一都二県に跨っている山頂 |
とはいっても、泊まった「雲取山荘」は、収容人員が400名と、山小屋というには似つかわしくない巨大なログハウス風の建物。この日はいったい何人泊まったのだろう。物凄い人ごみだった。驚いたのは、夜、布団を敷くとき、(ちなみに布団は自分たちで敷くのだが)係りの人が「敷き布団を縦に半分に折ってください。それが一人分のスペースです」ですと!
なんだか呆気にとられはしたものの、それもこれも今回は、雲取山に登るため、そして憧れの奥多摩のメインストリート、「石尾根」を歩くため。そのための修行なのだよ。一方で、山小屋に泊まりたかったことは確かだったし、そういった意味では初めての小屋泊は実に良い体験だった。特に山の中での星空は吸い込まれそうになるほどで、まさに満天という言葉にぴったりの世界。流れ星も見えたぞ~。
山の中では、無数の星を見ることができた。 |
一人で過酷なコースを黙々と歩くのも、それはそれで楽しいが、気の合う仲間数人で山に行くのも良いものだと、そういう山歩きもあるのだと、今回気づいたことは良かったと思う。まあ、本当はこのスタイルのほうが普通なんだろうけど...。
二日目の石尾根は、思ったとおり爽快だった。ウェブなどで雰囲気は感じていたけど、防火帯っていうんだよね。とにかく広い。今まで歩いていた奥多摩の登山道とは全く違う。人気があることに頷けるコースだ。他のコースにも、確か蕎麦粒山から日向沢ノ峰に向かう途中や、本仁田山からこぶたか山経由で下りる途中にも少しだけ広い箇所があった記憶があるが、こんなに長い距離の広々コースは、奥多摩ではここだけだろう。ただ、そうした石尾根でさえ、最後には植林域に入り、狭く急な登山道となってしまう。やはりそれが奥多摩なのだ。
ところで、雲取山山頂は北側の一部を除き展望の良い山頂で、ここから見たご来光は明日への希望とでもいうか、力がみなぎる思いになることができ、やはり太陽のパワーはすごいもんだと改めて感心してしまった。それと、この山頂からは、富士山、前の週に言った大菩薩嶺、南アルプス、八ヶ岳連邦などなど、たくさんの山を望むことができた。早朝からしばし呆然の時ですよ。
それにしても、小屋泊を伴った山歩きというのは、やはり日帰りの山歩きと違って、体験が深まることに伴って感動の大きさが倍増する感覚。自分の山歩きも新たなステージに突入した気分。ホント、山歩きって奥が深いものですな。
雲取山山頂からのご来光と色づき始めた石尾根。
今回の総行程は、距離1日目13.3km、2日目20.9km、出発地点標高925m、最高標高2017m(雲取山山頂)、最低標高372m(奥多摩駅付近)、移動平均速度2.2km/h、総所要時間1日目6h36m、2日目9h01m(recorded by garmin)。
青空です、
返信削除すご、
だいぶ距離歩かれましたね!
文面からは、きつかったとは、書かれていませんでしたが、
標高もかなり高いのですね!
すご~い。
私にはこの距離、あるけそうにないな~。
すばらしい、景色です、星はどうやって撮影されたのかな?
三脚?
布団半分もすごいな~。
感動いっぱいですね、
ますます、はまってますな~
青空さん、どうもです。
返信削除2日目は20km歩行だったので、さすがに最後の急な下りで、結構足にきましたね。
夜空の景色は、どうしても写真に収めたかったので、コンパクトな三脚を持っていったんです。初挑戦でしたが、なかなか上手く撮れたと思います。