トレッキング初心者が始めちゃったブログ

【ここだけの話】『トレッキング初心者が始めちゃったブログ』 と、タイトル設定したけど、今のところ主な活動は、「山登り」、「山歩き」、要は登山ですね。これが実に楽しい。タイトル下にも書いたけど、本当に不思議なくらいにこの世界に引き込まれていく自分が突然として顔を見せた。自分はいい年齢(トシ)なので、余り危険なことをする気はないけど、若いうちにこの世界を知っていれば、もしかしたら冒険心みたいな気持ちに灯がともってしまったかもしれない。この「山の世界」、かなりお勧めである。

2012年9月30日日曜日

ハードすぎた山行計画『天祖山』から『酉谷山』へ

朝靄の尾根道
この日は基本、こんな感じで視界悪...
先週の土曜日、歩いてきた。選んだ山は、今年の目標の一つとしていた酉谷山(とりだにやま)。
この山、小川谷林道ががけ崩れで通行禁止となっている今は、登るのはなかなか難しいと思っていたが、ある日、登山関係のウェブページを見ていたら、天祖山から酉谷山に行き、一杯水から東日原バス停に降りてくるルートを日帰りで成し遂げた人がいることを知った。総行程は約24km。なかなかハードではあるが、他人にできて自分にできないわけがないと思った。そんな根拠のない自信がふつふつと湧いてきて、今回の山行に至った。

このルート、天祖山までは急登が続くが、そこを抜けると多少のアップダウンはあるものの、基本は平坦に近い尾根歩き。だから前半遅れた分は後半で十分に取り戻すことはできる。トータルで3km/hで歩けば8時間で降りてくることができる。そんなイメージをもって臨んだ。
まあ、結果としては、そんな甘い計画は儚くともあっさりと吹き飛んでしまったのだが。

稲村岩
日原の象徴、稲村岩
当日は夜明け前に家を出て、始発電車からバスに乗り継ぎ、時おり小雨降る中、東日原バス停を朝7時から歩き始めた。途中、地元の方と挨拶を交わしたときに、天祖山までは3時間では着かないかもしれないとの情報を得た。このとき、「そうか、全ルートは把握したけど、途中経過の目標時間は確認しなかったな」と気づく。が、それを活かすことはしなかった...。ばかばか。
その後下調べどおり、天祖山までは急な登りが続く。途中、日本猿の群れがお出迎えをしてくれるなど、この場所が奥多摩の中でもさらに奥に位置しているのだなと実感しながら、朝靄の濃い山歩きをゆっくりと楽しんだ。山も自分を歓迎してくれるかのように、心に残る美しい自然の姿を見せてくれた。
雫の黄色い花
雫が垂れていっそう可憐な花
8月の蕎麦粒山では、脇目も振らず歩くこととなってしまったので、今回はとにかく楽しみながら歩くことに心がけた。後になって思い返すと、この精神は良かったが、それは適切な山行計画の下での話であって、自分の体力と歩行距離、そして制限時間との組み合わせをしっかりと考え計画しなければ、痛い目にあってしまうことを今回、体感した。ことさら山歩きに関しては命にもかかわってくる可能性がある。今回は大事には至らなかったけど本当に大失敗の山行計画となってしまった。ああ、何とか帰ってこれてよかった...。

あの日のその後の行動と心境、それは次回記録することとしよう。

2 件のコメント:

  1. おはよ~、青空です。
    ええ、すごい、(というか無理~)
    ”約24km。なかなかハードではあるが、他人にできて自分にできないわけがないと”
    いや、すごい考え!
    ワシも、山に行きますが、24キロ山で歩いたことは無いですよ。
    今日は、筋肉痛でまったりでしょうか?(アハハ)
    霧もおつなものでしょうけど、、、
    奥多摩で遭難するひとも多いと聞いてますので、
    よかったですね。
    だんだん、本格的になってきましたね!

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  2. 青空さん、いつもコメントありがとうございます。
    さすがに今回は疲れました。おっしゃるとおり翌日はまったりのぐったりでした。
    年甲斐もなく少々がんばりすぎました。次回からは自分に見合った計画を立てるつもりです。

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