一杯水避難小屋が見えてきた。 |
なぜソロかというと、およそ暑い行程になるであろう真夏の奥多摩をいつものパートナーである家内が嫌がっているから。もともと暑がりでエアコン大好きの家内は、この時期、一日のほとんどの時間をエアコンの中で過ごしているらしい。省エネが叫ばれている中、なんとも不謹慎なことだ。
さて今回行ったのは、東日原バス停から三ツドッケ(1,576m)、蕎麦粒山(1,473m)、そして川苔山(1,363m)と三峰制覇(って言う程でもないが...)して、鳩ノ巣駅に下りてくるコース。標準時間は8時間強なので、朝早くから出ないと、下手をすれば日没時間にかかってしまう。なので、まだ夜が明けぬ朝の4時に家を出て、電車とバスを乗り継いで7時からの歩き始めとなった。
蕎麦粒山を越えてからの尾根道 |
それと初めてのロングコースだったので、とにかく時間が気になってしょうがなかった。幸いソロだったから、登りは別として平坦な場面ではとにかくスピード重視での歩きに徹することができたし、途中の休憩も虫が寄ってくるのが嫌で、十分な時間を取ることなく、とにかく、とにかく黙々と歩き続けた。また、奥多摩は緑の山なので、今回のコースも眺望はほぼないといっても良いコースで、そのことも歩きに徹する原動力となったようだ。三ツドッケ山頂も蕎麦粒山山頂もこの時期、緑が覆い茂り眺望は最悪だよ。
ただ、こうやって続けた「わき目もふらず」的な歩き、なんとなく違和感を感じる。そう、自分の目指している山歩きとはやはり違うなといった感じだ。次回はやはり、暑さ嫌いの家内を何とか引っ張り出して、ともに歩こうと思う。
それにしてもこの日は朝から歩き詰めて、しかもピークを3つもクリアするとなると、足の疲労は相当なもので、鳩ノ巣駅に着くころは、正直ヘロヘロだった。しまいには軽い熱中症にもなったようで、ヘロヘロ・フラフラだった。まだまだ修行が足りないな自分。
でも、一方でこの苦しい山歩きを楽しいと感じてしまっている自分がどこかにいる。この“どM”具合、我ながら自分が怖い(寒)...。
蕎麦粒山山頂。手前の岩が蕎麦粒岩? |
今日の総行程は、距離21.0km、出発地点標高598m、最高標高1,576m(三ツドッケ山頂)、最低標高360m(鳩ノ巣駅前)、移動平均速度3.8km/h、総所要時間8h10m(recorded_by garmin)。
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