酉谷山山頂の様子。とても殺風景だった。 |
第一ピークの天祖山に到着してからの歩きは、依然として妙な余裕が自分を写真撮影に夢中にさせたりとか、咲き誇る草花に目をやったりとか、ちょっと気の早い紅葉に驚いたりとか、実に充実した山歩きとなった。
一方で、そうした歩き以外に夢中になっていたためか、この日の自分はコケるし、道に迷うし、誤るし、とにかく無用な時間(とまでは言わないけれど)をたっぷりと使ってしまい、気がつくとルートの3分の1を過ぎた程度なのに予定していたバスの時刻まであと僅かとなっていた。
「えっ?」である。
後半いくらなだらかなルートとはいえ、突然として絶望的な状況に陥った。なんで今になってこの深刻な状態に気づくことになってしまったのか。やはり、途中経過の目標達成状況を逐一チェックしていなかったことが、ここにきて大きくつけを貯めてしまうことに繋がったのだろう、などと悠長に分析している場合ではない。とにかく急がなければ。こうなれば余裕もへったくれもない。どうせ霧で展望は朝からゼロ。ここはとにかく急ぐしかない、しかも、バスの時刻どころか日没が訪れてしまったら先日買ったばかりのヘッドライトの登場だ。そんなの嫌だ!
そのときの心境はまさにこんな感じ。正直焦った。
酉谷避難小屋。泊り客が既にいた。 |
それにしても散々な一日だった。それもこれも自分の誤った山行計画にあると大反省。
今回は遭難とか日没とか、あるいは怪我にはつながらなかったから良かったものの、次回からは事前の山行計画をしっかりと立てることとしよう。特に歩く距離が長くなればなるにつれて、当然、危険度は増すわけであり、その対策としては事前計画は大事になってくる。今回はそんなことを身をもって学んだ、ある意味良い経験をした、そう思うこととしよう。あ~、それにしても疲れた。正直、こんな山歩きはもうこりごりである。
今日の総行程は、距離27.7km、出発地点標高252m、最高標高1723m(天祖山山頂)、最低標高252m(出発地点)、移動平均速度2.8km/h、総所要時間9h55m(recorded_by garmin)。
あはははは~、
返信削除よかったですね!生還できて、
この前の沢登りも、ちょと、危険だな~と、
思っておりましたが、、、、
今回、懲りた?ようですし、
しばらく影をひそめて大丈夫でしょう?笑
しかし、チャレンジャー精神はすごいです。
私にはまねできません、24キロお疲れ様でした。
ホント生きて帰れてよかったです。
返信削除まあ、本格的に山登りしている人からすれば、
ばかばかしいほどの山歩きではあると思うんですが、
自分のような素人でも、それなりに達成感を得ること
ができるって素晴らしくないですか?
山歩き、どんどんハマッてます。