トレッキング初心者が始めちゃったブログ

【ここだけの話】『トレッキング初心者が始めちゃったブログ』 と、タイトル設定したけど、今のところ主な活動は、「山登り」、「山歩き」、要は登山ですね。これが実に楽しい。タイトル下にも書いたけど、本当に不思議なくらいにこの世界に引き込まれていく自分が突然として顔を見せた。自分はいい年齢(トシ)なので、余り危険なことをする気はないけど、若いうちにこの世界を知っていれば、もしかしたら冒険心みたいな気持ちに灯がともってしまったかもしれない。この「山の世界」、かなりお勧めである。

2013年12月29日日曜日

2013年、今年の山歩きを振り返って

雄阿寒岳から望む阿寒湖と雌阿寒岳
2011年の秋に家内とともに始めた山歩きも、今年は3年目。再びの単身赴任となり、しかも近くに山が少ない環境に変わったことにより、山行は極端に減った。それでも今年前半の貯金もあり、ホームグランドの奥多摩の山を中心に延べ9回、山を訪れ、大小含め名の付くピークには21座ほど立った(生涯累計30回58ピーク)。

今年最も印象に残った山は、やはり当地に来て登った山で、しかも初めての活火山「雌阿寒岳」。この山、ホント凄かった。迫力満点の火山ガスの噴射音や、初めて見る地獄谷の不気味な景色、お隣の阿寒富士の美しさと、その阿寒富士から見た雌阿寒岳の雄大さ。どれもこれも、この目にしっかりと焼きつけてきた。
雪の奥多摩に始まった今年の山歩き、家内と一緒に歩いた鍋割山が今年のことだなんて、何だか信じられないくらい以前のことのよう。年の初めには一年の山行目標として南アルプスという次のステージへの進出を掲げたが、転勤により儚くも断念せざるを得なくなったが、その反面、冬山という新たな目標も見つかった。山行の数は少なかったが、新たな環境に身を置くことによって、去年までとは違った考えを巡らせることができた一年となったかな。改めて、登山とは奥深いものであると感じている。

さて、来年のことは年が改まってから記すとして、今年一年、怪我なく山歩きを楽しむことができて、ホント幸せでした。山の神様、来年もまたよろしくです。

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2013年12月15日日曜日

目指せ冬山!『SCARPA Mont Blanc GTX』

憧れのスカルパ・モンブラン
どうせ当地に来たのなら、冬山の、というか寒冷地のトレーニングをするでしょう。ということで、憧れの冬山用登山靴『SCARPA Mont Blanc GTX』(スカルパ モンブラン)を買ってしまった。
簡単に「買ってしまった」といったが、自分的には相当の思いきり。なんせお高い買い物だし、冬山登山も正直どの程度行くかのも未知である。しかし、当地の長い冬、ただ黙って部屋にいるわけにもいかないし、むしろこの環境を活かすには「冬山登山」という目標を立てて、赴任期間中に基本装備の充実化や耐寒性を身につることができたらと思っている。

さてこのモンブラン、冬山用の登山靴としては、少なくとも国内においてはスポルティバのネパールに匹敵するくらい、とても人気のあるモデル。というのも、保温性は北海道を除いて国内おおよその冬山に対応しているし、最新モデルは足首周りの抑えが従来モデルよりも柔軟性が高まり、冬山歩きはより安全・快適になっているとの声もあがっている。でもまあ、何といっても作りが細部まで手抜き感がないし、全体的な機能も高レベルでしかもバランスが良いことが最大の魅力なのだろう。

いつかは、こいつとともに冬の八ヶ岳とかを歩いてみたいと思っている。元来、寒さが苦手な自分、本当は寒い中、外に出るのは嫌なんだけど、これも何かの縁、この地でもう一度、心身を鍛え直し、登山での眺望の中で最も美しいと称される冬山の景色をこの目で見てみたいと思っている。必ずや果たして見せるぞ。
いつかはこいつを履いて冬の八ヶ岳、歩きたい
⇒⇒⇒《その後のマイギア》スカルパ・モンブラン(2016.3.19)

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2013年11月9日土曜日

マグネシウムマッチ試し擦り

マグネシウムマッチを購入した。今年の雌阿寒岳での昼食時には、あまりにも風が強かったので、ライターではガソリンストーブになかなか着火できなくて、結局、予備として持参していた普通のマッチで火を点けることができたのだが、もっと良い方法はないのかなと思っての今回の購入。
部屋の中で試しに使用してみたところ、なかなか良さそう。でもその真価は、やはり強風下のところでなければ測れないから、次の山行で試してみようと思う。でもまあ、今回の試行はせっかくなので記録しておくこととした。

マグネシウムマッチ、初めて使うけど、使い方はいたって簡単。マグネシウムが含まれた心棒を付属のスクレーバー(削り器)でシャーっと擦ると、火花がパァーっと出るので、ガスを噴射しているバーナー部分に向けて擦ると、ガスに引火して着火できるというわけ。
他にも木くずなどに着火させる場合は、事前にマグネシウムをスクレーバーで削り、削りくずを木くずに載せて、そこに火花を放つと着火する仕組み。便利なものである。


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2013年11月2日土曜日

大人ザック 『ホグロフス OXO 70』

ゴツいショルダーベルト。使いこなすことはできるか?
来年はいよいよテン泊登山に挑戦してみようと思っている。そのためには装備を揃えなければならない。またまた大出費を覚悟しなければならない(げっ!)。テント、シュラフ、そしてザックなどなど。今回は、まずザックを調達した。いろいろと考えたが、さすがに山歩きを始めた時のような迷いはなく、というのも山歩きを始めてから今日に至るまで、実際に山で登山者が担いでいる姿を見たり、ショップ、ウェブ、雑誌などでそれなりの知識を吸収してきた。おそらく、多少は目が肥えてきたということなのだろう。

前置きが長くなったが、今回購入したザックは、『ホグロフス OXO 70』。70ℓのザックだ。サイズ(容量)については、テン泊もそうだが、さらには数日間の縦走も目指しているので、その辺も意識した。また、今のグレゴリーを使っていて多少不満を感じるんだけど、ポケットが多い方がやはり使い勝手は良い。それと、見た目のスマート感やカスタマイズ性も譲れない。結果、チョイスしたのがこのザックというわけ。
落ち着きのあるデザイン。素敵!
とまあ、言い訳がましく、それっぽい購入理由を並べたが。実を言うと、自分、「ホグロフス」というブランドに強い憧れをもっていた。何といってもその落ち着いたデザイン性。さすが北欧デザインといった感じ。その分といってはなんだが、お値段も他社と比較すると、やや高めの設定。そうはいっても自分もいいおじさんになっているので、このひとランク上のザックも似合う頃かなと思い、思い切って購入してみた。似合うだろうか、どうだろう。
ただ、このホグロフス、さすが屈強な北欧人の体格に合わせたデザインなので、装着する側もそれなりの体格でなければザックに負けてしまいそう。なので、これからは長期縦走に耐えられる体力作りに加え、ザックに負けない(?)身体づくりにも精を出そう。

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2013年10月26日土曜日

水と森のトレッキング『西沢渓谷』

思わず吸い込まれそうになる深い滝つぼ。
先日、久々に家族の元に帰った時に家内と二人でトレッキングに行ってきた。本当は八ヶ岳あたりを計画していたんだけど、あいにく天気がいまいちだったので、天候の影響が比較的少ない西沢渓谷をチョイスした。
この西沢渓谷、10km余りのコースを、前半は深い谷の沢沿いを、そして後半は昔、軌道として使われていた緩やかな登山道を森林浴をしながらてくてくと歩く、とても趣が深くスローなトレッキングコース。
豊富な水量の青く淀んだ滝つぼや、ところどころに色付き始めた森の木々、吊り橋の上から眺める谷川の清らかさ。久々に二人で歩いて見る景色はどれもこれも新鮮で、それでいて懐かしい感覚を覚えた。

やはり山歩きは二人がいい。あの流れがきれいだとか、そこの谷が恐いとか、子供の話だったり、お互いの生活のことだったり、そしてまた、その葉っぱが色付いてきたとか。お互いの呼吸を知り尽くした二人が、好きな時に好きなように話をしながら足並みをそろえて歩く。二人とも口には出さなかったが、「時間よ止まれ」と思っていたことだろう。少なくとも自分はそう思っていた。

いつか単身生活が終わったら、今までよりもっと二人で山を歩こう。今回のトレッキングでそう誓った。さあ、その時まで体力作りとトレッキングギア集めでも頑張ろうかな(ギア集めは余計かな...)。

 トレッカーが豆粒に見えるスケールの大きさ。足元には可愛いモミジが。

【Start西沢渓谷駐車場~滝の上展望台~Goal西沢渓谷駐車場】
総行程は、距離11.1km、出発地点標高1,036m、最高標高1,385m(滝の上展望台)、最低標高1,036m(駐車場前)、移動平均速度2.8km/h、総所要時間3h58m(recorded_by garmin)。

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2013年9月23日月曜日

活きている火山『雌阿寒岳』

山頂付近から望んだ火口の青池と阿寒富士
北の大地での山歩き第二弾は深田百名山の雌阿寒岳。天気予報は晴れ時々曇りで、期待大での出発。今回も事前にレンタカーを借りて登山口へ向かった。
登山口付近は、見事なアカエゾマツの林が続き、3合目あたりから早くもハイマツが顔を出し始める。この山、ハイマツ帯が続くが、雄阿寒岳とは違って眺望は良く、徐々に高度を上げていることが体感でる。また山頂付近は岩塊・砂礫地帯となっていて、バリエーションに富んだ山歩きを楽しめる。それほど傾斜もきつくないので、初心者からベテランまで皆、楽しめる山かな。この日もすれ違った登山者は老若男女合わせて数十人。

歩き始めは少し寒いくらいが良い。自分はいつもそう思って薄着で歩き始める。この日も長そでTシャツで歩いていた自分。高度を上げるとともに息も弾み、汗びっしょり。ところが、途中で頂上付近を見上げると、不穏な雲がすごい勢いで流れている。8合目まで登ると、やはり雲(霧)で周りは真っ白、なのに物凄い風。たまらず、持ってきたウールのTシャツとレインを装着。スントの表示は10℃だが、体感気温はさらに低い。山の天気は変わりやすいとはいうが、自分、こんな体験は初めてだったので、準備の大切さを改めて実感。ちなみにこの日は一日中、移動性の雲が切れぎれで流れてきて、頂上付近では常に風が強く、たまに雲が切れた時に眺望が利くといった日だった。

阿寒富士から望んだ雌阿寒岳。中央奥が山頂
さて、この雌阿寒岳という山、歩く前までは認識がなかったけど、現役の活火山。頂上はいわゆる火口の外輪山にあるのだが、そこに立っていると、「ゴーォォォッ!ゴーゥオー!」といった音を発しながら噴火口から火山性ガスを勢いよく噴出している。時折、雲が切れたときに見える火口付近の様子は、地獄谷とでもいうのか、その迫力は圧巻。正直、ちょっとビビってしまった。
この日、雌阿寒ついでにお隣の阿寒富士にも登ったんだけど、帰路を辿ろうとしたときに見えた雌阿寒の山頂付近の空の青さ。ふと、もう一度あの頂上に立ち、そこからの景色を見たいとの衝動が湧きあがった。そう思ったら、いてもたってもいられず、急きょコースを変更して、標高差250mをもう一度登り返すこととした。そしてしっかりとそこからの景色を目に焼き付けてきた。正解!大感動の景色。

この山の魅力を一言でいうと、何といっても山頂からの眺望。目の前に広がる荒々しい活きた火山の姿と、遠くに広がる湖、緑、山。機会があれば是非もう一度歩いてみたいと思っている。

【Start野中温泉登山口~雌阿寒岳~阿寒富士~雌阿寒岳~Goa野中温泉登山口】
総行程は、距離11.1km、出発地点標高710m、最高標高1,499m(雌阿寒岳山頂)、最低標高710m(出発地点)、移動平均速度1.7km/h、総所要時間6h43m(recorded_by garmin)。

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2013年9月14日土曜日

羆嵐(くまあらし)

これを読んだら、山に行けなくなるかも...
ヤバいものを読んでしまった。読み始めてからややしばらくしてそんなことを思った。
北の大地で山歩きをするならば一度は読んでおけと、懇意にしてもらっている先輩から勧められたのがこの「羆嵐」(くまあらし)。
時代は大正、場所は北海道北西部の天塩山地近くにある山間部の小さな村の話。実際に起きた事件を基に書いた小説ということもあり、内容は実にリアルで、読み手としても史実の記録を読んでいるといった錯覚に陥る。それだけに後悔先に立たずだが、本当にヤバいものを読んでしまったと思った。

羆(ひぐま)は、突然の遭遇でない限り、人を襲わないと思い込んでいたが、一概には言えないことがこの小説を読んで分かった。むしろ、人の肉を欲して人を襲うだなんて、とても信じられないことだ。でも、この小説では、一頭の巨大羆が人肉欲しさに最後には一つの村を壊滅させるまでに暴れまわる様子が克明に刻まれている。実に恐ろしい小説だ。

来週、天気が良ければ当地での2回目の山歩きをしてくる予定だけど、この本のおかげで、超ビビってる。先輩、とんでもないことしてくれましたね。

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2013年8月17日土曜日

高山植物の女王が植わる街

見ごろは過ぎたようだが、まぎれもなく女王様!
先日の衝撃の出来事。
というのも、自分、この街に引っ越してきてから、マンネリ防止のために、たまに通勤経路を変えて歩いているのだが、先日のコースに何と、あの高山植物の「コマクサ」が植えられているではないか。コマクサといえば、へたすりゃ標高3000mの高山にも生育する正に高山植物の女王。
それが、街なかの歩道の脇に敷き詰めている砂礫コーナーに(おそらく)自生している姿を発見したときは、自分にとって衝撃以外のなにものでもなかった。でも、まあ考えてみると、この街は夏でも肌寒いくらいだし、高山植物が低地に生えても不思議はないということか。もちろん、このコマクサのコーナー、他の植物が入り込まないように、しっかりと管理されているのだろうけど、それにしてもお見事としか言いようがない。

自分、正直言って、山でコマクサを見たことがなかったので、初コマクサが街の中だなんて、なんだかとても微妙な心境。次は必ずや、山の中で見たいもの。来月予定している山にも生えているらしいから、もしかしたら、本物と言っちゃなんだが、山でのコマクサに出会えるかもしれない。今から、とても楽しみ。

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2013年8月3日土曜日

最強の熊鈴

最強の熊鈴、っていうか熊ベル
今回の異動が決まりかけていた頃、こっち仕様のグッズとは何かと考え、真っ先に思いついたのが、いわゆる熊鈴。奥多摩でもたまに熊の出没情報が登山口などに張られることがあり、ソロでの山行には熊鈴を持ち歩いていた。
ただ、こっちはヒグマのメッカ。今までとは比較にならないほど熊の脅威が高まるはず。そう考え、ハイ・クリエイションの熊鈴を探し始めた。
熊ベル、先日の雄阿寒岳で役に立ったよ。
まずは、熊の知識をと、ウィキペディアを見たところ、ツキノワグマの体長120-180cmに対して、ヒグマは250-300cm。体重に至ってはツキノワグマの50-150kgに対してヒグマは何と250-500kgですと。出会いがしらの遭遇なんて、しゃれにもならない。即死だよ。
ということで、「より大きな音」、「より遠くに響く音」、そしてできれば「よりきれいな音」を求めて、いろいろと調べていたら、富山県の「ブラスワン」という熊鈴メーカー?のページに辿りついた。結構自信ありげなことを書いているし、記載内容もなかなか信憑性のあることばかり。ただ、値段は3000円オーバーと微妙。騙される時って、こうして騙されるんだろうなと思いつつもポチっと。

でもって、先日の雄阿寒岳ソロのときにデビューさせたけど、これが凄い。とにかく良く響いて、しかも澄んだ音色が煩さを感じさせない。熊鈴というよりむしろ「熊鐘(熊ベル)」。音量は、その日の雄阿寒岳登山者中、ナンバーワンだったと思う。むしろ周りに人がいるときは、迷惑になるかもと思って、外してしまったくらい。
とにかく、これからはこの熊鐘とともにこの北の大地の山々を駆け巡ることとしよう。どうか、ヒグマさん、この音にいち早く気づき、自分の前には出てこないようにお願いします。



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2013年7月21日日曜日

魔法の手作り虫よけスプレー?

たったこれだけで魔法の虫よけスプレーができる!
山は大好きだ。だが虫は大嫌いだ。
中でも蜂、虻、蚊。こいつらは、あんな小さな体で、この大きな人間に挑んでくる。人間が本気を出せばすぐにでも潰されてしまうのに、無謀にも戦いを挑んでくる。その無茶でしつこい虫が、自分は大嫌いだ。
低山中心に活動している自分は、この季節、こいつらに悩まされることがしょっちゅうである。耳のあたりに「ぶ~ん」という羽音が聞こえると、ゾクッとした寒気を覚えるので、虫よけスプレーは自分にとっては山に入るときの必需品。ただ、この虫よけスプレーにも欠点はある。蚊には良く効くが、蜂や虻にはほぼ効果なしといってよい。なので、これまではタオルを首に巻くなどして予防したり、やつらが近寄ってきたら、あまり刺激しないようにその場を急いで去ったりしていたが、休憩中にそんなことになると、体を休める間がないというか、そもそもブーン、プーンが気になって山の楽しさが半減してしまう。

こんな登山道はブーンにプーンなのです。
そんな折、ネットで「ハッカ油」による自家製虫よけスプレーの記事を偶然にも見つけた。これは良いと、早速材料を購入し、いざ山に行ってみたところ、なかなか良いではないですか。虫たちは、近くまで寄っては来るものの、自分に接触してくることはなかった。結局、一日を通して虫に刺されることはなかった。次回もまた試してみて、その効果のほどを確信に近づけてみたいと思う。
この手作り虫よけスプレー、汗で流れ落ちると、てき面に効果が落ちるらしいので、こまめにスプレーする必要がある。でもその位で、あの忌まわしい虫地獄から抜け出せるのであれば、お安いものだ。そうそう、お安いといえば、このスプレー、コスト的にも非常に優れている。100mlあたり100円未満ですと。
なんとも不思議なこの魔法の虫よけスプレー、もしかしてもしかしたら、スゴイ発見となるかも。

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2013年7月15日月曜日

北海道初登頂『雄阿寒岳』

雄阿寒岳山頂、1371m。初の北海道の山、感動です。
北海道の山は初めてだった。奥多摩を中心に歩いている自分にとっては、山の雰囲気の違いに「ふ~ん?」や「へ~!」の連続の山歩きとなった。
この日は、前日に準備していたレンタカーに乗り込み、登山口に到着したのは朝6時半頃。国道にはご丁寧に「雄阿寒岳登山口」といった立派な案内板があったので、場所はすぐに分かった。
駐車場は12~3台も駐車すればいっぱいになってしまいそうな小さなもので、あと2~3台で満車になるところ。セーフ!
歩き始めは、阿寒湖、太郎湖、次郎湖と、湖の間を縫うように歩き、少しずつ標高を上げていく。ここはさすが北海道、辺りはトドマツやエゾマツの林。スギやヒノキ林を見慣れた自分にとっては、何やら不思議な光景。その後、だらだらとした登りが続くが、4合目と5合目の間はこのコースにしては珍しく急登が連続する。4合目看板にも書いてあった「ここから5合目迄がガマン所」とはこのことなのだろう。
トドマツ林の登山道。さすが北海道!
この登山コース、その大部分が樹林帯域なので、展望はあまり良くない。5合目まではほどんどないといってよいだろう(5合目といっても標高1200m近くで、距離としても頂上まで7割方の地点)。ただ、その分、5合目あたりから時々望むことのできる雌阿寒岳、阿寒湖、偽ピークの景色は最高。この日は特に最高の天気だったので、展望の開けた場所に出ると、それまで鬱々としていた気分が一気に解放され、思わず「おぉお~!」と叫んでしまう始末。
頂上に着くと、いわゆる360度の大パノラマ。いつかは目指そうと思っている斜里岳、その奥には知床連山。逆を向くとなんと大雪山系までが遠くに望むことができた。大感動である。北海道の山もなかなか良いではないか。ああ、家内にも見せてあげたい。喜びを共有したい。ふと、そんなことを思った。

ただ、ここのコース、登山道が極端に狭いこともあって、5合目付近から山頂付近までは、一部に開けた場所はあるものの、基本、ハイマツのトンネルが続く。それ以外のところも草木が登山道に覆いかぶさっているところが少なくなく、多少のストレスは感じる。春とか晩秋の草が伸びていない時期に歩く方が良いかもしれない。まあ、それだけ本来の自然に近い形の山ということなのだろう。自分のようにきれいに整備された登山道ばかりを歩いていると、真の自然を忘れがちになってしまうけど、そこは当地でしっかりと自然との向き合い方を勉強することとしよう。

 8合目を過ぎた辺りにそびえ立つオベリスク? 写真中央の斜里岳とその左奥は知床連山。

【Start雄阿寒岳登山口駐車場~雄阿寒岳~Goa雄阿寒岳登山口駐車場】
総行程は、距離12.1km、出発地点標高421m、最高標高1,371m(雄阿寒岳山頂)、最低標高421m(雄阿寒岳登山口)、移動平均速度1.8km/h、総所要時間6h40m(recorded_by garmin)。

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2013年7月6日土曜日

釧路湿原国立公園『温根内(おんねない)木道』

どこまで続くのか、果てしない光景
自分、訳あって釧路湿原国立公園にいる。いや、行ってきた。
ここの湿原、テレビなどで誰しも一度は見たことがあるだろう、我が国随一の大湿原で、そのごく一部ではあるが、実際に見てきたところ、とにかくだだっ広い。それでいて国立公園なので、どこでも自由に足を踏み入れることはできないらしい。まあ湿原だから、入ったとしてもズボズボなんだろうけど。そこで、この湿原では各所に木道の散策コースを設けて、この大自然を少しでも感じられるようにしているというわけ。

先日自分が行ってきたのは、湿原の西側に位置する温根内(おんねない)木道。ここの散策コースは2kmコースと3kmコースがあるが、暇人の自分は当然3kmコースをチョイス。
ワタスゲ、サギスゲ、カキツバタ。ここは水生植物だらけ。
それにしても北海道の自然は雄大である。3km程度の短いコースではあるが、とてもでないが、この数行しか書かないブログに、その感動を書き記すことは不可能である。とにかく今まで見たことのない景色なのである。
日本にこんな景色があったのか。なぜ今まで見に来なかったんだろう。ああ、家族に見せてあげたい。太陽の日差しが照りつける中、緑の大地は、さしずめアフリカのサバンナを思い起こさせる(行ったことはないけど...)。ふと、何年か前に読んだ「沈まぬ太陽」を思い出す。
そんなことを考えながら、ただただ、遠くを見つめていると、気づかないうちにそばにいた観光客から写真を撮ってほしいと声をかけられ、ふと我に返る。

食虫植物タヌキモの花も咲いていた
仕事や普段の生活で、ちまちまと細かいことをやっている自分がたまらなく恥ずかしい存在に感じられ、この大自然がまるで自分のちっちゃなところを嘲笑っているようにも感じられた。
さあ、明日からはもう少し気持ちに余裕をもって、日々の生活に当たろう。この感覚は何なのだろう。田舎ボケ?それとも目から鱗?


【Start温根内ビジターセンター~温根内木道3kmコース~Goal温根内ビジターセンター】
総行程は、距離3.2km、行程中標高差7m、移動平均速度2.5km/h、総所要時間1h17m(recorded_by garmin)。

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