トレッキング初心者が始めちゃったブログ

【ここだけの話】『トレッキング初心者が始めちゃったブログ』 と、タイトル設定したけど、今のところ主な活動は、「山登り」、「山歩き」、要は登山ですね。これが実に楽しい。タイトル下にも書いたけど、本当に不思議なくらいにこの世界に引き込まれていく自分が突然として顔を見せた。自分はいい年齢(トシ)なので、余り危険なことをする気はないけど、若いうちにこの世界を知っていれば、もしかしたら冒険心みたいな気持ちに灯がともってしまったかもしれない。この「山の世界」、かなりお勧めである。

2020年6月21日日曜日

移動制限が解除されたけれど山は遠い...

2年前に歩いた甲斐駒ケ岳の山頂からの眺め
2年前に歩いた甲斐駒ケ岳の山頂からの眺め。今でも夢に現れる雲上の世界。

今週、県境を越える移動制限が解除された。社会経済活動のレベルをもう一段引き上げるそうだ。年明け辺りから新型コロナ報道がぽつぽつと出始め、2月にあのダイヤモンドプリンセス号での集団感染が分かり、4月に緊急事態宣言が出されると外出の自粛が国民の義務となり、3密とは無関係そうな登山の自粛はおろかランニングもマスク着用が必要となり、唯一の外出である通勤もリモートに変わった。何もかも制限され、制限と無関係なのはストレスと腹囲サイズの増幅だけとなった。
そんな状況もようやく解除されたものの、2か月余りの引きこもり生活は体だけではなく自分の気持ちも堕落させ、精神を硬直させ、活動という言葉から縁遠い生活習慣がしっかりと根付いてしまったようだ。
寝ても覚めても山のことを考え、山を愛する気持ちは衰えるどころか、むしろ以前よりも山が恋しくてたまらないはずなのに、なぜか体が動かない。鈍った身体を鍛え直さなければいけない気持ちを強く持っているはずなのに、なぜか体を動かそうとしない。どうなったんだ自分。
現実的に考えても、山に行くには密になりがちな電車に乗らなければならないし、駅を降りてから登山口までは、さらなる密のバスにも乗らなければならない。テント場について、そこが多くのテントで密集していたらどうしよう。そもそも、そんな不安心を抱きながら歩いて、果たして楽しめるのだろうか。万が一にも滑落などで遭難騒ぎになったら、マスコミの格好の餌食だ。以前の自分ならあまり思わなかった様々な不安心が、頭の片隅に常に貼りついている。こんな発想を抱く自分は頭がおかしくなったのだろうか。いや、だからこそ山に行って頭の中にもやもやと霞む悪いものを吐き出さないといけないのだろうとも思う...。こんな堂々めぐりとでもいおうか、答えの出ない自問自答を幾度とも繰り返してばかりいて、結果、身体が動かなくなってしまう。
さて、どうしよう。苦悩はまだまだ続きそうだ。山はまだ遠い。

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