トレッキング初心者が始めちゃったブログ

【ここだけの話】『トレッキング初心者が始めちゃったブログ』 と、タイトル設定したけど、今のところ主な活動は、「山登り」、「山歩き」、要は登山ですね。これが実に楽しい。タイトル下にも書いたけど、本当に不思議なくらいにこの世界に引き込まれていく自分が突然として顔を見せた。自分はいい年齢(トシ)なので、余り危険なことをする気はないけど、若いうちにこの世界を知っていれば、もしかしたら冒険心みたいな気持ちに灯がともってしまったかもしれない。この「山の世界」、かなりお勧めである。

2023年4月30日日曜日

久々テン泊、地元で人気の山『藤原岳』

現在、単身赴任中の自分、時間は比較的自由に使えるから(というか、暇を持て余している)、山には行き放題なわけだが、そうは言っても自身で身の回りのことを全てこなす必要があるので、せいぜい月に一度くらいの山行としている。先日も山を歩いてきたが、これが今年初のテン泊登山で、歩いてきたのは、鈴鹿山脈の『藤原岳』。ここは、登山口までのアクセスが電車だけで行けるのでとても便利だし、山頂手前の避難小屋にはトイレもあるので、多くの登山者が小屋の周りをテン場として利用しているらしいく、今回、トレーニングの一環としてこの山を歩くこととした。

一泊ということもあるし、しばらくぶりのテン泊でもあったので、缶ビールを持って行くことにした。350ml缶を6本で、このためザックの総重量は約20kg。自分でもバカじゃないかと思いながら、余計に重くなったザックをふうふう言いながら、登山道を登っていった。また、久々のテン泊だったので、忘れ物はないかと心配したが、おそらくは大丈夫だったと思う。寒さが心配されたけど、それほどでもなく、終始、快適なテン泊登山を楽しむことができた。

歩き始めは、朝8時で、自分は電車を利用して登山口まで来たが、登山口にある駐車場はすでに満車。当地の登山熱もなかなかに高いんだなと思いながら、登山口の鳥居をくぐった。

すぐに小さな神社があったので、この日の安全登山を祈念した。幸いにも山に入ると登山者の多さを感じることもなく、ひとり気ままな山歩きを楽しむことができそうで、いっそう、ワクワク感が湧いてきて、早速ご利益があったみたいだと、ひとり笑顔になりながら、静かな登山道を歩き進めた。

樹種こそ多様だが基本的に樹林帯が続くこの登山道は、足元もしっかりと整備されていて、とても歩きやすい。しかも危険箇所も見当たらず、山だから油断できないことは当たり前として、老若男女が楽しめそうな登山道だと思う。

ただ、この日はさすがにザックが重すぎた。普段からトレーニングしているので、多少の自信はあったけど、その自信は簡単に打ち砕かれたが、そうはいっても登らないわけにはいかないので、一歩一歩、足元を確かめるかのように、徐々に高度を上げていった。その結果、次から次へと、それこそ老若男女に先を譲った、いや抜かれた(汗)。

それでも、登山というのは、先を急がず時間をかけて歩いていると、目的地にはたどり着くもので、この日もようやく樹林帯を抜け、ややしばらく歩くと、避難小屋が見えてきた。ここが、今日の幕営地だ。

幕営地に着いたとはいえ、時間はまだ午前中。元々の計画では、すぐにテントを張って空身で山頂などを歩こうかなと思っていたが、樹林帯を抜けてからの風の強さが凄くて、最適な幕営場所が見当たらない。強いていうなら、今休んでいる避難小屋の前庭のような場所だが、ここは登山者たちの休憩場所になっていて、たくさんの人であふれ返っている。さすがに、今ここに張るわけにはいかないから、日帰り登山者が帰ってから張ることにした。

ということで、ザックを避難小屋にデポして、サブザックでまずは間近に見える山頂を目指すこととした。重い荷物から解き放たれた自分は、まるで翼を得たかのように、ひょいひょいと歩くことができて、ものの10分ほどで山頂に着いた。山頂は、岩がゴロゴロとしていて、やはり山岳信仰系の雰囲気も多少感じる。ただ、人気の山だけあって、山頂標識の前にはたくさんの記念写真待ちの行列ができていて、シャッターチャンスがなかなか巡ってこない。デポした荷物も気になるので、写真はそこそこの出来でよしとして、次に進むこととした。次は天狗岩だ。

天狗岩までは一旦、避難小屋前を通り過ぎて反対側の方向に向かうことになるが、小屋にデポしてきた荷物が大丈夫そうなことを確認して先を急いだ。避難小屋を過ぎると、カルスト地形っぽさがある、岩のぼこぼことした露出が目立つ広々とした丘といった場所で、見晴らしもよく気持ちのいい歩きができる。そこを抜けると、樹林帯に入っていき、標識どおりルートを取ると、すぐに目的の天狗岩に着く。ここもやはり人気のスポットで、すでに大勢の登山者で占領されている。まあ、確かにずっと佇んでいられるいい眺めだ。

天狗岩でのまったりとした時間に後ろ髪を引かれながら、テン場に戻ったが、時間はまだ12時。お昼ご飯を食べながらしばらく避難小屋前で休んでいると、素敵な初老の紳士といった雰囲気の登山者に話しかけられた。この方も今日はここに泊まるらしい。しかもツェルト泊だそう。風がやや心配ですねみたいな話をしながら、2人で話をしていると、今度は隣にいた、大阪から来たという女性登山者に話しかけられて、3人でしばらく登山談義に花が咲いた。2時も過ぎ、下山する姉ちゃん登山者(姉ちゃん呼ばわり、ごめんなさい)と別れて、テントを張って、一旦、一眠り。実は、この間、苦労して担ぎ上げてきた缶ビール6缶(これだけで約2kgだから、何度も言いますがバカみたいですが)をグビグビと飲っていたので、程よい眠気が襲ってきていた。

その後、起きたり寝たりで、だらだらと過ごしながら、朝5時に起床。途中、3時頃かな、トイレに起きた時は星空がとてもきれいだったけど、スマホカメラでは収めきれないと思って、写真は撮りませんでした。予定にはなかったけど、テン場からは山頂が近いので、急きょ、ご来光を拝みに行くこととした。早朝の冷たく張り詰めた空気を感じながら、薄暗い登山道にヘッデンを照らし、山頂に着くと、すでに何人かが夜明けを待っていた。お互いに挨拶を交わし日の出を待つが、いつもそうだけど、こういう時の太陽は出そうでなかなか出ない。このじれったさを楽しみながら数分、ようやく太陽が顔を出し始めた。伊勢湾を見下ろしながらのご来光は初めてだったので、感慨もひとしお。自分が知らない中で、毎日、このようなことが繰り返されていると考えると、日々の感謝が足りないのかなと反省しながら、もっと毎日を丁寧に大事に過ごさないといけないなと考え直す。ホント、ご来光っていいものです。

この後、テン場に戻って朝食の尾西(アルファ米です)を食べて、テントをたたんで、身支度を整えて下山を開始した。久しぶりのテン泊はホント楽しかった。やっぱり山はいいなと思いながら、少しは軽くなったザックを背負い、それでも気を抜かず、しっかりと一歩一歩を確かめながら下りた。事故は下山時に起きることが多いことは知られているし、好きな山歩きをさせてもらっているので、家族には迷惑をかけるわけにはいかないと思いながら、急ぐ行程でもないのでゆっくりと下りた。その後、登山口の休憩所で靴を洗い、電車の時間調整を兼ねた休憩をとった。この日もたくさんの登山者が山に入っていく。この山は、本当に地元に愛されている人気の山なんだなと感じながら、この場を後にした。その後は、近くの温泉に寄って、汗を流してから、電車で街まで移動し、駅前の食堂で軽くビールをいただき(またか...)、この日の楽しい山歩きを終えました。ああ、久々のテン泊登山は重かったけど、実に楽しい山歩きでした。

さて、次はどの山歩こう。



  GPS 06:03、距離 11.1 km、登り 1200 m、下り 1097 m

2023年3月18日土曜日

娘からの登山安全

現在、単身赴任中の自分、先日、久々に家に帰った時に、家族で御岳山に行ってきた。山歩きというよりも、御嶽山神社にお参りにって感じかな。久々の御岳山は相変わらず、観光客や登山客で賑わっていて、何だか懐かしかったですね。軽装で行ったので、初め肌寒さはあったけど、歩いているうちに身体が温まってきて、御嶽山神社に着く頃にはポカポカ。

ここ御岳山は自分の山歩きの原点とも言える山、山の神様にしっかりと家族の安全と、山歩きの安全を祈ってきた。子供たち(孫がいるんです)も、わいわいと大騒ぎしながら、疲れ知らずで御嶽山神社まで一気に登り詰めた。子供ってほんと元気ですね。そんな中、娘が(こちらは私の実子です)、「はいこれ」と、手渡してくれたのが、登山安全と書かれた御嶽山神社のお守り。嬉しかったです。

少し大人になってきた娘に感謝してありがたくいただいたこのお守り、今年、挑むであろうあの山に一緒に連れて行こうと思います。大事ですよね安全登山、皆さんにもこのご利益をお裾分けします。どうか安全登山で、楽しい歩きの時間を過ごしてください。

2023年2月11日土曜日

グリップスワニーのステンレスカップとか


山で使っていたマグカップを何年か前に無くしてしまってから、コーヒーもココアも山では飲まなくなった。まあ、もっぱらビールを飲んでいたからということもあるが。でも、最近になって、やはりカップが欲しいなと思い始めてきたので、Webなどで調べていたが、なかなか琴線に触れるとでも言おうか、これだと思えるカップに出会えないでいた。
そんな中でようやく見つけたのがロッキーカップという存在。本家のロッキーカップは生産が終了しているようで、世に流通しているのは高価なアンティーク物やそれをまねたバッタ物。どっちも、自分には不必要。


今回、自分が購入したのは、グリップスワニーというアウトドア衣料メーカーらしい(自分は知らなかった)、そこが出しているロッキーカップ似のステンレス製のカップ。各サイトでは、この形状のカップそのものをロッキーカップと呼んでいるようではあるが、本家(元祖)ロッキーカップではないので、ここでは「ロッキーカップ似」と呼びます。サイズ感としては容量が480mlで、シェラカップでは物足りないと思っていた自分にとっては、理想のサイズで、しかもステンレス製というのもいい。アルミ製は口触りがいまいちですよね。

さて、そうなるとかき混ぜ用のカトラティーが必要となったので、併せて木製のスプーン、フォーク、箸のセットも購入。ただし、こちらはカバーが付いていなかったので、今度、ママに作ってもらうことにします。

ああ、これを使って、今年の夏は今計画中のあの山で使うことになるのだろうか。今から楽しみだ。それまでは、せっせと体力づくりを頑張ろう。

2023年1月14日土曜日

しっかり雪山『御在所岳』ただし...

この季節、「歩くなら雪山でしょ!」ということで、日帰りでも行けて、しかもおそらくは登山者も多く、比較的安全度の高い山を探していたところ、見つけたのが今回歩いてきた山『御在所岳』です。

この山はスキー場もあって、事前に調べたところ営業もしているようなので、「まあ、少しくらいは雪は踏めるだろうね」程度の軽い気持ちで臨みました。この地域は今住んでいる町の南側に位置していて、どちらかと言えば温暖なイメージがあるので、正直、雪山歩きになるのだろうかと、半信半疑な気持ちで夜明け前、始発電車に乗り込みました。

電車をいくつか乗り換え近鉄湯の山温泉駅に到着し、バスに乗り込もうとしたら、事前に調べていたバスが夏期用の時刻で、この時期はこのままだと1時間半もバスを待たなければならない。そこで駅前に停まっていたタクシーに登山口までの料金を聞いてみたら、1,470円だという。思ったより安価だったので、タクシーで登山口のバス停まで行ってもらうことに。しかもタクシーの運転手さんが言うには、登山口のバス停と思っていた湯の山温泉バスターミナルは廃止になっていて、今はロープウェイ乗り場がバスの発着場になっているらしい。いやぁ~、Web情報はきちんと調べないと怖いものです。といいながらも、今回の登山ルートはすべてWeb任せ。紙の地図は持っていません。冬山をなめ切っているとしか言えないこの準備、自分で言うのもなんですが、あまりお勧めできません。

さて、この日の天気予報は晴れ、たしかに空を見上げると晴れてはいるものの、山だけが厚い雲にすっぽりと包まれています。歩いているうちに晴れてくれるといいなと思いながら、この日の山歩きをスタート。歩き始めから30分は舗装道歩きがつづきます。ここは湯の山温泉、初めて訪れましたが温泉宿がたくさんあり、立派な温泉街です。いつか温泉目当てに来てみたいなと思いながら、早朝の8時前、町の中をきょろきょろしながら歩きましたが、ザックを背負っていなければ、間違いなく不審者でしょう。

登山口に入ると、ややしばらく雪はありませんでしたが、30分ほど歩き、ちょうどロープウェイの下をくぐり、急登が始まる辺りから雪が多くなってきたので、アイゼンを装着しました。雪山では、このアイゼンの装着タイミングがとても重要だと思っていて、今回もこの後、やや岩が露出はしていましたが、結果的に正解だったと思います。

登りで歩いたルート、中道と呼ぶそうで基本、急登で奇岩が多いとの触れ込みですが、その分、足元もなかなかの岩歩きを楽しめます。アイゼンを着けながらの雪と岩のミックスは慎重に歩を進めなければならないし、何事もなかったから言えるけど、一歩間違ったら大変なことになりかねない歩きです。特にキレットと呼ばれる下りは、楽しかったけど、相当に気を使いました。

キレットを過ぎると、さらに急登は強くなり、途中でトレッキングポールからピッケルに変えるほどで、まさかこの日、本格的な雪山を味わえるとは思っていなかったので、登りながら充実感を感じながら久しぶりの山男モードに入り込み、息も大きく弾ませながら待ちゆくミッションを次々とクリアしていく気分だった。そして、ようやく最後の急登を登り切り尾根に登り切った。

と、その時、たくさんの笑い声が聞こえてきた。なに?登り切った先には、大勢のスキー客や観光客。そう、ここはロープウェイで山頂付近まで登れる山。大勢の人が軽装で行けるし、さらに歩いた先には大勢の子供たちがそり遊びをしているではないですか。雪山歩きを楽しめたのは良かったですが、正直、興ざめです。たくさんのファミリー客の中をアイゼン、ピッケルおじさんが歩いている光景、やや異常ですかね。もちろん、ほかにも登山者は歩いていますが、なんだか、恥ずかしさも感じます。その後、整備された通路のような雪道を山頂まで行きましたが、途中、横に並んで歩いたのは4~5歳くらいの女の子。山頂では、もちろん準備していたカップ麺は出せずじまい。さすがにこの状況ではカップ麺をすすることはできないですね。

ということで、結局、厚い雲に覆われたままの山頂滞在はそそくさと終わらせ、下りの途についた。下りは裏道と呼ばれるコースで下りることにしましたが、このコースもなかなかの急登。そう考えると、この御在所岳という山、かなり鋭角な山容なんでしょうね。登りの時に少しだけ見えた姿がそうだったと思います。山自体は、とても魅力的な山ですが、登山者としては、山頂付近までのロープウェイはいただけませんね。ただそれがこの地域に根付き受け入れられ、たくさんの笑顔を生んでいるのかと思うと、もちろん自分の考えの方がエゴなんでしょうね。
下りの裏道、基本、谷筋を歩くコースなので、登りの中道とは違って、かなり下まで雪が残っていました。足も疲れ始めた頃のアイゼンワーク、気を緩めることもなくしっかりと慎重に歩きました。何年か前、下りで前爪をひっかけて転んだことがありましたので、今回はそれをやると命取りにもなりそうなので、とにかく慎重に歩きました。おかげさまで、今回の山歩きも無事に下山することができたので、帰りに温泉にも立ち寄ることができたけど、ただ唯一、無事じゃなかったことがあります。おろしたての雪山用パンツにピッケルで穴をあけてしまったことです。すごくショックですが、雪山歩きの勲章として、無理やりですが、そう考えることとしました(涙)。

さて、次はどの山あるこう。




  GPS 06:01、距離 9.4 km、登り 965 m、下り 972 m



2022年12月11日日曜日

地元に愛されている山『猿投山』

この日は、天気が良かったこともあってか歩いている途中、多くの人にすれ違った。最初のうちは人数を数えていたけど、あまりの登山者の多さに途中からやめるほどで、間違いなく50人以上とすれ違ったと思う。これ、山頂とかの休憩所で会った人を除く数字なので、山歩きをした人は分かると思うけど、驚異的な数字です。標高も近いし、さながら名古屋の高尾山といったところでしょうかね(猿投山 629m、高尾山 599m)。

さて、その登山道といえば、自分が歩いたコースはしっかりと整備されていて、初心者でも歩きやすいと思う。逆に言うと、「整備されている」ということは、低山であることもあり階段が多いことにつながるが、この階段が、さらにまた逆に戻すと、意外にも歩きにくさにもつながっていると思う(ももを上げないといけないので、結構キツイ)。まあ、高低差があまりない山なので、このくらいのキツさは、むしろいい運動として、受け入れられているのかもしれないが、整備された里山とは、こうしたものなのかもしれない。

歩き始めは、名鉄バスの赤津バス停。ここから一般道を10分ほど歩くと雲興寺前に出るので、まずはこの日の安全をこのお寺で祈願した。山里の禅寺で心静かになったところで、登山口に向かい、静かな山歩きをスタートさせたのは、朝8時前。じわじわと標高を上げるにつれ体も温まってきて、それまで来ていたアウターをザックにしまい込み、12月の晴れの日の下、ロングTシャツ1枚でさらに標高を上げた。と思ったものの、このあと登りはすぐに終わり稜線にあっさりと出たが、「今日は、久しぶりの山歩き。ゆっくり行こう」と、あまりにも早く展開していることに自らくぎを刺すように、一歩一歩を味わうように歩いた。

とはいえ、その後、あっさりと山頂にたどり着いたが、自分の場合、低山では、基本、コース全体を楽しむのであって、山頂は一つの通過点としているので、少しだけ写真を撮って休憩することもなく、その場を後にした。歩いていて気づいたのは、この山は地元の人たちに愛されている山なんだということ。すれ違う人の多くは軽装のハイキングスタイルで、元気な子供たちの声や、敬老会とみられるおじいさんばあさんの団体、それからトレランなど様々。そして登山道には名物となっているのかな?ウサギのオブジェやカエル石、どれをとっても、しっかりと地元に根付いた山であることをうかがわせていると感じました。

ただ、あたりまえだけど、山頂を過ぎるとこの山もやはり下りとなるわけで、途中、猿投神社の奥宮なのか、「東の宮」でお参りをしたり、大展望台なる看板につられて眼下に広がる街並みを眺めたり、徐々に里に近づいてくる感じを楽しんだ。自分の場合、山から下りてきて人里を感じ始めると、非日常な世界から別れる残念な気持ちの一方で、事故なく下山できた安堵感で、「帰ってきた~」みたいなことをつぶやいてしまうのだが、この日これは出なかった。まあ、それだけ里山感が強く非日常感が薄かったということかとは思うけど、そうはいっても久しぶりの山歩きは、情けないことではあるが、それなりに足にキテしまった。これはやはり、普段のランニングだけでは足は鍛えられていないことだろうと思うし、これからは、もう少し頻度を上げて山を歩こうと思う。「山歩きは山歩きで鍛える」基本は大事だと改めて感じました。

最後に訪れた猿投神社は、思っていたよりも立派な神社で、神社好きの自分としてはお得な気分に浸れたし、この日の無事にお礼を告げるとともに、今後もいい山とのご縁をお願いすることができました。それから、今年見過ごしてしまったと思っていた紅葉も、少しだけ見ることができて、なんともほんわかとした幸せな気持ちに包まれ、この日の山歩きが幕を閉じた。さて次はどの山あるこう。

▽ ヤマレコ情報(山行記録にリンク)

  GPS 04:12、距離 10.1 km、登り 543 m、下り 600 m

2022年10月16日日曜日

『鳳来寺山(ほうらいじさん)』と『瑠璃山(るりやま)』

8月以来の山行、天気が良かったこともあり、最高でした。今回は、新幹線に乗ってのアクセスもありと、同じ県内の山なのに、これもまた珍しくも楽しい経験です。

歩いてきたのは、鳳来寺山と瑠璃山。こっちに引っ越してきて、なかなか歩きたいと思える山を見つけられなくて、ネットサーフィン(って、今でも言うのか?)で、ようやく出会ったのだけど、実際の山もなかなかによかったです。標高こそ1000mに満たない低山ですが、至る所に信仰の山という雰囲気が感じ取られ、歩いていて飽きのこない山でした。欲を言えば、もっとガッツリとした登りが欲しかったところですが、それでも今の自分には十分に癒され満足のいく山歩きとなりました。

歩き始めは、電車とバスを乗り継いで到着した鳳来寺バス停の目の前の駐車場。バスを降りて気づいたのですが、どうもこの辺は観光地らしく、そうは言っても観光地の朝8時はまだ静か。しんと静まり返る表参道的な門前道を歩くと、至るところに徳川家康とか、松尾芭蕉とか、山頭火とか、牧水とか、さらに自分の知らない芸術家の歌碑や石碑がたくさん並んでいる。

ここは、なんなのだろうと、首を傾げながら少しずつ登り坂を上がっていくと、登山口と呼んでいいのだろうか、石段の始まりが見えてくる。事前の情報によると、この鳳来寺に向かう石段は、千数百段と、日本でも有数の段数を誇っているらしく、それなりに覚悟はしたけど、日頃のトレーニングの成果があってか、意外にもあっさりと鳳来寺まで辿り着くことができました。もちろんその途中には、さまざまな史跡があったので、何度も足を止めたことも、比較的楽に登れた理由かな。

鳳来寺に着いてみると、朝が早かった割には子供からお年寄りまで、それなりに賑わっていたので、お参りと展望を少しだけ済ませ、そこから少し上にあった静かな祠の前で、小休止することに。せっかく山に来たので、一人静かな場所で山の気分を味わいたい気持ち、分かりますよね。

小休止を済ませてからは、さらに登り上がるコースで、一人息を弾ませ階段を登っていく。そう、このコースはとにかく階段が多く、階段が苦手な人にはあまりお勧めできないが、その分、高度はぐいぐい上がっていく。

途中、朽ちかけた奥の院を通り過ぎ、静かに佇む鳳来寺山の山頂をそおっと通り過ぎ、瑠璃山山頂にたどり着きました。山頂としては、鳳来寺山には申し訳ないが、圧倒的に瑠璃山が、展望よし、岩の具合良しで、軍配が上がるかな。この日は、とにかく待ちに待った晴れの休日。瑠璃山山頂でそれまでの鬱屈とした毒素を体内から思いっきり吐き出しました。ああ、本当にスッキリした!

その後、一旦、鳳来寺山山頂を経由して下りのコースに着くのだけど、このコース、登りと違って普通の登山道。その分、歴史感はないけど、自然はいっぱい。基本、樹林帯を黙々と下りていきますが、途中、ところどころに展望のきく場所があり、中でも鷹打場という場所は開放感がハンパない。時間もお昼近くになっていたので、ここでランチタイム。自分の山行ではすでに定番となったミックスサンドとカフェラテをペロリと平らげると、最後の下りに取りかかる。

まあ、取りかかるといっても、危険箇所の少ないこのコースは、緊張感が保てず、のんべんだらりんと、下っていく感覚なのですが、それでも途中に小ぢんまりとした東照宮があり、再びこの山が信仰の山であることを思い出させてくれます。

ただ、ここを通過すると、今度は本当に見どころはなくなり、ひたすら下るのみの歩き。ただし、このコース、あまり踏まれてないせいか、登山道終盤の林道手前に近づいたところで、地面を覆っている苔のせいで足元が滑るので、注意が必要。

ところで、今回の山行でも、やはり何度かコースを間違えてしまったけど、その度にヤマレコさんがアラートしてくれて、気づきを促してくれました。これ、結構ありがたい機能で、とくに下山間際になると、コースがややこしくなるから、頭も疲れた状態で知らせてくれるのは、ホント助かった。ということで、今回も無事下山することができました。

ちなみに、今回下山した場所は、湯谷温泉というところで、一応、着替えやタオルを持っていったのが、これが大正解で、下りた近くに公共の温泉施設があって、久しぶりに下山後にしっかりと温泉に浸かることができました。いやいや、ホント~に気持ちよかったですよ。しかも、風呂上がりに生ビールまでいただいてしまいました。ケチな自分ではあるけど、まあ、たまにはいいでしょう。いつも頑張っているんだから、自分へのちょっとしたご褒美です。ただ、その分、帰りは新幹線を使わず普通電車で帰りました。やっぱりケチな自分!

さて、今回の山歩き、普段から真面目にトレーニングを積み、ある程度自信を持って臨んだけど、特に後半、転びはしなかったけど、よくつまずき、よく滑った。しかも翌日には、太ももから足の裏までしっかりと筋肉痛。やはり山歩きは山歩きでないと、ちゃんとしたトレーニングにならないみたい。できれば、もう少し間隔を詰めて歩きたいと思います。

さて次はどの山あるこう。

▽ ヤマレコ情報(山行記録にリンク)

  GPS 05:05、距離 10.8 km、登り 717 m、下り 793 m

2022年8月14日日曜日

灼熱、山の日登山『遠見山』から『納古山』

どうですこの景色。スタートから幸先よしです。

今年2度目の山歩きに行ってきた。『遠見山』と『納古山』。

さて、関東の人からするとあまり聞きなれない山の名前だろうが、それもそのはず、自分、仕事の関係でこの夏、引越しました。今回、歩いたのは、新たな拠点の近場の低山。この日は山の日だったので、それならばと、新たな生活も落ち着き始めてきたこともあり、久しぶりの山へトレーニングも兼ねて歩いてきた。

ワンマン2両編成でした。かわいい!

出発はやはり早朝、6時前。電車を乗り継いで、最終的にはJR高山本線の「下麻生駅」で下車したが、この駅は無人駅なので電車(ていうか、ディーゼル車)を降りる際に車内で現金精算が必要。交通系カードで乗車した自分は、車掌さん(兼、運転手)に随分と手数を煩わせてしまった。住むところが変われば、様々な仕組みもまた変わるもの。知らなかったとはいえ、ごめんなさい。

アップルウォッチにヤマレコを連携。

気を取り直して駅を出て、集落内を歩いて登山口を目指す。今回は、紙の地図を調達できなかったので、頼りはヤマレコのみである。先日水没させてしまったスントからアップルウォッチに替えていたので、その実力を確認してみるのも今回の目的のひとつ。10分少々で登山口に着くが、民家の庭を横切るコースにやや戸惑いつつも、朝の8時、登山道には難なく入れた。

登山口。線路を潜るようです。

取りつきから樹林帯というか裏山の林の中、いきなりの急登で猛暑が予感されるムシムシした朝、一気に汗が噴き出した。ただ、この登りはそう長く続かず、たどり着いたのは小さな尾根。「見晴らし岩」との表示があったので、そちらに向かってみると、この日は最初っから絶景が拝めた。曲がりくねった緩やかな飛騨川が見事に見晴らせて、素晴らしいとしか言いようがない。今日はいい山歩きになりそう。

小尾根の分岐に戻ったが、「南天の滝」との表示に引っ掛かり、迷った末、コースを大きく外れ、100mを一気に下りて、地域が推す滝を見に行った。思いがけずに涼を得たが、そのつけは大きく登り返したときには、自身、滝のような汗が流れ出ていた...。

南天の滝。一瞬、涼を得られました。

その後まもなくして『遠見山』を踏んだが、この時点で歩き始めてから1時間ほどで、この日の山歩きは、まだまだこれから先が本番。この『遠見山』からややしばらくはアップダウンの少ないスピードの稼げる楽チンコース。途中、特に特徴はないが、程よいタイミングで道しるべがあったのはうれしかったかな。それにしても、この山歩き、ネットサーフィンして、とあるブログから人気の山として紹介されていたので、熊鈴を持っていかなかったが、山中、出会った登山者は2人のみ。ただでさえ初めての山域で、多少の不安感がある中で、自分ただひとりだったので、ところどころに熊目撃情報の立て看板があるたびに、「熊鈴持ってくればよかったな」と思いつつ、「やー」とか「はっ」とか奇声を上げて歩いた(笑)。

見通しは良いが、この日は灼熱。

ただ、楽チンだったあとは、なかなかの登りが待っていた。まあ、運動不足で体力の落ちた自分の感想なので、一般的にはこの勾配はどうかわからないけど、とにかく苦しかった。あまりの苦しさにくじけそうになった。登りの途中で何度も立ち止まっては、息を整え、いつまでも休んではいけないと思い、息が整いきれないまま、先を急ぐ。こんな感じで、徐々に次なるピーク『納古山』を目指した。

納古山山頂付近は岩だらけ。

きつい登りを何とか乗り越え、山頂が近づいてくると岩が多くなってくるが、特段、危険箇所もなく歩くことができる。ただ、この日はとにかく暑く、ハイドレーションで歩きながら水分を補給してきたが、おそらくそれ以上に発汗したと思う。Tシャツが水浸し状態で、歩きながら何度絞ったことか。そうしてようやく『納古山』山頂にまさにたどり着いた。この山の山頂は360度展望が効いて、この暑ささえなければ、最高のロケーションだ。ここにきて、登山者2~3名と出会ったが、皆、暑くてへばっているためか、言葉少なげで挨拶もそこそこ。

納古山の山頂。やはり灼熱。

炎天下での休憩をそそくさにして帰路に着くが、下りは中級コースとか表示のあるコースを選んだ。このコース、範囲こそ狭いが山頂直下はなかなかの岩場。へばったなんて弱音は吐いていられないレベル。慎重に慎重に歩を進める。ただ、そこをクリアすれば、基本、尾根をまっすぐと降りていく感じ。ところで、ヤマレコの地図に頼った山歩きだが、まあ、登山道の分かり易さもあってか、不自由を感じることはなかったが、携帯電話の方の充電量が最後のほうで足りなくなってきたので、モバイルバッテリーで補充した。あと、念のため虫よけスプレーを持っていったが、これが助かった。夏の低山はとにかく虫が多かったです。

登山口から出たところ。ホッ!

さて、登山口を出て林道歩きを経て、終着地となる「上麻生駅」までは、約30分。いつもそうだが、林道歩きも悪くはないと思う。登山道の緊張感から解放された感じがいいのかな。山歩きはもちろん大好きだけど、やはりその裏に潜む危険を体が感じているのだと思う。ただ、久しぶりの山歩き、とにかく暑くて大変だったけど、それでもとても楽しく歩くことができました。

さて、次はどの山あるこう。

今日はありがとうございました。

  GPS 04:35、距離 9.2 km、登り 731 m、下り 714 m