白谷沢の見事なゴルジュ。高さは10m以上はある |
遅めの夏休みといってもこの時期、都内は日中30℃オーバーの日が続いているので、事前のコース選択の際にも涼しげなコースを中心に物色。
山歩き初心者の自分が言うのも、知った風でおこがましいような気恥ずかしいような感じもするが、こんなときはやはり「沢登り」でしょう。ということで選んだコースは棒ノ折山(ぼうのおれやま)の白谷沢(しろやざわ)登山口から登るコース。ここは、山好きの皇太子殿下も登ったらしい。
白谷沢登山口。水場は枯渇 |
登山道に入ってみると、暑いこの時期にあっても沢伝いのコースは涼やかな風が頬を優しく撫で、せせらぎの音色はそれだけで気分を落ち着かせてくれる。沢を渡る際の水を踏む感覚、冷たい岩肌の感触、先行きの岩の並びを見ながらの足運び、どれもこれも自分にとっては新鮮だ。
そして、このコースにおいてなんといっても注目すべきは、ゴルジュを歩けること。さっきは、気分が落ち着くと書いたけど、このゴルジュを歩くときに限っては、不思議と気分が高揚してくる。もちろん黒部などの本場とは比べ物にならないほど、規模は小さなものなのだろうけど、初心者の自分としては十分に感動にひたることができた。
ゴルジュ内は日中も薄暗い |
この日、沢登り気分を味わった後に設定したコースは、棒ノ折山(969m)から高水三山のうち岩茸石山(793m)と惣岳山(756m)を経由してJR御嶽駅に下りるコース。中でも棒ノ折山の山頂は、とても良かった。十分な広さがあって開放感を感じられたし、秩父側の展望がとても良く、運がよければ谷川岳や日光白根山までを望むことができるらしい。この日は雲が多かったのでそれはかなわなかったけど、それでも十分に展望を楽しむことができた。また、岩茸石山はそれまで歩いてきた棒ノ折山などを顧みることができ、周りにいた登山者と、「あれは何の山か」だとか、「これはこの山だ」といった話になり、初めて読図ができるようになりたいと思ったよ。これは次回以降の課題としよう。
棒ノ折山の頂上は広くて気持ちが良い。展望も申し分なし
いずれも標高の低い山だったけど、この日は適度な風もあり、やはり下界とは違う涼しさを感じた。ただ難点は、今回の登山道、幅が余り広くないので、この時期、登山道の周りの草が深く生い茂り、ところどころでその伸びた草が体に当たること。草がかさかさと腕に当たる感覚も嫌だけど、ダニが付かないよう十分な注意が必要だった。まあ、注意といっても付いたダニを払うくらいだけど。この日は1匹を確認し、撃退。
今日の総行程は、距離15.4km、出発地点標高352m、最高標高969m(棒ノ折山山頂)、最低標高248m(さわらびの湯バス停付近)、移動平均速度2.2km/h、総所要時間7h00m(recorded_by garmin)。
こんにちは、青空です、
返信削除行ってきましたか!
今回も、かなり、ハードな距離ですね!
すごい、体力!
どこに行っても暑い時期ですが、
沢登り、涼しそうです。
登りは、それでも暑いでしょ、
私は、昨日遠征でして、
今日はまったりしています。
青空さん、ドモです。
返信削除涼しくて、とても気持ちよかったですよ。
もちろん汗をたっぷりかいたので水分補給はこまめに行いました。
山歩きはこれからシーズンなので楽しみですね。