直木賞作家の新田次郎が史実を基に昭和52年に書き下ろした小説で、現在は新装版が出ている。
この「剱岳」という作品、取材もかなり丁寧に行われたことが読んで取れる。本編の後には約40ページに亘って新田本人がこの作品を作り上げるに際しての思い出などを語っている。本人もよほど、思い入れが強かったのだろう。
その内容だが、時代は日露戦争直後の明治末期。前人未踏といわれ、また決して登ってはいけない山と恐れられていたために日本地図の空白地帯となっていた中部山岳地帯、剱岳。陸軍陸地測量部の測量官、柴崎芳太郎は、日本山岳会との剱岳初登頂の勝負をかけて、様々な困難と闘いながら山頂を目指していく。柴崎測量官の意志の強さや緻密な行動に加え、案内人の宇治長次郎の献身的な姿勢や身体能力の高さがとても印象的だった。
この本を読んでいくと、自分もいずれ剱岳に登ってみたいといった気持ちが高ぶってくる。ただ、この山初心者が、しかも今年すぐには行けないので、数年後、そう、もっと足腰が弱くなっているかもしれないこの自分が、あの前人未踏だった剱岳に、一服剱、前剱、カニノタテバイがある、あの剱岳に登ることができるのだろうか。
こんばんは、青空です。
返信削除んん、結構大変(危険かな)な所と思います、
見えるのは、すばらしい山で、
私には、ちょっと敷居が高いか~、
フギーダッシュさんなら、いけると思いますよ、、、
ぜひ、チャレンジしてください、
私は、おっちゃん連中と夏休みに高い山に行くようにしています。
おっちゃんたちは、昔、山にのぼっていたOBで、
剣岳にも、いっていたそうです。
そう、おっちゃん、今は、ハイキング程度ですがね~
青空さん、いつもどうもです。
削除いつかは、「剱岳登りました」って報告してみせますよ。
なんて、まだまだ先のことですがね。
とりあえずは奥多摩で頑張ります。