ごしていこうと思う。
この小説を読んでいると、そんな危険な山登りに挑んでいる自分を想像してしまい、「いつかは俺も」といった自分の中に眠る冒険心みたいなものが目覚めてきそうな、そんな気にもさせた。
今年もあっという間に半分が済んでしまい、当地での山シーズンも残り少なくなってきた。自分はというと、いろいろな事情が発生し、山歩きは当初思っていたほどの成果はあがってはいない。でも、それも自分の運命と受け止めて、これからも山に対しては自然体で臨みたいと思っている。今は行けない時期だけど、山の神様が「今、いいよ」と言ってくれる時は訪れるはず、そんなことを思って日々、トレーニングを欠かさず、過ごしていこうと思う。
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