岩茸石山山頂でのワンショット。平日の静かな山頂です。 |
なんと、3月下旬になって、ようやく今年初めての山行となりました。まあ、我が家にも世間様並みにゴタゴタがありまして、こんな時期になってしまいました。それにしても、前回が昨年11月だから、4か月以上も山から離れていたことになります。まじか~!
岩茸石山の山頂からの眺め。正面の大きな山は川苔山、左側の奥の山は雲取か? |
さて、今回の歩きは、JR青梅線は軍畑駅(いくさばた、って読むって知ってました?)近くの柚木駐車場という無料駐車場にマイカーを停めて、そこからの歩き始め。ちなみにこの日は平日に会社をサボって(もちろん、有給休暇の手続きをしてですが…)の山行だったので、朝9時過ぎに駐車場に着きましたが、他に1台しか車は停まっていませんでした。山歩きの時の無料駐車場って助かりますね。
ただし、ここから高水山の登山口までは、延々2.7km、50分の舗装道路歩きが待ってますので、その辺の覚悟は必要です(もちろん、帰りも)。もっともこの日は10年ぶりとなるだろうか、家内と下の娘(もちろん、とっくに成人は過ぎてます)との3人での山行。ただの舗装道路歩きも会話が弾むだけで、楽しい舗装道路歩きに早変わり。しかも、里の舗装道路歩きは、最初は意外に多い交通量に戸惑いながらも、登山口に近づくにつれ、道路沿いに川が流れ、キラキラとした水面や、せせらぎの音、目を凝らすと魚の影も見え、なんとも癒しの時間になりました。
高水山へ向かう舗装道路歩き。正面は高源寺。 |
登山道に入ると、ああ久しぶりの感覚。何年か前にも家内と歩いたこのコース、こんなだった。大きな砂防ダムを抜け、奥多摩特有の杉林がどんどん続く。川が沢となり、やがてちょろちょろの流れとなる。登山道はというと、急登が連続して息が上がってくる。しばらく歩くと一瞬、開けたところに出るが、急登はまだ続く。そこを頑張るとようやく尾根に上がることができる。
この間、ブログ用の写真を撮ろうと思ったが、カメラにバッテリーを入れてくるのを忘れたよう。久々の山行で、準備すらままならなかったようで、情けない。仕方なく携帯で写真を撮るものの、ただ久々の山行は、見るもの全てが新鮮で、その携帯を構えることも忘れてしまう。結局、この日の山行を通して満足な写真を撮ることは出来なかった。
奥多摩特有の杉林の登山道。懐かしの雰囲気でした。 |
やがて、常福院の山門が見え、その手前を左に曲がり直登していくと、すぐに最初の高水山の山頂に辿り着いた。
この時点で12時近くになっている。この日は18時までに家に帰らなければならず、帰りの渋滞を考えると、そうそうゆっくりともしていられない。休憩もそこそこに、二座目を目指す。せっかく登った山を一気に下り、その後、平坦な尾根道を歩き始めると、すぐさま次の岩茸石山が見えてきた。膝に不安を抱える家内はまだ大丈夫というが、下りの歩きを考えると、安心はできないだろう。さっきの休憩で帰りのルートを確認していたら、三座目の惣岳山から御岳山駅に下りるルートは、距離こそ短いが、その分、一気に急登を下るようで、膝痛を抱える家内が歩き疲れた状態で挑むには、時間のことを考えるとやや難しいだろう。
高水山の山頂。そこそこ広いけど、周りの杉林のせいか、山頂感がない。 |
岩茸石山頂上直下の急登、なかなかの勾配で適度に岩も見え、滑落でもしようものなら、ただでは済まないだろう。3人とも慎重に歩を進める。ただ、ゆっくりと歩けば難易度はそれほど高くないので、わずか数分間、最後の直登を楽しむ。そしてそこを抜けると、いよいよ山頂だ。
山頂直下の急登を抜けての高水山山頂。なかなかの開放感です。 |
岩茸石山の山頂は西側以外が開けていて、なかなかの展望が得られる。山頂にたどり着いた開放感もあり、3人とも「やったー、着いた〜」と、思わず声を上げる。この日は快晴とは言わないが、奥多摩の山々がしっかりと見え、正面にはどーんと川苔山、奥には雲取山も、あれは棒ノ折山だろうか、武甲山はどれだろうと、久々の山頂はやはりいい。ずっとこの瞬間を待っていたような気がして、この山を選んでよかったと、しばらくは、周りの山から目を離すことが出来なかった。
山頂ではバーナーでお湯を沸かし、これまた久々のカップ麺、鉄板です。間違いないです。山でのカップ麺はやはり美味い!こうして久々に3人で山の話をしながらのご飯も、最高の調味料になってるのかも。う〜ん、山はやはりいいですね。ここでもそんなことを思いました。
登山道の脇にあった倒木。久々の登山で、何気ない光景も新鮮です。 |
下りは、やはり家内の膝のことを考え、登ってきたルートを折り返すことに。途中、高水山の常福院で、道中安全のお礼とお願いをし、あーだこーだと、おしゃべりをしながら引き続いて楽しい歩きを楽しんだ。みんな、登りと違って下りは饒舌だ。ただし、そんな元気も最後に舗装道路に入ってからは疲れが出てきたようで、言葉が少なくなってきて、娘なんかは駐車場に辿り着いた時、小さな声で「やっと着いた〜」と、バテバテの様子。山歩きとしては、グダグダな感じだったが、無事に下山できたから、結果オーライってところかな。まあ、それでも実に楽しい山行でした。帰りの車の中で疲れ切ったのか、娘も家内もグースカ寝てたことは、言うまでもありませんが(笑)。家についてからGPSの記録を見てみたら、11kmも歩いていた。みんな頑張ったね。
さて、次はどの山歩こう。
登山道を抜けての帰り道。里は桜が見頃です。 |
0 件のコメント:
コメントを投稿