以前から丹沢には一度行ってみたいと思っていた。「東京の奥多摩」に対し、「神奈川の丹沢」、自分はこの山系をそんな位置づけで捉えていて、それほど険しくない山々だと思っていたし、我が家からもそれほど遠くない位置にあったので、以前から家内にも誘いを入れていた。そんな折、近頃めっきり春らしくなって来て、冬眠から目覚めてきた家内から、「今月行こう」との声。久しぶりに二人で歩くこととなった。
この日の天気は晴れ。気温も平地で22~23℃あったようで、すでに春の陽気。歩き始めは朝の7時半頃だったけど、すぐにフリースを脱ぎ、速乾性のロングTシャツ姿となった。それでもちょっとした上り坂では、いい感じに汗ばみ、久しぶりに春の山歩きを楽しむことができた。周りの景色はというと、さすがに春本番とまではいかず、花一輪咲いていなかったけど、ようく目を凝らしてみると、木々は芽吹き始め、このままの陽気が続けば一週間後には春の花が見られるのではないだろうか。
さて、今回歩いてきた山は標高1272mの『鍋割山』。丹沢山系の中では、おそらく入門編の山だと思う。この日は、今年最初の春の陽気に誘われたことも相まって、登山道には子供からお年寄りまでたくさんの登山者が山歩きを楽しんでいた。
この鍋割山という山、自分たちもそうだけどこの山に登る大多数の登山者は、山頂にたたずむ鍋割山荘の「鍋焼きうどん」を目的に登っているといっても過言ではないだろう。現に自分たちが山荘に到着して鍋焼きを注文したときも約10分待ちで、その後も次々と注文が入ってくる。うどん自体これといって特徴的なものではないけど、「鍋割山で鍋焼きうどん」とは、なんともしっくり来るではないか。山頂への到着直後、程よく汗をかき、気分が高揚しているの中、正面に広がる雄大な景色を眺めながら、暖かい汁物をいただけるなんて、実に登山者の好奇心をくすぐる演出だと思う。ウェブでの評判も手伝って、いつしか「鍋割山といえば鍋焼きうどん」といった風に定着したのだろう。
この日の天気は晴れ。気温も平地で22~23℃あったようで、すでに春の陽気。歩き始めは朝の7時半頃だったけど、すぐにフリースを脱ぎ、速乾性のロングTシャツ姿となった。それでもちょっとした上り坂では、いい感じに汗ばみ、久しぶりに春の山歩きを楽しむことができた。周りの景色はというと、さすがに春本番とまではいかず、花一輪咲いていなかったけど、ようく目を凝らしてみると、木々は芽吹き始め、このままの陽気が続けば一週間後には春の花が見られるのではないだろうか。
さて、今回歩いてきた山は標高1272mの『鍋割山』。丹沢山系の中では、おそらく入門編の山だと思う。この日は、今年最初の春の陽気に誘われたことも相まって、登山道には子供からお年寄りまでたくさんの登山者が山歩きを楽しんでいた。
この鍋割山という山、自分たちもそうだけどこの山に登る大多数の登山者は、山頂にたたずむ鍋割山荘の「鍋焼きうどん」を目的に登っているといっても過言ではないだろう。現に自分たちが山荘に到着して鍋焼きを注文したときも約10分待ちで、その後も次々と注文が入ってくる。うどん自体これといって特徴的なものではないけど、「鍋割山で鍋焼きうどん」とは、なんともしっくり来るではないか。山頂への到着直後、程よく汗をかき、気分が高揚しているの中、正面に広がる雄大な景色を眺めながら、暖かい汁物をいただけるなんて、実に登山者の好奇心をくすぐる演出だと思う。ウェブでの評判も手伝って、いつしか「鍋割山といえば鍋焼きうどん」といった風に定着したのだろう。
ところで、この鍋割山、登山道のかなりの部分が階段状になっていて、これが結構コタえる。うわさには聞いていたので覚悟はしていたけど、終わったかと思えば、また階段が始まる。終始そんな感じで、まさにうんざりするくらい階段が続くので、階段に弱い家内は、すっかり膝にダメージが溜まってしまい、帰りの駅では階段を使えず、エレベーターを使う有様。
こうした階段の苦手意識は、家内に限らず自分も含め他の登山者にも多いようで、階段脇にはたくさんの踏み跡があり、植生保護の観点からは問題がありそう。おそらく階段の設置自体が、登山道を逸れて歩くことによる植生被害を防止する目的もあったのだろうが、今となっては、それが仇となっているよう。
それと、ここの登山道、奥多摩のそれとは他にも雰囲気が違っている。奥多摩の場合、登り始めは暗い植林域の中、ズドーンとした急坂で、その後、尾根に出ると徐々に落葉樹林帯に入り、冬なんかは、その辺りから視界が明るくなってくる。ここの場合、植林域はあるけど、それほど整備された感じはなく、ナラなどの落葉樹をところどころに交えながら比較的高い場所まで植林が続いているといった印象。しかも登山道は比較的広い。したがって明るい場所が多く、歩きながらの開放感はこちらのほうがあるかな。
いずれにしてもこの階段だらけの登山道、自分としては、もう一度行こうと誘われたら正直、ちょっとためらってしまうかもしれない。すっかり奥多摩の登山道に馴染んでしまった自分、くしくも初めての丹沢山系歩きを経験することによって、浮気はやめてこれまでどおり地元の山に通うことを改めて決意してしまう山歩きとなってしまった。
【Start大倉BS~大倉尾根~鍋割山~二股~Goal大倉BS】
総行程は、距離17.3km、出発地点標高289m、最高標高1,381m(金冷ノ頭経過後)、最低標高289m(大倉BS)、移動平均速度2.3km/h、総所要時間7h32m(recorded_by garmin)。
こうした階段の苦手意識は、家内に限らず自分も含め他の登山者にも多いようで、階段脇にはたくさんの踏み跡があり、植生保護の観点からは問題がありそう。おそらく階段の設置自体が、登山道を逸れて歩くことによる植生被害を防止する目的もあったのだろうが、今となっては、それが仇となっているよう。
それと、ここの登山道、奥多摩のそれとは他にも雰囲気が違っている。奥多摩の場合、登り始めは暗い植林域の中、ズドーンとした急坂で、その後、尾根に出ると徐々に落葉樹林帯に入り、冬なんかは、その辺りから視界が明るくなってくる。ここの場合、植林域はあるけど、それほど整備された感じはなく、ナラなどの落葉樹をところどころに交えながら比較的高い場所まで植林が続いているといった印象。しかも登山道は比較的広い。したがって明るい場所が多く、歩きながらの開放感はこちらのほうがあるかな。
いずれにしてもこの階段だらけの登山道、自分としては、もう一度行こうと誘われたら正直、ちょっとためらってしまうかもしれない。すっかり奥多摩の登山道に馴染んでしまった自分、くしくも初めての丹沢山系歩きを経験することによって、浮気はやめてこれまでどおり地元の山に通うことを改めて決意してしまう山歩きとなってしまった。
黄砂のせいだろうか、富士山が霞んで見える |
総行程は、距離17.3km、出発地点標高289m、最高標高1,381m(金冷ノ頭経過後)、最低標高289m(大倉BS)、移動平均速度2.3km/h、総所要時間7h32m(recorded_by garmin)。
こんばんは~、青空です。
返信削除土曜は、風があったものの、いい天気でした。
階段の山に1000mの山登りは、結構大変でしょ、
すごい距離をあるかれた、奥様もすごいです。
丹沢系って富士山がよく見えそうですね!
私は、16日はちゃりで久々の遠征してきましたよ。
青空さん、いつもどうもです。
削除今回の山、意外に結構大変でした。でも景色がよくて、鍋焼きうどんも美味しくて、とても楽しかったですよ。
青空さんの遠征レポ、楽しみにしています。