トレッキング初心者が始めちゃったブログ

【ここだけの話】『トレッキング初心者が始めちゃったブログ』 と、タイトル設定したけど、今のところ主な活動は、「山登り」、「山歩き」、要は登山ですね。これが実に楽しい。タイトル下にも書いたけど、本当に不思議なくらいにこの世界に引き込まれていく自分が突然として顔を見せた。自分はいい年齢(トシ)なので、余り危険なことをする気はないけど、若いうちにこの世界を知っていれば、もしかしたら冒険心みたいな気持ちに灯がともってしまったかもしれない。この「山の世界」、かなりお勧めである。

2012年4月8日日曜日

奥多摩中級コース『御前山』

御前山頂(1,405m)
今回行ったのは、奥多摩三山のひとつ御前山(ごぜんやま)。
JR武蔵五日市駅からバスに乗って登山口に向かい、そこから歩き始めて帰りは奥多摩湖寄りのバス停まで降りてきて、JR奥多摩駅まで戻ってくるコース。
コースガイドブックによると、このコースは中級コース。確かに今まで初級コースばかりを選んで歩いてきた自分にとっては、なかなか堪えた山歩きとなった。

さらにこのコース、ガイドブックには奥多摩側から登るコースを紹介しているが、そうすると帰りの宝蔵寺バス停からJR武蔵五日市駅までのバスが15時台の一本しかなく、時間的な融通が利かないと思ったので、逆のコース設定とした。結局この判断が功を奏し、思った以上に時間がかかってしまった今回の山歩きにも対応することができた。ちなみにこの逆コースの場合、境橋バス停から奥多摩駅行きのバスが14時から17時台までに6本もあるから助かった(それでも6本しかない...)。

それにしても総延長15kmを超すこのコースで、このうち10kmは上り坂、そのうえ山頂付近にはガッチガチの氷の階段が残っていたり、下りの北側斜面はぬかるんだ急勾配。どれをとっても、自分の乏しい山歩き経験では、初めての体験で、途中途中でずいぶんと休憩を取ってしまった。
でも、季節的に少し暖かくなってきたこの時期は、休憩中も肌寒さがなかったので、長めの休憩が気持ち良かったことも確か。なにも頑張って登るだけが山歩きの楽しみではないだろう。山にもいろいろな山があるのと同じように、登るスタイルもいろいろあって良いのではないか。なんて、年寄りじみた言い訳はこのくらいにして、今年はもう少し体を鍛え、いずれ上級コースにもトライしてみよう。

山頂の様子。足下グッチャグチャ。
のぼりの途中でのこの景色、堪りません。
かわいい道しるべもあれば、ヒヤッとするこんな注意も

今日の総行程は、距離15.5km、出発地点標高355m、最高標高1,405m(御前山頂)、最低標高355m(宝蔵寺バス停)、移動平均速度2km/h、総所要時間7h23m(recorded by garmin)。 

2012年3月26日月曜日

山野井孝有「いのち五分五分」

今読んでいる、山野井孝有の「いのち五分五分」という本。山野井と聞いてピンとくる人も多いだろう。そう、あの世界的登山家、山野井泰史の父上殿の著書である。
自分自身、これまで山野井泰史の名前こそ聞いたことはあったが、それほど強く注目をしたこともなかった。まさに「聞いたことはある」程度。
でも、その有名登山家の家族が書いたというこの本をたまたま図書館で見つけ、少し興味が湧いたので借りてみることとした。

山野井泰史というこの男、中学3年生のときに登山家になると家族に宣言してから、真直ぐに登山家への道を突っ走ってきた。途中、何度も大怪我をしたらしく、極めつけは2002年にヒマラヤ・ギャチュンカンで遭難し、そして奇跡の生還を果たしたが、凍傷で両手の薬指と小指、そして右足のすべての指を失った。想像しただけで自分も痛くなる。
泰史のご両親は彼の揺るぎない決意を前に登山家としての我が子の応援者にならざるを得なかったようだが、本心はさぞ辛かったことであろう。この本の中で、孝有氏は「成田空港ではいつも、もしかしたらもう会うことがないかもしれないとの思いが頭をよぎる」と語っているが、おそらく息子が山に行くたびに、毎度毎度、覚悟にも似たような気持ちで送り出したのだろう。母親もそうに違いない。なんて辛いことだろうか。私には耐えられないだろう。

山登りって、確かに楽しいし正直ハマる。しかも回を重ねるにつれ、目標はどんどん高くなる。レベルは別として私ですらそう思うのだから、純粋で真直ぐな若い人は、さらにそうであろう。でも、登山家(者)は、よく考えてほしい、自分の身を案ずる家族がいるということを。その岩を登る前に、その雪山に登る前に、そしてその決断をする前に思い出してほしい、命は自分だけのものではないということを。

この本のタイトル「いのち五分五分」とは、年老いた自分と山登りを続ける息子の命の長さが五分五分だという意味らしい。なんとも切ない親心ではないか。

いのち五分五分
読みながら時々胸が苦しくなります。

2012年3月17日土曜日

マイナー?でも良かった『本仁田山』

休憩中
休憩中の家内(初登場)
今週、休日出勤の振替休日があったので、家内と山歩きに行ってきた。
登った山は、「本仁田山」(ホニタヤマと読む)。マイナーな山のせいか、それとも平日のせいなのか、途中すれ違った人はおじさん一人(自分もおじさんだけど...)。でも、この山、奥多摩駅からそのまま歩いて行って鳩ノ巣駅に戻って来れるので、バスに乗る面倒くささはなく、お手軽。
さて今回歩いたコースだが、最初は植林域で、その後、雑木林をひたすら歩くところは奥多摩のほかの山と同じ。ただ、今まで歩いた山と違ったところは山頂に至るまでの登りが結構きつかった点。ところどころに緩登を交えながらも登山口からは基本、急登がひたすら続くうえに、先週末に降ったという雪が結構残っていて、足運びには相当気を遣って歩いた。お陰で翌日は若干の筋肉痛。情けない...。

でも、久しぶりにちゃんと(?)登った山は、澄んだ空気や眩しい太陽の光が、日常からの開放感を直接的に演出し、振り返ると望むことができる周りの山々により自然の雄大さを身近に感じ、荒くなる息遣いや次第に強くなる太ももへの負担すら何だか心地よく感じられた。そして静寂の中、遠くに響く「ゴォオーっ」といった風の音。ふと「山って良いな」と素直に思ってしまう自分がそこにいた。
今年は去年より多く山に行こう。今年は去年よりきつい山に行こう。そして今年は去年より山を楽しもう。家内と二人歩きながら、そんなことを思い「次はどの山に行く?」と、自然に会話も弾んでしまう。山、始めて良かった。

プチクライム本仁田山頂
コースアウトしてプチクライム。そして山頂。

積雪5cm
途中、この雪。軽アイゼンあったほうが良かったな。
鳩ノ巣駅周辺
鳩ノ巣駅周辺。春だ。正面は城山(760m)?
今回のコース
今日の総行程は、距離9.5km、出発地点標高339m、最高標高1,225m(本仁田山)、最低標高322m(鳩ノ巣駅)、移動平均速度2km/h、総所要時間4h56m(recorded by garmin)。 

2012年2月26日日曜日

『天狗岩コース』青梅丘陵

今年初の山歩き
今年初の山歩きは最高だった。

今年初めてのトレッキングに行ってきた。
やっぱり山は良い。といっても山ってほどの山ではなかったけれど...。
今日のコースはJR青梅線の宮ノ平駅から歩いて山に入り、3時間ほど尾根歩きをして青梅駅に出てくるコース。コースガイド本に載っていた初心者コースで、今年初めてということもあって、足慣らしとして選んだコース。正直、ちょっと物足りなさが残るくらいのコースだったかな。

このコースは、最初こそ沢登りを髣髴させるやや急な上りだが、20~30分程度で尾根に到達し、あとはダラダラとした尾根歩き。まあ、標高せいぜい400m程度の散歩コースだから、こんなもんかな。途中、このコースの目的のひとつの天狗岩では、青梅市内を一望でき、気分は上々。ただ、コース後半はごみ処理場の脇を歩くので焼却臭が漂ううえ、続いて墓地の脇に出ると喪服姿の皆様に出会ってしまったので、テンションはがた落ち。正直お勧めできるコースではないかな。
それでも、今年初の山歩きはやっぱり気持ちが良いもので、家内と他愛のない会話をしながらまさにテクテクと散策することができた。次はきついコースを歩こうねとか言ったりしながら。


どろどろ靴
昨日雨だったので、シューズはどろどろ

山って、景色も良いし、適度な運動にもなるし、長く続けられる趣味だな。スポーツなのかどうかは分からないけど、少なくとも自分たちのような奥多摩程度の山歩きは、スポーツとは呼ばないだろう。でも、この趣味は、それなりに筋肉痛にもなるし、ある程度の達成感は得られるし、身の丈に合わせて難易度を選択できるから、若い人からお年寄りまで様々な人たちが「山歩き」というキーワードの下、楽しめるのだろう。自分もあと、30年くらいはこの趣味を楽しみたいものだ。

山歩き後は、我がベースキャンプの吉祥寺いせやで家内と二人っきりの打ち上げ会。これもまた山歩きの楽しみの一つだな。っていうか、目的間違えないように気をつけなくっちゃ...。


天狗岩
なぜ天狗岩?

今日の総行程は、距離11.0km、出発地点標高56m、最高標高410m(赤ぼっこ)、最低標高43m(多摩川、和田橋)、移動平均速度4km/h(いつもの倍ですよっ)、移動時間2h43m(recorded by garmin)。

今日のレコード

2012年2月25日土曜日

ファーストエイドキット

先日、家内に貰ったファーストエイドキット・ポーチに早速、薬を入れてみた。これで、骨折しようがスズメバチに刺されようが、ドンと来いだ(...うん、空しいな)。
第一、自分の場合は、奥多摩あたりの比較的安全な低山に、天気の良い日だけ訪れて、しかも日帰りの山歩きなので、よっぽどのことがない限りファーストエイドを使うことはないだろう。それでもこのキットを準備したのは、まあ保険ってところかな。レインウェアなどと同じように持っていて安心というわけ。

ポーチ自体は手のひらサイズなので、それほど多くの薬が入るわけではないから、必要最低限の薬を入れるわけだけど、今回準備した薬は傷病の想定として、転倒時の切り傷・擦り傷・捻挫・骨折、下痢を伴う腹痛、頭痛、虫刺されなどなど。準備した薬は次のとおり。

・滅菌ガーゼ  ・テーピングテープ  ・ポイズンリムーバ(購入予定)
・包帯     ・ボルタレン(痛み止め錠)
・紙絆創膏   ・正露丸糖衣A    ・オロナインH軟膏
・バファリン  ・傷絆創膏       ・ムヒS

ポーチの中の薬たち
ポーチの中の薬たち。できれば使わずに済ませたいものです。
太っちょポーチ
おかげでポーチはパンパンです。

2012年2月18日土曜日

『マジックマウンテンのシットマット』とか

家内からバレンタインデーに山の小道具をもらった。
いったいどういう風の吹き回しか、数年ぶりのバレンタインプレゼントだ。それも、欲しかったマジックマウンテンのシットマットとドイターのファーストエイドキット・ポーチ。
正直、ちょっと、テンション上がるわ。春は確実に近づいてきてるし、そろそろ出番かな。

今週は用事があって無理だから、天気がよければ来週あたり今年の初登山に行ってみよう。もちろんシットマットとファーストエイドキットを持って。おっと、その前に薬を買わなくっちゃいけないか。
ところで、山歩きに携行する薬って、どんなものが必要なのだろう?包帯?絆創膏?傷薬?まあ、あとで調べてみることとするか。

そうそう、このプレゼントのお返しって、何がふさわしいのかな。やっぱ、山アクセサリーか?それとも、何だろう?う~ん思いつかない...。


バレンタインプレゼント
バレンタインプレゼント。早速使えそう!

2012年1月28日土曜日

私のザックはGREGORY Z40


背負ってみた感じ
背負ってみるとジャスト・フィット!

毎日こう寒くては山に行くどころか、外に出るのも億劫になる。
知り合いのクライマーに聞くと、この時期でも北アルプスに行ったりしているそうだ。凄い。

前にも書いたけど、ヘタレの自分は冬山に行く人たちの気が知れない。寒さを押してまで家を出る勇気(?)視界ゼロの吹雪が待ち構える道なき道。ああ、考えただけでも嫌になる。北国生活30年の自分にとっては、寒さや雪は生活の一部といいながらも避けたいもの。わざわざそこに向かっていく気が知れない。なので、しばらくは山はお休みですね。

ということで、しばらくの間、ブログネタはウェアや装備などのグッズネタが中心となるかな。そこで今回はザックについての投稿。ザック!...。う~ん、リュックのことをこう呼ぶと何だか格好いい。一端のクライマーにでもなった気分がしてくる。
さて、私が使っているザックは、「GREGORY Z40」(グレゴリーZ40)。こいつに決めた理由は、①ショップのスタッフさんに勧められた、②色やデザインが気に入った、③お買い得感があった、の3点が主なところ。

①については、当初ザックの知識が全くなかった自分がお店のザックコーナーで立ち並ぶザックを目の前に呆然としていたところ、親切なスタッフさんがザックの選び方を教えてくれた。内容は、大体こんなところかな。
・日帰りないしは1泊登山が中心の場合、30~40ℓのサイズが良いこと、
・体形に合わせるため、メンズ専用を選んだほうが良いこと(因みにカリマーは男女兼用らしい)、
・ウエストベルトが腰骨の上に乗るようなサイズが良いこと、
そこでGREGORY Zシリーズの場合、35ℓと40ℓがターゲットになるが、サイズ的にはどちらもほぼ一緒なので、だったら容量が大きく、しかも本室へのアクセスがボトムからも可能なZ40(40ℓ)がお勧めとのこと。
②については、自分、単純にブルーが好きだし、それと、デイパックのような軟弱なザックと明らかにその様相を異にする縦長のザックに憧れていて、GREGORY Zシリーズの場合、Z35以上がそれに当たる。
③については、このGREGORY Z40は、レインカバーがついているんだけど、それって普通別売りで3千円程度だから、これだけでもライバル製品と比べても十分にお買い得。

レインカバーポケット
レインカバーポケット。分かりやすい。

去年何度か実際に使ってみての感じでは、サイズがちょうど合っていたせいか、ウエストベルトはぴったりと腰骨にフィットしていたし、ショルダーベルトは厚すぎず薄すぎずで違和感はなかったし、暑い低山のトレッキングでも汗でザックが背中に張り付く感じが少ないと感じたし、さらには40ℓザックの割りに入れるものが少ない日帰りトレッキングの場合でもコンプレッションベルトを締めることで見た目の良さを損なわないなど、どれをとっても十分に合格点ですね。...って、GREGORYさん、上から目線でゴメンナサイ。

背あて面
フィット感抜群な背面。
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