山頂間近の道しるべ。味があるではないか。 |
登った山は奥秩父山系の『金峰山』(きんぷさん)。標高が2,599mもありながら、標準コースタイム4時間あまりで、基点となる大弛峠駐車場との往復ができるという、初心者にとっては比較的気軽に高山体験をすることができるコースとなっている。
そんなこともあって、今回は珍しく下の娘もついてきた。
家を深夜2時に出発し、高速道路と長い林道を走ること3時間、ようやく明るくなり始めた大弛峠(おおだるみとうげ)駐車場は、なんとすでに満車。路駐し2時間ほど仮眠を取ったあと歩き始めたのは朝7時。
晴れてはいるが、遠くの厚い雲が周りを取り囲み、期待していた富士山や日本アルプスの山々は望めない。少し残念だが、それでも初めて訪れた奥多摩以外の登山道は、いつもの景色と違っていて何だかとても新鮮。何だろう、このシラビソという針葉樹林のせいだろうか、いつもの杉林とは違って登山道が明るく感じる。
歩き始めて約1時間、朝日岳手前に突如として現れる岩だらけの世界。初めての光景で興奮する。岩に座って振り返ると眼下にダイナミックな雲が下界を覆っている。見上げると空が近い。そしていつも見る空よりも青く見える。なんて美しい世界なんだろう。
朝日岳山頂に着くと、遠くに五丈岩が小さく見える。予定ではあと1時間くらいであそこに着くはずなんだけど、ずいぶん遠くに感じる。でもそんな遠いところまで自分の足で行ける歓びも一方で強く感じる。
山頂間近。空が近くて手が届きそう。 |
金峰山頂まで間もないところで森林限界を迎える。これがうわさの森林限界か。何度もしつこいようだけど、おじさん感動です(涙)。ところがこの辺りから、寝不足で体がだるいと言っていた家内が、頭痛と吐き気を訴えてきた。もしかしてこれは、うわさの高山病?さすがに感動とは言っていられないので、長めの休憩を取るが症状に改善は見られない。あと少しで山頂だというのに、どうしよう...。
ただ、さすが我が家内、このあと根性で何とか山頂までたどり着き、昼寝休憩へ。その後帰り道は超スローペースでなんとか帰着。危ない危ない、下手すりゃあ遭難だ...。
金峰山の頂上は岩の世界。山って、その数だけ山容が違うんだなとつくづく感じた。なんて表現してよいのか分からないけど、この山のこの岩はいったい誰がどうやってこの高いところに積み上げたんだろうと、妙な疑問が湧いてくる不思議な景色。
さて山頂についてからは、娘とともに憧れの五丈岩に挑戦。ルートは事前にYouTubeで勉強しておいたが、いざ目の前にすると、その大きさ、高さに圧倒され半分くらいまで登ったけど、それ以上はビビッて登れなかった。落ちたら軽い怪我では済まないだろうし、そこまでリスクを負う必要はないでしょうと、言い訳しながら退散、退散(冷汗)。
岩だらけの世界の山頂。 |
さて山頂についてからは、娘とともに憧れの五丈岩に挑戦。ルートは事前にYouTubeで勉強しておいたが、いざ目の前にすると、その大きさ、高さに圧倒され半分くらいまで登ったけど、それ以上はビビッて登れなかった。落ちたら軽い怪我では済まないだろうし、そこまでリスクを負う必要はないでしょうと、言い訳しながら退散、退散(冷汗)。
五丈岩。高さは20m位あるのかな?圧巻です。 |
今日の総行程は、距離8.8km、出発地点標高2,366m、最高標高2,599m(金峰山頂)、最低標高2,365m(大弛峠付近)、移動平均速度1.3km/h、総所要時間6h37m(recorded_by garmin)。
こんばんは、青空です
返信削除おお、さすが、行ってますね~、
秩父にこんな、高い山があったとはしらなかったのですが、
いい景色です!
高い山って、高山植物で、見晴らしイイですからね!
それにしても、
みなさん、すごい根性?ですね!
私たち、シロート連中では無理かな? ハハア、
青空さん、コメントいつもどうもです。
返信削除とんでもない、私のほうが素人中の素人です。
でも、素人だからこそなのか、どんどんと山の魅力に引き込まれていくので
根性と感じない力が備わってきているのかもしれません。
昨日も山に行ってきたので、近いうちに改めてレポします。