「黒部の山賊」とは、山を多少なりともかじっている者にとっては、その山心をそそるなかなか良いタイトルだと思う。著者は三俣山荘ほか黒部源流域の山荘の主、伊藤正一氏。
内容はというと、伊藤氏ご本人が黒部の山での生活で体験した浮世離れした出来事の記録で、戦後間もないころに三俣山荘の主となってから、その協力者、タイトルにもなっている黒部の山賊たちとの暮らしなどを昭和39年に書き記したもの。初版発行が平成6年というのが解せないが、黒部の大自然と、その中で起こる不思議な出来事などが、素朴なタッチで描かれている。小説家のような巧みな表現こそないものの、読んでいて実に愉快な気分になる書き物であった。
黒部源流の三俣山荘、たどり着くまで自分の足ではいったい何日かかるのだろうか。北アルプスの知識がほとんどない自分にとっては、とても測り知れないことだが、いつかは行ってみたいエリアだ。そして、この本に載っているような美しい大自然に触れたり、不思議なバケモノたちにも会ってみたい。なんだか、気分がアガってきた。それにしても我が国日本は、山の国ですな。行きたい山域がたくさんありすぎる...。
内容はというと、伊藤氏ご本人が黒部の山での生活で体験した浮世離れした出来事の記録で、戦後間もないころに三俣山荘の主となってから、その協力者、タイトルにもなっている黒部の山賊たちとの暮らしなどを昭和39年に書き記したもの。初版発行が平成6年というのが解せないが、黒部の大自然と、その中で起こる不思議な出来事などが、素朴なタッチで描かれている。小説家のような巧みな表現こそないものの、読んでいて実に愉快な気分になる書き物であった。
黒部源流の三俣山荘、たどり着くまで自分の足ではいったい何日かかるのだろうか。北アルプスの知識がほとんどない自分にとっては、とても測り知れないことだが、いつかは行ってみたいエリアだ。そして、この本に載っているような美しい大自然に触れたり、不思議なバケモノたちにも会ってみたい。なんだか、気分がアガってきた。それにしても我が国日本は、山の国ですな。行きたい山域がたくさんありすぎる...。
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