トレッキング初心者が始めちゃったブログ

【ここだけの話】『トレッキング初心者が始めちゃったブログ』 と、タイトル設定したけど、今のところ主な活動は、「山登り」、「山歩き」、要は登山ですね。これが実に楽しい。タイトル下にも書いたけど、本当に不思議なくらいにこの世界に引き込まれていく自分が突然として顔を見せた。自分はいい年齢(トシ)なので、余り危険なことをする気はないけど、若いうちにこの世界を知っていれば、もしかしたら冒険心みたいな気持ちに灯がともってしまったかもしれない。この「山の世界」、かなりお勧めである。

2015年11月14日土曜日

《ちょこっと情報》MUKAストーブに起きた不具合と修理

以前に比べメタルっぽくなったコントロールダイヤル

2年ほど前から愛用しているSOTOのMUKAストーブ。プレヒートが不要なほか火力も強く、なんといっても嬉しいのはレギュラーガソリンを燃料として使用できるので、コスト的に大助かりと、いいことずくめのガソリンストーブ。ところが、先日、いつもどおり使用していたところ、コントロールダイヤル付近から霧状のガソリンが噴射しているのに気がついたので、慌てて火を止めたという事象が発生。
早速、ストーブを購入したスポーツ店を介して新富士バーナーさんに修理をお願いしたのだが(そういえば、修理後の着火テストしてなかったな...)、その際の修理費用はなんと無償とのこと。そう、タダ。メーカー側の見立てとしても、やはりコントロールダイヤルより燃料が漏れることを確認したようで、その原因としてはポンプ内の部品(Oリング)に異物が付着したためだそう。要は土ぼこりなどが侵入してきたため、隙間ができたのだろう。対処として、コントロールダイヤルを含むシリンダーユニットを新型のそれと交換してもらった。でも、無償で修理って、どういうことだろう。寛大なサービス精神?「損して得しろ」精神?それとも、同様の不具合が多数報告されているようだが、もしかして消極的なリコール?どうでもいいことだけど、このMUKAストーブ、決していいことずくめの製品ではなく、他のストーブ同様に丁寧な使用とそれなりのメンテナンスが必要だということ。まあ、当たり前か...。
最後に、今回の納品書にはジェネレーターが変形していたのでユニットごと交換したと記されていたのだが、どう見ても以前と同様に使用感ありありのまま。新富士バーナーさん、これどういうこと?交換してくれなかったの~?

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2015年11月8日日曜日

≪ちょこっと情報≫北横岳ヒュッテの晩飯

馬肉すき焼き、旨いには旨かったのだが...

先日泊まった北横岳ヒュッテ。山頂間近なロケーションといい、最大収容40名といった手頃なサイズ感といい、目がやや怖いながらも(ご主人ごめんなさい)ユーモア満載のご主人といい、なんといってもこの山小屋がウリにしていると思われる豪華な晩飯といいい、どれをとっても満足のいくものだった。
そんな魅力的な山小屋ではあるが、どうにも困ってしまた。それは、この日の晩飯の「馬肉すき焼き」のこと。馬肉はこの地方で昔から食べられている食材だそうで、それ自体は、むしろ実に美味しく頂けたのだが、ただ、この日の自分、一人だったということ。さすがに山小屋側も一人分で出すことができなかったのか、同じ日に宿泊していた親娘のお二人と一緒に鍋をつつくこととなった(正直、ゲッ!だった)。もちろん、一人で鍋をつつくことは寂しいが、さすがに今日始めて出会った人、しかも晩飯を食べるときに初めてコミュニケーションをとった方だったので、お互い気まずい感じ。まあ、向こうがよい方だったし、結局はお互いに気を使いながらも、それなりに打ち解けられて、そこがもしかしたら山小屋の狙いの一つだったのかもしれないけど、自分の性格上、かなり気疲れはしたことは確か。
ここに一人で泊まることを計画している方、そうしたこともあると思っていたほうがいいですね。逆に自分と違って山友との出会いを積極的に求める方には好都合かも。ご参考まで。

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2015年11月5日木曜日

堪能!晩秋の『北八ヶ岳』(後編)

北横岳から望む夜明け前の南八ヶ岳と南アルプス

小屋泊2日目の朝、ご来光を拝むために5時に起床し身支度を整えた。外の気温は-7℃。山頂では風があったので体感気温は-10℃超え。幸い泊まった北横岳ヒュッテから北横岳山頂(南峰)までは約10分ととても近いので、身支度としては防寒着を着込むほかはカメラを持つくらいなので、とても気軽にご来光拝みに行くことができる。まだ暗い登山道を山頂に向う途中、振り返ると漆黒の夜空にオレンジ色の地平線がくっきりと浮かび上がってきて、夜明けが間近であることを窺わせていた。
山頂で日の出を待つ間、だんだんと展望が開き始めてきた。南八ヶ岳、南アルプス、乗鞍岳、北アルプス、...そして、まだ名前の知らない山々たち(汗)。加えて、はるか下方に広がる雲海も。今日も快晴だ。きっといい日になるだろう。そんなことを思っていると朝日が顔を見せ始めてきた。なんて紅い色だ。これまで見たこともない真紅の太陽が少しずつ少しずつ昇ってくる。余りにも美しく、そして衝撃的で涙が出そうになった。思わず手を合わせていた。家族のことを思った。さっきまで寒くて震えていた体もぴたりと止まり、ひたすら山にいることの感謝と家族の幸せを願った。だが、そんな感動も小屋に戻って朝食をたらふく食べた頃にはすっかり鳴りを潜め、気持ちはすでに今日歩く予定の山のことでいっぱいに。今日もいい山歩きをするぞと。

大岳山頂から北横岳を望む。ヒュッテが見えた。

さて、2日目の山歩きは北横岳から大岳を縦走したあと、双子池まで一気に下りて、さらにもう一度北横岳までルートを変えて登り返すといったもので、短距離ながらも高低差400m以上を楽しむ「どM」ルート。大岳は前日の三ツ岳同様に岩の世界で、そう考えると、この北八山域は岩山なのか。まあ、そもそも八ヶ岳が火山だと考えると、岩だらけであることも頷けるのだが。
事件が起きたのはそんな大岳を下っている最中のこと。そのときは北八イメージどおりの苔地帯を緩~く歩いていて、ふと登山道を外れたことに気づき、「あれっ」と思ったけど、それでも僅かに踏み跡らしいものも続いていたので、そのまま歩き続けた。そのときは「こけ天国」が何故かずっと続くと思い込んでいたのだが、徐々に「しゃくなげ地獄」に変わり、しまいには身動きが取れない状況となった。

ひっそりとしたシラビソの森を一人歩く

まだ早い時間帯だったからよかったものの、下手をすればパニックとなってもおかしくない状況。さすがに観念し、可能な限り元の場所に引き返すこととした。とにかくきついヤブ漕ぎ状態を抜け出ようと、四つん這いになりながらも必死に登り返し、結局、コースアウトしてから40~50分かけてようやく登山道に出ることができた。この時点で体力レベルは早くも50%まで低下。いや~、道迷いは早めの回帰が大切だという基本を忘れて、すっかり浮かれてしまっていた。恐るべし「こけ天国」と「しゃくなげ地獄」。
このあと、双子池や亀甲池で癒されはしたものの、北横岳の登り返しはさすがに堪えた。でも、そんなきつい状況も不思議と楽しみながら、周りの雰囲気の変化にも敏感に感じながら、もちろんハアハアと息を弾ませながら、山歩きを楽しんだ。いまさら、今回の山歩きの教訓を書くまでもないが、山はやはり体で感じ、体で覚え、苦しみながら楽しむといった言葉的には矛盾はあるだろうが、まあ、そういうものなのかもしれない。ところで、今回の山歩きは雪山の下見を兼ねてと言ったが、とんでもない失礼な話。今回は今回で十分に堪能することができ、一気に北八ファンとなってしまった。冬に行くときは、また新たな気持ちでこの山域を楽しむこととしたい。今から楽しみである。

【1日目:Start R.W.山頂駅~縞枯山~Goal 北横岳ヒュッテ、2日目:Start 北横岳ヒュッテ~大岳~Goal R.W.山頂】
総行程は、距離1日目6.3km、2日目10.0km、1日目出発地点標高2237m、最高標高2480m(北横岳北峰山頂)、最低標高2026m(双子池前)、移動平均速度1.4km/h、総所要時間1日目4h10m、2日目6h36m(recorded by garmin)

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2015年11月2日月曜日

堪能!晩秋の『北八ヶ岳』(前編)

霧氷で白くなった山が青空に映える

今度の冬、雪山デビューを計画している自分。この週末、その下見を兼ねて北八ヶ岳山域に足を踏み入れてきた。北八ヶ岳、特に北横岳周辺は今や冬山入門の山域として、冬ともなればスノーシューを履いた若者を中心に大変賑わっているらしい。この北八、なんといってもロープウェイで一気に2200mまで登れるし、山頂駅の周りは比較的平坦で、しかも冬でも山小屋が営業していることが冬山初心者にとっても安心できるのだろう。かくいう自分も基本に忠実に?この山域を冬山デビューの場としてチョイスしたのだが、基本、ソロで歩く自分、いかに入門コースといえども、さすがに冬山歩きをするには一度でもその山の雰囲気を知っておこうと思い、今回の山歩きとなった。
当初雨が心配されたこの日は、そんな心配をよそに冬を目前に控えての澄み切った青空が広がり、久々の小屋泊ということもあり、朝からテンションマックスの状態で山を目指した。電車からバスに乗り継いで、北横岳や蓼科山が見え始めた頃は白い鼻息が荒々しく噴出していたのではと思うくらい。しかもこの日の山はうっすらと白くなっていて、ロープウェイの車掌さんいわく、霧氷によるものらしい。大変珍しい現象で、このことで自分のテンションはさらに高まって、0℃近傍の気温の中では自分の鼻の周りにも霧氷ができていたのではないだろうか(笑)。

縞枯山展望台。樹林帯を抜けてのここは気分がイイ。

坪庭を抜け一人歩き始めるとピーンと張り詰めた山の空気がたまらなく気持ちが良く、また、この山域特有の縞枯現象を間近にして自然の奇跡に驚き、梢の霧氷がぱらぱらと落ちる中、縞枯山に向けて静かに歩を進めていく。途中の縞枯山展望台で意外にも岩稜の世界を味わい、その後、雨池山、三ツ岳と経て本日の宿泊先である北横岳ヒュッテに到着。この間、想像以上の急峻なアップダウンと、ごろごろとした岩がひしめく登山道では、一歩一歩が大きく足を広げないと上り下りができず、鍛え不足の太ももが徐々にやられていった。特に三ツ岳では、それまで北八は優しい女性的な山だと勝手に思っていた概念を完全に覆すほど、ごつごつした岩の世界で、鎖場が連続するなど、とても男っぽい山であることが分かった。
そうして、この日は山小屋でご当地料理の馬肉すき焼きといったスペシャルな夕食をいただいた後、薪ストーブ前のスペースでご主人や他の宿泊客の山談義を聞くなどして充実した一日を終え、9時には床に就いた。なんといっても明日は数年ぶりの山でのご来光。晴れることを祈りながら、満腹感や疲れもあってか、あっという間に眠りに就くことができた。(後編へ続く)

小屋泊の楽しみの一つに満天に輝く星空もある。

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2015年9月29日火曜日

帰ってきたぞ、奥多摩に『鷹ノ巣山 稲村尾根コース』

稲村尾根コースの登山口。稲村岩がいい!

こっちに戻ってきての最初の山歩きは、ここと決めていた。奥多摩三大急登の一端をなす稲村尾根からの鷹ノ巣山。というのも自分、山間に閉ざされた里山といった日原集落の雰囲気が大好きで、この地域へはこれまでも何度も訪れていて、単身赴任生活の間にも日原のことを何度も思い出していた。
この日、その念願がようやく叶ったわけだが、ルーティーンを思い出すように出発は以前のように朝4時半頃の始発に乗り、奥多摩駅でバスに乗り換え、起き始めのまだ静かな日原集落を歩いて登山口に着いた。この間、何度も以前の光景がフラッシュバックし現実の光景とダブって、「ああ、懐かしい。これだよ」と小さく呟いた。
本当は、もっと早くにここに来たかったのだけど、2ヶ月前に単身赴任から戻ってきてからというもの、色々なことがあった。家族のこと、仕事のこと、健康のこと、生活のこと、とても山どころではなかった。いずれも根本的な解決には至ってはいないけど、ここにきて、ようやく落ち着きを取り戻してきたので、思い切って山に来た。来てよかった。山にいると気が晴れる。

この日の山頂。雲が早く展望は一定しない。

さて、話は戻って稲村尾根だが、登山口から日原川の河原まで下り、そこから1737mの山頂までの約1200mを3時間かけてほぼ真っ直ぐに上り返していくといった単純コース。はじめの1時間は沢筋を歩いていくのでせせらぎと水の流れで癒されながらの歩きだが、その後はざっくり言うと登り一辺倒。斜度は色々なブログで言われているほどでもないかな。奥多摩って大体こんな感じだと思う。でも、3時間ぶっ続けの登りは久しぶりだったので、それなりに堪えた。というか、その後の下山時には足がふらついてしまった。正直、まだまだ鍛錬不足だと改めて気づかされてしまった。
それでも久々の奥多摩は、自分のホームグラウンドに帰ってきたという気分で、山の雰囲気を全身で感じながら、失われた時間を取り戻すように一歩一歩を噛みしめるように歩き、山での時間を十分に楽しむことができた。

この他にも色々なきのこが顔を見せていた。

この時期の奥多摩は、まもなくやってくる紅葉の時期を前に山全体がその準備を始めているようで、気の早い葉っぱはすでに色づき始めていたり、登山道も落葉で覆われはじめていた。ナラなどのどんぐり林では、大粒の雨が降っているんじゃないかと思わせるほどの、バラバラバラッといったどんぐりの落ちる音が静かなはずの森をにぎやかに騒ぎ立てていたし、先日雨が降ったばかりということもあり、山の中は、さながら「きのこ天国」といった様相にもなっていて、しんどい歩きをしながらも、いろんなことに目や耳を奪われた。つまり、こんなことも含めて、このブログで何度も言い続けているが、「やっぱり山はいい!」ということ。自分は、アルプスと名のつく山域に足を踏み入れたことはないが、そこはそこでいいだろうが、ここ(奥多摩)はここでいい。深田久弥が言っていたようにまさに「百の頂に、百の喜びあり」ということなのだろう。これからも、奥多摩をベースに山歩きを楽しんでいきたい。今回の山歩きは、そんな原点回帰の山歩きとなった。

【Start 日原登山口~鷹ノ巣山~Goal 熱海登山口】
総行程は、距離13.3km、出発地点標高620m、最高標高1737m(鷹ノ巣山山頂)、最低標高561m(日原川付近)、移動平均速度1.9km/h、総所要時間6h35m(recorded by garmin)

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2015年7月6日月曜日

目標の山『羅臼岳』

羅臼岳頂上から知床連山を眺める。

昨日、当地での目標としていた山、『羅臼岳』にとうとう登ってきた。昨年から何度も計画を練っては、天候、仕事、家のこと、などなどにより、そのたびに計画倒れとなっていた。その山を昨日登ってきた。世界自然遺産「知床半島」のほぼ中央に位置し、半島の背骨を成す知床連山の最高峰で標高は1660m。
昨日は大興奮のまま一日を終えたが、今日になって目標を失ったせいか虚脱感というのか気の抜けた感じになっている。今になって気付くが、山は麻薬のようなものなのかも。ああ、早く次の目標を見つけなければ...(笑)。
さて、昨日の興奮を忘れてしまう前にレポすることとする。登山前日は、一帯、しとしと雨が降り続いていて、翌日の登山実行が危ぶまれた。山小屋の窓越しに屋根から滴り落ちてくる雨水を見ていたら、「やっぱり、今回も駄目なのか」といった諦め感を感じずにはいられなかったほど。ところが、翌朝起きてみると雨音が聞こえない。昨日、山小屋のご主人が明日は良い天気になると言っていたとおり、夜が明けてくると、それまで黒かった空がだんだんと青に染まってきた。「よしっ!」思わず声が出た。

大沢の雪渓、後半は結構な斜度。正直ビビりました。

山小屋のご主人に別れを告げ、歩き始の3時間程度は樹林帯。ここは世界屈指のヒグマ密集地域。何とも言えない緊張感で歩を進めていく。ちょっとした物音にも身体がびくっとする。ヒグマに会わないためには急いだ方が良いのか、ゆっくり歩いたほうが良いのかと、訳の分からないことを考えながら、とにかくひたすら歩く。その後、大沢と呼ばれる雪渓に出て約30分朝日を浴びてキラキラと光る雪渓歩きを楽しむ。というか、自分雪渓は初めてで、後半、結構な斜度になると、滑落の恐怖から結構、身体に力が入ったし、視線も足元しか見ることができず、まさにガチガチの状態で、それでも一歩一歩確実にという気持ちから、なんとか雪渓上部まで歩ききることができた。いやこれ、本当に疲れた。その後、雪渓をを登りきると一変してハイマツの世界で、すぐさま目の前にドーンといった感じで羅臼岳が威風堂々と姿を現した。そこは羅臼平と呼ばれるところで、下山時には4張りくらいのテントがあった。クマは大丈夫?彼らには恐怖感という感情がないのだろうか。ある意味スゴイ...(汗)。

羅臼平からの羅臼岳ドーン!

さてさて、羅臼平からはあと1時間ほどで山頂。目の前に目標達成がぶら下がっていて、ニヤニヤせずにはいられない心境の中、「いやいや登頂までは気を抜けないぞ」と、気持ちを再び引き締めて、最後の岩登りを慎重に登っていく。幸い、ルートの矢印がいたるところにペイントされていたので、その目印を見失うことなくゆっくりと登っていけば自分のような岩初心者であっても登れるレベル。もちろん三点確保は確実に実行したけど。そして山頂、今までにない達成感がみなぎってきた。それなりの高度感に強い風、油断はできな状況だけど、そんなことを忘れさせるかのように、目の前には本物の知床連山がクリアに姿を見せ、そのすぐ横には国後島の最高峰「爺爺(チャチャ)岳」1822mが雲の上に頭を見せている。振り返ると羅臼湖が太陽の光を浴びキラキラと光り、その先にあるはずの斜里岳は残念ながら雲の中にすっぽりと包まれていた。そんなことも含めて見とれた。自然の凄さ、美しさに見とれた。良く見るとオホーツク海を含めた周りの海は雲の中、この羅臼岳周辺だけがぽっかりと雲がない。そんな幸運にも心を揺すぶられた。一生忘れない、そう思い山頂を後にした。

登山道にはメアカンキンバイ以外にもたくさんの花が。

登りの苦労がウソのように下山は比較的、安定して歩くことができた。雪渓も下山時の方が高度感が薄れ楽しいことにも気づいた。もちろんヒグマの恐怖はそれなりにあったけど、それも慣れてしまえば入山時のようなビビりも影を潜めた格好。慣れとは怖いものである。
無事山小屋に着いた後、昨晩、山小屋で一緒になった埼玉県から来たというベテラン登山者を近くまで車で乗せた。今度またどこかの山で会いましょうと言われた。ホントそうありたいものだと強く思った。山とはやはり、いいものだ。

【Start 岩尾別登山口~羅臼岳~Goal 岩尾別登山口】
総行程は、距離14.0km、出発地点標高230m、最高標高1660m(羅臼岳山頂)、最低標高230m(登山口)、移動平均速度1.5km/h、総所要時間9h11m(recorded by garmin)

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2015年7月3日金曜日

山、前夜

あと水を持つと12kg。重すぎ?

明日は久々の山。今年2度目の山で、当地に来てから果たして何度目の山だろうか。特に今回は、目指す山の麓の山小屋に前泊し、歩き終えてからは近くの温泉ホテルに後泊するといった、今の自分にとっては思い切った計画。会社も1日休むこととした。思えば今回の山は偶然に、しかも突然にチャンスが巡ってきた。週末の仕事がぽっかり空き、さらには天気も悪くなさそうなので、今しかないと思い、反射的に宿泊先やレンタカーの手配をしていた。出発を明日に控えても天気予報に大きな変化はない。あとは、当日の冷静な行動と山の神様にお願いして、山頂からの展望と怪我なく戻れる幸運をつかむだけ。
そんなことを考えていると眠れないだろうなと思い、今日はビールを飲むことに。でも、今回の山は、当地に来たときから目標としていた山。ただでさえ久しぶりの山なのに、そんな山だから興奮しないわけにはいかない。いかん、いかん、今からこんなだとロクなことは起きない。ということで、そろそろ頑張って眠りに就くことにする。zzz...。


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